コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

2017-01-01から1年間の記事一覧

■2018年 行きたい美術展

2018年 行きたい美術展 ■1月 ■2月 ■3月 ■4月 ■5月 ■6月 ■7月

■南方熊楠:「南方熊楠」関連情報のかけらを整理(自分用覚書)

南方熊楠について、これまでの断片的な記憶と、絡まっていた糸をほどくための自分用メモ。 ■南方熊楠を知ったのは 〇2005年 庭園美術館の「庭園植物展」で 〇キノコの研究で紹介 〇「イチョウ」の研究をしていた? ■粘菌との出会い 〇キノコって何? 真菌? …

■三十三間堂:風神雷神像 俵屋宗達の《風神雷神図屏風》と見比べてみた

国宝展で展示された俵屋宗達の《風神雷神図屏風》 このモチーフとなったのは、三十三間堂にある《風神雷神図像》と言われています。国宝展で展示されている京博のお隣という位置関係だったので、合わせて見てきました。 ■風神雷神って? ■風神雷神の設置状況…

■国宝展:俵屋宗達 《風神雷神屏風》

今回、国宝展に訪れたのは宗達の《風神雷神図屏風》を見ることが一つの目的でした。2年前の「琳派 京を彩る」で、3つの風神雷神図屏風を見ました。その後、風神雷神図を場所を変えたり、違う作者のものを見てきたのですが、いくつか確認したいことが出てき…

■国宝展:雪舟 先入観なしに出会う3週間(ブルータスタイトル) 他

国宝展、終わってしまいましたが、わざわざ行ったので、感じてきたことを記録。雪舟の国宝、6点がそろい踏みが最大の売り。行った時は、展示替えで4点だったかな? 予習は特にせず鑑賞ですが《慧可断碑図》は4回目。何か新たなことを見つけられるでしょう…

■安藤忠雄:直島「南寺」 10年の時を経て視覚の仕組みを知る

「安藤忠雄展」は18日までとなりました。展示の中で、直島のプロジェクトが紹介されています。安藤建築との出会いは、多分、2006年、直島訪問の時から。その時に見た南寺。そこでの体験が今につながり、安藤忠雄展「光の教会」の物の見方にもつながっていま…

■安藤忠雄展:アラを探して下さい(音声ガイドより)

「 安藤忠雄展」 この手の展示は、回顧展が多い。まだ生きているうちにはあまり行わない 。これからがスタートと語る安藤忠雄は、音声ガイドで「アラがいっぱいある。それを探して下しさい」と語りました。 ■安藤忠雄を知ったのは? ■安藤忠雄について耳にし…

■twitterをはじめました

急に思いたって、twitterを始めました。SNSはしないつもりだったのに・・・ 時間がとられるだけと思っていたから。でも、あることがきっかけで気になり始めて、道具は使いよう・・・ 自分の目的に合わせて使えば使えるツールになるかも? 今朝、なぜか、やっぱり、…

■絵の見方:昼と夕方で見え方が違う!? 「カンディンスキ―、ルオーと色の冒険者たち」の一枚から

絵画鑑賞って難しいと感じる方は多いのではないでしょうか? 何を言いたいのかわからない。時代背景や画家のことを知らないと絵は理解できないと言われたりします。そんなことは抜きにして、同じ絵を「朝」と「夕方」で見たら違って見えました。いったいそれ…

■あこがれの明清絵画 館長によるギャラリートーク

静嘉堂文庫美術館で行われている「あこがれの明清絵画」 会期は12月17日まで。館長によるギャラリートークに参加しました。館長のご専門は近世美術です。しかし中国絵画も大好きとおっしゃるギャラリートークは、熱がこもった楽しい時間でした。ブロガー内覧…

■国宝展:大徳寺 曜変天目茶碗を見た!

幻の大徳寺 曜変天目茶碗の公開。衝撃のニュースが走りました。その展示は2期です。訪問を予定していたのは2期と3期。見事に一致しました。見たい作品を絞っていましたが、大徳寺の曜変天目茶碗もそれに加わりました。(2017.11.03) *追記しました 【追…

■典雅と奇想―明末清初の中国名画展 ゲスト・トーク参加

泉屋博古館分館で「典雅と奇想―明末清初の中国名画展」行われています。この企画を監修された板倉聖哲氏(東京大学東洋文化研究所・情報学環教授)によるゲスト・トークがあったので参加しました。この展示は、静嘉堂文庫美術館ともタイアップされています ■…

■国宝展:《松林図屏風》 「湿潤さ」「光」「風」を感じるということについて 

国宝《松林図屏風》 東博が所蔵している屏風が、京博の国宝展に2週間、出展されました。夏には東博では夏休みイベントとしてレプリカと映像が展示され、毎年行われている初もうで展では、来年の出品されません。とてもよくできたレプリカの記憶がまだのこっ…

■国宝展:第3期 長谷川等伯 久蔵 親子共演と「智積院」

旧あっという間に、国宝展も終わろうとしています。3期が終わるまでにアップするつもりだった松林図屏風の記事。ちょっと横に置いておいたら「国宝展」が終わってしまいそう。今年最大のイベント(?)国宝展。10年後、あの時見たあれは・・・を思い出すため…

■あこがれの明清絵画 ~日本が愛した中国絵画の名品たち~ エリアレポートに掲載

インターネットミュージアム エリアレポートにて、「あこがれの明清絵画 ~日本が愛した中国絵画の名品たち~」のブロガー内覧会レポートが掲載されました。 ⇒静嘉堂文庫美術館「あこがれの明清絵画」 | インターネットミュージアム 以下は、今回の展示 メイ…

■「美術・博物館LED照明講座」に参加しました

東京国際フォーラムにてパナソニックによるSUPER BOX2017が、11/15~11/17まで行われました。その中で学芸員、当該設計者向けの「美術・博物館LED照明講座」が行われ参加させていただきました。 ■気になる赤の色 ■どうやって赤を見やすくしているの? ■講…

■パリ・グラフィックロートレックとアートになった版画・ポスター展 「知識0からの鑑賞」

三菱一号館美術館で、「パリ グラフィックロートレックとアートになった版画・ポスター展」が開催されています。ブロガー内覧会が開催され参加させていただきました。しかし、ロートレックのことを知りません。そこで「知識0からの鑑賞」 会場でまず「何が…

■都内4美術館合同 2018年開催企画展 合同記者発表

「追記」しました。2017.11.19 ⇒日曜美術館 「漱石先生 この絵はお嫌いですか? ~孤高の画家 木島櫻谷~ 来年のことを言うと鬼が笑う・・・と言いますが、2018年に開催される都内の4美術館の合同記者発表が、パナソニック東京汐留ビル 5Fホールにて行われま…

■表現への情熱 カンディンスキ―、ルオーと色の冒険者たち プレス内覧会レポート

「追記」しました(2017.11.18) パナソニック汐留ミュージアムでは、「表現への情熱 カンディンスキー、ルオーと色の冒険者たち」が10月17日より始まりました。それに先立ち、プレス内覧会が行われ参加させていただきました。見る前から気になっていたカン…

■北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃

インターネットミュージアムにて「北斎とジャポニスム」のエリアレポートが掲載されました。ご覧いただけましたら幸いです。 ⇒国立西洋美術館「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」 さらに詳細について、下記にレポートしております。 現在、静…

■あこがれの明清絵画 ~日本が愛した中国絵画の名品たち~

「あこがれの明清絵画」と題した展覧会が、10月28日から静嘉堂文庫美術館で始まりました。開催初日にブロガー内覧会とトークショーが行われ参加させていただきました。見どころや着目点などを紹介しつつ、自分の中国絵画との関わりメモも兼ねております…

■大徳寺 大仙院 《四季花鳥図》はどんな空間に? 大仙院の《四季花鳥図》の正体?

大徳寺、大仙院の檀那の間にあるという《四季花鳥図》が、サントリー美術館で10月18日から公開されていました。昨年「禅とこころ」でも見ていて、なぜか気にかかった絵です。それが本来、どういう場所に置かれていたのかを知るというのが、今回の京都行の目…

■大徳寺・龍光院:曜変天目茶碗を所蔵しているのはどんなところ?

大徳寺は多数の文化財を所有しており、その一部は博物館などに寄託されています。サントリー美術館「狩野元信展」の《四季花鳥図》は大仙院、永徳の《花鳥図襖》は聚光院。国宝展の目玉《曜変天目茶碗》は龍光院の所蔵です。永徳の襖は国宝展でも展示されて…

■国宝展:3期始まる! 2期とは違う人の流れの変化をつかんで混雑を回避

国宝展、2期と3期を見てきました。2期最終日(29日)に出発。2泊3日ででかければ、一粒で2度おいしいことに気づきました。翌日、展示替えの休館日(30日)は、建仁寺、大徳寺など展示関連施設を見学。出会った人たちから情報を得ながら充実の3日間。…

■怖い絵:テレビ紹介後の混雑 鑑賞の順番

「怖い絵展」が盛況で、テレビでもその行列が報じられています。行こうと思っていた朝の番組でテレビ紹介。まいったなぁ・・・・ 果たして状況は? ■めざましテレビでとりあげられた ■時間調整 ■待ち時間 ■音声ガイド ■鑑賞のコツ ■感性で見る? 知識で見る?

■東京ステーションギャラリー:ユニークな企画、もしかして来場を拒んでる? 館長に聞いてみました

都内4美術館合同の2018年開催企画展発表の中で、訪れたことがなかったのが「東京ステーションギャラリー」 気になる企画もあったのですが、知らない画家ばかりで、一歩、足が進みませんでした。そこにはいろいろな思惑が?! 館長さんに直接、お話しを伺って…

■表現への情熱 カンディンスキ―、ルオーと色の冒険者たち 年譜

カンディンスキーとルオーの時代、美術の世界は玉石混合の過渡期でした。この時代の美術シーンと、今回の展示の主役「カンディンスキー」と「ルオー」の接点を、展示の解説やプレスリリースから自分の覚書用にまとめました。 ■「カンディンスキー」「ルオー…

■運慶展:金曜日の混雑状況と「 興福寺僧侶による運慶展ミニトーク」

東京国立博物館の「運慶展」がなかなか好評のようで、朝から行列もできているようです。混雑を避けるには金曜、土曜日の時間延長の日がおすすめ。そして、金曜日には興福寺僧侶による運慶展ミニトークも行われています。合わせて会場の様子をレポートします…

■サントリー美術館「天下を治めた絵師 狩野元信」 本物とレプリカの比較

インターネットミュージアム エリアレポーターをはじめました。 ⇒サントリー美術館「天下を治めた絵師 狩野元信」 | インターネットミュージアム 上記に掲載されましたので、御覧いただけましたら幸いです。 今回、展示された《四季花鳥図》は、所有している…

■狩野元信:四季花鳥図屏風(高精細画)

サントリー美術館の「天下を治めた絵師 狩野元信」で、きらびやかな金屏風が展示されていました。その金屏風は、ガラスケースには入っていません。どうやらレプリカのようですが、じっくり観察をしてみました。 ■レプリカを先入観なしに観察 〇描いたかのよ…