コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■サントリー美術館:《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》蓋裏 特別展示

国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》が期間限定で蓋を開けた状態で展示が行われいます。残念ながら本日まで[6月21日~26日]。それと同時に体験型ミニレクチャーにも参加しました。浮線陵がどのように作られているのか、その技術の高さがより伝わってきます。 体験教…

■2017年 鑑賞記録:覚書メモ

展覧会や講演会に行った際の、直後の感想メモ。ファーストインプレッションを忘れないうちに記録しておくためのメモ帳なので、ほとんど記憶だけで書いています。調べたり、まとめていると印象が変化してしまったり、そのまま記録せずに終わることも多いので…

■ かおりを飾る〜 珠玉の香合・香炉展:どう見ればいいのか? 「かわいい」から「興味のあること」へ

静嘉堂文庫美術館で行われている「かおりを飾る~ 珠玉の香合・香炉展 」 これは、茶の湯に関連した「香」に関する展示ということらしいのですが、「茶の湯」に「香り」を楽しむというプロセスってありましたっけ? どうも腑におちない気持ちを持ちながらの…

■静嘉堂文庫美術館:曜変天目茶碗を見た!(かおりを飾る〜 珠玉の香合・香炉展にて)

静嘉堂文庫美術館では「 かおりを飾る〜 珠玉の香合・香炉展」が行われています。茶の湯において香りを楽しむ道具に香炉、香合があります。それらの展示とともに「曜変天目茶碗」が展示されています。ここは、花より団子、香合より曜変天目。ということでま…

■静嘉堂文庫美術館:庭園散策(岩崎家玉川廟)

静嘉堂文庫美術館は国分寺から続く武蔵野の丘陵の豊かな自然の中に位置しています。美術品鑑賞もいいですが、庭園散策もまた別の楽しみがあります。シラサギが舞い降りるというサプライズや、ふかふかの土の感触を踏みしめながら、岩崎家の栄華だけではない…

■静嘉堂文庫美術館:アクセス(バス&徒歩)と庭園散策

6月17日(2017)から、静嘉堂文庫美術館では「珠玉の香合・香炉展」が始まります。あの曜変天目茶碗も展示されるということで注目です。それに先立ち静嘉堂の庭園散策をしてきました。美術館までのルートも歩いてみました。バスルートと徒歩ルートの詳細を紹…

■国立科学博物館:「地球館」で「大英自然博物館」関連展示

大英自然博史博物館展が好評のうちに幕を閉じました。出口に地球館の関連展示のパネルがあったのは目に入ったでしょうか? 系統だった展示と合わせて見ると理解が深まり、違う視点で捉え直すことができます。関連展示されていたものをご紹介します。 一方、…

■国立科学博物館:大英自然史博物館展 大人も子供もワクワクの世界

大英自然博物館展、会期2日前の滑り込み。午後8時まで時間延長されている土曜日を利用しました。さすがに最終日間近になると駆け込み多くなるのか、またお子さんづれも多かったです。 ■混雑状況 ■入館料 ■整理券の発行 ■ポケットガイドブック ■音声ガイド ■…

■建仁寺の障壁画について

京博で行われた海北友松展が終わりました。建仁寺には行かれたでしょうか? 忘れないうちにぜひ障壁画も御覧いただきたいと思い、建仁寺の障壁画についてまとめてみました。あの軸装された障壁画がどのような場所に設置されていたのかを見ると、一層、あの作…

■祇園 迦陵  花見小路で会席料理

建仁寺近くの祇園でみつけた会席料理のお店。今回で3回目の訪問です。懐石と会席の違い。こちらは「懐石」だとばかり思っていたのですが「会席」だったようです。しかし「茶の湯」や「茶碗の中の宇宙」を見たあとに味わうこちらのお料理は「懐石」を感じさ…

■ブログ:開設半年を振り返って

食べログからブログを移行して半年がたちました。半年運営してみて見えてきたことなどを記録しておきます。時々、突発的にアクセスが伸びることがあります。そこには何か、原因があるはずと思いそれを探ってみました。いくつかのパターンがみえてきました。 …

■横浜美術館コレクション展:「自然を映す」より松井冬子《世界中の子と友達になれる》

6月2日は開港記念日で、横浜美術館は無料観覧でき大勢の人が鑑賞していました。その中で、コレクション展で見た松井冬子さんの作品。昨年も見ていたのですが、全く違うものが見えてきました。その衝撃的な発見! 人は見ているようで何にも見ていないことを…

■はてなブログ 半年 運営報告する? しない?

はてなブログを開設して半年がたちました。はてなからもお知らせメールが届きました。運営状況を定期的に報告をされる方もいれば、この区切りで振り返って見る方、運営報告についてはそれぞれの考え方があるようです。私は、基本しない方針なのですが、半年…

■茶の湯:会期は明日まで 今、楽焼を振り返えってみると

特別展「茶の湯」が明日までとなりました。「曜変天目茶碗」だけ見ておけばいいや・・・と思ったのですが、たまたま遭遇した楽焼。本当に何も知らずに見た時の感想を記事にしておこと思いながら今になってしまいました。 ■長次郎 《無一物》 〇なにやら意味あり…

■「名刀礼賛-もののふたちの美学」ブロガー内覧会 刀ってみんな同じじゃない?!

泉屋博古館分館で「名刀礼賛-もののふたちの美学」が6月1日より開催。それに先立ちブロガー内覧会が行われました。刀・・・どれもみんな同じにしか見えない。どう見たらいいかわからない。そんな超・超初心者によるレポート。まずは「基本のき」を知ることか…

■怖い絵展:前売り券発売 お得なのはどれ? いろいろあって悩みます

絵画の解釈はいろいろ、こんな解釈があるのか! と驚きを提供し続けていらっしゃる中野京子先生監修による「怖い絵展」が10月7日、上野森美術館にて行われることが決定していました。その前売り券が、昨日、5月31日より販売されております。 【1】「中野京…

■海北友松展:龍を描かせたら世界一 最晩年のそぎ落とされた《月下渓流図屏風》

建仁寺で海北友松の龍に出会ってから、龍に注目するようになりました。まだ鑑賞経験は少ないですが、あの龍を超える作品には出会っていません。日曜美術館で友松は他にも龍を描いていたことを知りました。晩年、描いた龍は、私の一番を塗り替えてくれるので…

■海北友松展:作風の変遷 流れる血は武士ですが… 

海北友松展のみどころの一つは、初期から最晩年までの画業の変遷をたどる大回顧展であること。武士の家に生まれ、それゆえの因果な運命の中で出会った絵師という生業。その画業の変遷、境地を時代や、交流をする人とともにたどる展示です。角が次第とれ丸み…

■海北友松展:《雲龍図》本物と建仁寺の高精細複製品はいかに?!

建仁寺の高精細複製品と、本物はいかに違うのか? 昨年(2016年)2月に見てから1年以上たちます。記憶もおぼろげですが、まずは、京都国立博物館で軸装にされた本物を鑑賞。そして、翌日には建仁寺で「本物とレプリカを見比べる」というのが今回の最大の目…

■建仁寺と友松 海北友松って? 桃山時代の三巨匠の生没年でみる関係

海北友松との出会いは建仁寺の高精細複製品。この人すごい! これがレプリカ? だったら本物はどれだけ~? 本物を見る機会があったら私は絶対に行く! と思っていたら京都国立博物館で海北友松展開催。京都限定で東京への巡回はなし。次に見れるのは? と思…

■京都国立博物館へのアクセス & お得なパックツアー

京都国立博物館の「海北友松」展最終日に行ってきました。行きたいと思いながらもう無理とあきらめていたところに出会ったお得なパック。JR関係のツアーは、新幹線と美術展を組み合わせた掘り出しプランがあるので今後も要チェック。京博へのアクセスと合わ…

■東京近代博物館:「所蔵作品展」鑑賞記録 《騎龍観音》

近代美術館の常設展(所蔵作品展)の鑑賞記録。最初に見て思ったこと。解説を見たあとに思ったこと。人の感想を見て感じたこと。そして自分の作品の見方や見ているポイントが見えてきました。一つの作品からいろいろなことが見えてきます。 ■《騎龍観音》の…

■東京都近代美術館:収蔵作品展 ガイドツアー 

東京都近代美術館の常設展(収蔵作品展)は、あちこちで評判がよいのを目にしてきました。ところが、これまで企画展で興味があるものがなく、今回「茶碗の中の宇宙」にでかけるにあたり、やっと訪れることができました。最近注目されている対話型鑑賞も毎日…

■茶碗の中の宇宙:感想 「楽家の家系」と「生没年表」とともに

昨今の展示会「茶の湯」が目白押し。しかしその世界のことよくわかりません。楽茶碗も知らないのに、それらが15代すべて展示されても猫に小判なだけ。そんな者にも何かしら感じさせられる展示でした。わからない者に、この世界はどう見えたのか・・という点…

■茶碗の中の宇宙:割引チケット・終盤の混雑状況 館内利用のコツ

国立近代美術館で「茶碗の中の宇宙」の会期が5月21日に迫っています。今回の展示は2度と開催できないという触れ込みです。割引チケットや残りわずかの終盤の混雑状況。館内を利用するにあたって、ロッカーや食事、レストランの参考情報や、収蔵品展の利用の…

■鈴木其一:《夏秋渓流図屏風》 根津美術館にて2度目の鑑賞

サントリー美術館で見た《夏秋渓流図屏風》を所有美術館である根津美術館で見ました。2度目に見る屏風はどんな表情をしているのでしょうか? この屏風についてもいくつかの疑問があり、細見美術館の学芸員、岡野智子氏の講演会で、解明できました。 最初に見…

■鈴木其一:《風神雷神図襖》のトリビア

根津美術館にて、細見美術館の岡野智子氏による講演会が開催されました。昨年、サントリー美術館で見た作品についての解説があり、《風神雷神図襖》について疑問に思っていたことの答えが、講演会のお話の中にあったので紹介します。 ■講演会の概要 ■《風神…

■鈴木其一:《風神雷神図襖》鑑賞の変遷記録 & 抱一の《風神雷神図屏風》

根津美術館で岡野智子氏による講演会「其一と光琳」が行われました。その中で其一の《風神雷神図襖》の解説があり、新知見がいっぱい! それに先立ち、昨年の鑑賞記録と、抱一の風神雷神の第一印象などを、食べログ日記から一旦、掘り起こして思い出しつつ、…

■鈴木其一:夏秋渓流図屏風

現在、根津美術館で特別展「燕子花図と夏秋渓流図」が行われています。昨年、サントリー美術館で行われた鈴木其一展で、この《夏秋渓流図屏風》を見ました。館によって 展示の高さの違いがあったり、会期によっても変わったりと面白いことに気づきました。 …

■草間彌生展:スタートに戻って新たに見えてくるもの

草間彌生展の全体を見てから、再度、広い会場《わが永遠の魂》の作品を見ると、最初に見た作品とは違うものが目につきます。撮影したいと思う写真がなかったのに、撮影を始めていました。それらには共通点するテーマがありました。それは「死」です。 ■巨大…

■草間弥生展:【感想】現在につながる過去の作品 かぼちゃの歴史

膨大な作品《わが永遠の魂》の会場のあとに続く第二部 20世紀の草間作品。初期の松本時代から、ニューヨークに渡って東京へ戻り、20世紀を走り抜けた60年間を回遊しながら追体験します。そこには、第1部で見た作品のモチーフが、形を変えて見え隠れします…

■草間彌生展:【感想】お気に入りがない! みんな同じに見えるのはなぜ?

国立新美術館で行われている草間彌生展は、入口を入ったらいきなりドカーンと広い空間が広がります。そこに「わが永遠の魂」のシリーズが壁いっぱいに132点の作品が並ぶ様は壮観です。ところが・・・ 圧倒されるものの、この絵をどう見たらいいのかさっぱり…

■草間彌生展『わが永遠の魂』 開館延長の混雑 割引チケット 屋外展示

草間彌生の大回顧展が2月から始まり、いよいよ5月22日までと終盤に入りました。GW最終日、閉館が20:00までになった日の混雑状況や利用状況をお知らせします。また、わたしなりの見どころや楽しみ方のポイントを紹介したいと思います。 ■チケット売り場 ■割引…

■そごう美術館:ルドゥーテの「バラ図譜」展

ルドゥーテのバラは他の画家とは一線を画す点刻版の技法によりやわらかな表情を出します。今回はこのボタニカルアートと日本の植物画、点描、ルドゥーテのかかわった王妃マリーアントワネット、ジョセフィーヌを通してフランスの歴史に触れる入り口ととらえ…

■ブログ備忘録(2017.02.19設置)

ブログの設定変更の記録 管理上気づいたこなど ■ (2017.06.07) 追記したら日付は更新する? 【追記】(2017.06.08)日付は重要 【追記】(2017.06.08)検証できる力が必要 ■(2017.05.28) 新着記事リスト作成 ■ (2017.05.27) 情報は画像検索で探す ■(2017.0…

■海北友松:《山水図》(建仁寺) 間抜けな襖絵かと思ったら・・・

日曜美術館で海北友松の特集が再放送され、解説はありませんでしたがチラリと映った建仁寺の《山水図》 京都国立博物館の特別展覧会「海北友松」でも展示されています。《雲龍図》の勢いとは全く違うタッチの《山水図》 友松はこんな絵も描いていたんだぞ~ …

■海北友松:《雲龍図》 建仁寺の襖は****だった 

現在、京都国立博物館にて特別展覧会「海北友松」が行われています。2016年3月に建仁寺で、何も知らずに襖絵を見てその迫力に度肝を抜かれました。建仁寺で見た時の記録を再掲載します。 先週見逃してしまった日曜美術館の『日曜美術館「帰還!“奇跡”の名画…

■箱根「岡田美術館」利用について(入館料・割引・ランチ・アクセス・足湯・備品等)

数年前から『岡田美術館』の名が、耳に届くようになりました。2800円という高い入館料に尻込みしていましたが、やっと行ってきました! 「割引情報」や「裏技アクセス」「ランチ」「足湯」「備品」の準備状況、噂の「セキュリティー」情報など紹介します…

■東京国立博物館 特別展『茶の湯』《曜変天目茶碗》を見てきました

物議のあった曜変天目茶碗。世界に3つ。なかでも一番美しいと思われる静嘉堂文庫美術館の別名《稲葉天目》を東博で見てきました。この茶碗、見方を変えて物理学的に鑑賞したらどう見えるのか・・・という視点でレポートします。(「静嘉堂文庫美術館」は以…

■「挿絵本の楽しみ」《本草図譜》から広がる博物学の世界

「挿絵本の楽しみ」の トークショーで、この一冊は? という質問に橋本麻里さんは《本草学図譜》を上げられました。ところが、司書の成澤さん、館長の河野先生も、みなさん、この時代の博物学的な世界に強く興味を持たれているご様子。私も個人的に本草学、…

■「挿絵本の楽しみ」の楽しみ方(静嘉堂文庫美術館)

「挿絵本」と言われてもピンとこない方は、これまでに「こんな美術展を見たり」「こんなことに興味を持たりしていないでしょうか?」それならきっと楽しめます! というポイントを紹介します。「挿絵」から広がる深淵な世界、体験してみてはいかがですか? …

■「挿絵本の楽しみ~響き合う文字と絵の世界~」(静嘉堂文庫美術館)・・・内覧会レポ 

静嘉堂文庫美術館にて「挿絵本の楽しみ」のトークショーとブロガー内覧会が行われました。ゲストに橋本真理氏、館長の河野元昭氏、司書の成澤麻子氏、ナビゲーターが青い日記帳のTak氏という豪華顔ぶれ。このユニークな企画をどう見たらよいか、トークのお話…

■其一の《四季花鳥図屏風》との再会(黎明アートルームにて)

サントリー美術館で、衝撃的な出会い(?)をした《四季花鳥図屏風》 絵画のネームバリューや話題性に関係なく絵を見てくれそうな周囲の人に紹介すると反応はおおむね良好でした。そして、今年(2017年)4月に再会できるということで、楽しみにでかけました…

■サントリー美術館で見た鈴木其一《四季花鳥図屏風》

昨年(2016年)サントリー美術館で行われた『鈴木其一 江戸琳派の旗手』で最後の最後に登場した《四季花鳥図屏風》 こんな作品もあったのか! と度肝を抜かれた作品でした。その時の記録が、食べログの美術日記に記録していたので、こちらに移動させました。…

■スメタナ 我が祖国「モルダウ」と「スラヴ叙事詩」

ミュシャが「スラヴ叙事詩」を描くきっかけとなったと言われている、スメタナの「我が祖国」 なかでも第2曲「モルダウ」はスコアに各場面の情景を示すキャプションが添えられています。描写的な標題音楽ですが、その曲には、チェコの民族的な悲哀と、将来へ…

■「茶碗の中の宇宙」&「特別展『茶の湯』」がコラボのお得なチケット 

話題の「曜変天目茶碗」が、もうすぐ東京国立博物館にやってきます。気になるなら前売り券を用意したいところですが、現在開催されている、近代美術館の「茶碗の中の宇宙」にも興味があれば共通券があります。お得なチケットの紹介です。 東博の『茶の湯』に…

■ミュシャ展を見て・・・民族のアイデンティティーとは何かを考えさせられた

ミュシャ展を見て感じたことは、自国の歴史についてでした。スラヴの歴史はもちろん、日本の歴史を知りません。その国に住んでいる人たちは、自国の歴史は理解していると思っていました。自国の歴史が描かれた絵を見たらみんな同じ思いにかられるのかと・・…

■『椀の中の宇宙 曜変天目茶碗の研究と成果』

図書館でミュシャ関連の大型本を探していたら、焼物の大型本が目に入りました。そうだ、曜変天目茶碗の写真でも見ておこう! 今度、東博に静嘉堂の曜変天目も来るようだし・・・と思い、別の書架を見たら『椀の中の宇宙 曜変天目茶碗の研究と成果』という本…

■ミュシャ展の感想 スラヴ叙事詩は舞台装置!?

ミュシャ展を1日かけて鑑賞しました。そこから見えてきたこと、感じたことを紹介します。スラヴ叙事詩って舞台装置だった!? まるで舞台を見ているような錯覚に陥りました。 今回の目玉、スラヴ叙事詩は撮影できます。その写真を使いながら、思ったこと感…