東博で行われた顔真卿展と同時期(2019/1/2~ 3/3)東洋館にて行われた 「王羲之書法の残影―唐時代への道程―」の個人的なアーカーブ。展示作品と制作年を対応。今後の書の理解のために・・・・ ■展示概要 〇【連携企画】 〇東晋時代から南北朝、隋の時代背景 〇…
大盛況のうちに終えた「顔真卿展」 顔真卿を軸にした中国の書の流れを把握したあとは、第2会場に展示されていた、日本への影響や、中国の宋時代以降へのつながりについて心に浮かんでいたことを忘れないようメモ。 ■第4章 日本における唐時代の書の受容 〇三…
連日の行列待ち時間が伝えられている顔真卿展の《祭姪文稿》。それはいかなるものなのか。その前に、顔真卿とは? そして顔真卿に至る中国の書の歴史とは? をざっくりと頭に入れつつ、何が理解できていなかったかのかを覚書。 ■顔真卿について ■歴史の背景 …
東京国立博物館にて「顔真卿 王羲之を超えた名筆」が開催され、予想を上回る来場者が押し寄せています。書はよくわからない… 「わからない」超初心者が書を見て、なるほどと思ったことや、感じたことなどをとりとめなく覚え書き。 ■書体の変遷 〇書体の歴史 …
東京国立博物館にて「顔真卿 王羲之を超えた名筆」が開催。閉幕(2/24まで)が近づくにつれ、日に日に来館者が増え、待ち時間も伸びているようです。入館待ちが60分を超え、さらに話題の作品《祭姪文稿》を見るには、130分という日があるほどの盛況ぶり。 閉…
たばこと塩の博物館で行われている、「江戸の園芸熱 浮世絵に見る庶民の草花愛」のレポートがインターネットミュージアムにアップされました。様々な花が紹介されていますが菊にスポットをあてています。 ⇒たばこと塩の博物館「江戸の園芸熱」 | インターネ…
たばこと塩の博物館で開催されている「江戸の園芸熱 -浮世絵に見る庶民の草花愛-」の展示から、一大ブームとなった朝顔にスポットをあてて紹介します。品種改良ここに極めり!と言えるほどの変化朝顔。浮世絵ではどのように描かれているでしょうか? ■浮世絵…
たばこと塩の博物館で「江戸の園芸熱 -浮世絵に見る庶民の草花愛-」が、始まりました。(前期:1/31〜2/17 後期:2/19〜3/10) 江戸時代の園芸熱は、品種改良や仕立てなどマニアックで、ある意味偏愛ともいえるユニークな趣向が見られます。 いろいろな植物が…
静嘉堂文庫美術館で、2019年1月29日から開催の「岩崎家のお雛さまと御所人形」のブロガー内覧会が行われました。展示されたお雛さまの主役「岩崎家雛人形」について、由来や見どころ、そして素朴な疑問など、トークショーや人形玩具研究家 林直輝氏のお話か…
「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」が六本木の森アーツセンターギャラリーで始まりました(3月24日まで)。展示作品はなんと約480件(会期中展示替えあり)。しかし一気に公開ではなく4期に分かれて展示されます。いったい、いつ行けばいいのでしょうか? 注目…
落合さんの写真展、「質量への憧憬 ~前計算機自然のパースペクティブ~」 パースペクティブって? 美術の世界では「遠近法」と捉えられているようです。展示された写真から感じ取った「パースペクティブ」を集めてみました。 ■パースペクティブって? 〇パ…
落合陽一さんの写真展「質量への憧憬 ~前計算機自然のパースペクティブ~」が開催されています。彼が見ている世界観を、写真というメディアを通し覗ける絶好の機会。そこには何が見え、何を感じさせられるのでしょうか。「質量」に着目したという写真。写真…
日本橋高島屋にて「浮世絵最強列伝」が開催されております。会期は1月21日までと短期間です。アメリカの元軍人によって選ばれたコレクションの審美眼の高さは必見。初心者も上級者も満足させるラインナップは、浮世絵の歴史を体系的に学ぶ絶好の機会。 イン…
「美術は考えるんだ」というメッセージを残して終わった「マルセル・デュシャンと日本美術」。この展覧会で見た難解な作品、通称「大ガラス」。最初に見た印象は、時間とともに薄れてしまいます。それを忘れないように今年のうちにメモ。見たあとに周辺の情…
「千の技術博」の展示で「日本人は時間にルーズだった」という一言に遭遇。どういうことなのかと江戸時代の時間を追って、科博の「日本館」と「地球館」を再度、探索してみたらいろいろ発見がありました。 ■「時を知る -時計-」の見学ルート 〇 日本館1階…
いろいろ話題を振りまいた「マルセル・デュシャンと日本美術」 「美術は考えるんだ」というテーマの元、いろいろな人がいろいろに感じ、発信したものから目にとまったものをピックアップしました。 ■美とは何か? ■アンディウォーホールとデュシャン ■キュビ…
膨大なアイテムが展示されている「日本を変えた千の技術博」は章構成も8章と盛りだくさんのためどこをポイントに見たらよいかわかりません。そこで頼りになるマスコットが鬼龍子。鬼龍子君はどんな案内をしてくれているのでしょうか?追いかけてみました。 …
「日本を変えた千の技術」が国立科学博物館で行われています。会期は3月3日まで。ちょうど、折り返し地点にさしかかるところです。時間経過してしまいましたが、インターネットミュージアムにレポートしました。日本人は昔、時間にルーズだった!? どういう…
明治150年 産業の近代化の裏で大きく影響を及ぼしたのが万博への参加。そしてそのの準備として行われた国内の博覧会です。万博参加後に、内国勧業博覧会が行われ、日本の産業基盤を作りました。国立科学博物館の地球館2階で展示されています。写真で追いな…
ポーラ美術館では、「モダン美人誕生 ―岡田三郎助と近代のよそおい」が行われています。江戸から明治の変革期、女性のファッションは変化し「美人のイメージ」も変化しました。インターネットミュージアムにレポートしましたのでご覧いただけましたら幸いで…
今年は明治150年ということで、博物館、美術館ではそれに関連する企画が行われています。ウィーン万国博覧会は明治の幕開けとともに、近代国家を目指す日本にとって、世界へのアピールの場であり学びの場でした。たばこと塩の博物館で開催されている「ウィー…
「マルセル・デュシャンと日本美術」 頭に浮かぶよしなしごとのメモ ■美術は美しいもの ⇒ 考えるもの ■美はオリジナル 自作でないといけない? 〇デュシャンの影響は、ビジネスにも 〇デュシャンとアンディーウォホールの作品からの考察 ■アンデパンダン展出…
「マルセル・デュシャンと日本美術」デュシャンの生涯の活動を俯瞰して見ることができる1部に対して、日本美術と対比をさせた第2部への反応が、どうもよろしくない印象を受けます。第2部の日本美術とデュシャンについて考えたことをさみだれに記録。 ■第2部…
マルセル・デュシャンと日本美術のコンセプトは「考えること」 今回は、この展示を通して考えたことや、知りたくなったこと、調べたこと、過去の鑑賞とつながったことなどなるべく記録に留めておこうと思っています。3回目の再訪。展示のどこが気になるのか…
マルセル・デュシャンと日本美術は、折り返し地点をすぎ、残すところ約半月。便器がアートと言った人。その心は・・・? この展覧会のコンセプトは、美術を通して考えるということ。「なぜ便器がアート?」考えたことを記録しておきます。 【追記】(2018.11.17…
国民的風景画家と呼ばれた東山魁夷は、東山ブルーといわれる独特の「あお」を使ったことで知られています。東山魁夷が追い求めた青を集めてみました。時代を追ってその青はどのように変化してきたのか、魁夷の旅とともに追ってみます。 *写真の撮影は、主催…
下記追記しました(クリックで飛びます) ■追記(2018.11.05):68面の障壁画は繋がってた! ■追記(2018.11.07):唐招提寺障壁画の構成について ■追記(2018.11.07):障壁画の制作に関する取材 生誕110年 東山魁夷展が、国立新美術館で開催されています。…
大好評のフェルメール展にはいくつかのタイアップ企画があります。その中で個人的に注目したのは、スープストックトーキョーから販売されている「フェルメールの”牛乳を注ぐ女”のスープ」です。このスープが生まれた経緯などを、スープストックトーキョーに…
■追記:2018.10.10 ←追記しました(クリックで見ることができます)■関連情報 ←実際に行った人の情報のリスト ■1回の予約は何人? ■予約は目的の時間を前倒しで ■停滞時間はどれくらい? ■人の流れの波があるのでそれをとらえる ■立ち止まって列を流す ■鑑賞…
2018年10月6日(土)「デュシャの本質」と題した記念講演会が行われました。講師はマシュー・アフロン氏。フィラデルフィア美術館近代美術部門キュレーターです。4章構成の時代に沿って作品の解説が行われました。その中から印象深かった作品やお話について…