コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

2022-01-01から1年間の記事一覧

■東京国立近代美術館:ゲルハルト・リヒター展 から「見ること」を考える

現代アートの巨匠、ゲルハルト・リヒター展が16年ぶりに、国立近代美術館で開催されています。様々な素材を用いて、具象、抽象表現を往復しながら、人がものを見て認識する原理を問い続けてきた60年。その足跡をたどります。 ■見るということについて 〇「も…

■神奈川県立歴史博物館:洞窟遺跡を掘る ー海蝕洞窟の考古学ー

神奈川県立歴史博物館で開催されている「洞窟遺跡を掘る ー海蝕洞窟の考古学ー」はちょっとユニークな展覧会。これまで見たことのないようなチャレンジがいくつもされていて、考古学のことがよくわからなくても見ているだけ楽しい展覧会です。 ■資料整理も展…

■サントリー美術館:大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―

大英博物館より珠玉の北斎作品が来日しています。会期終了までわずかとなり、待機行列も伸びている様子。版画で有名な北斎ですが、一点物の肉筆画の希少品、そして版画もよりすぐりの優品が来ています。それらをコレクションしたコレクターの目も見どころの…

■源頼朝の墓(法華堂跡) ~理解への足跡~

鎌倉幕府を開き、武家社会の礎を築いたと言われる源頼朝は大倉幕府の裏山に眠っています。その場所に何度か足を運びました。最初はよくわからなかったことが、次第にわかるようになってきました。わかりにくい言葉や史実、史跡を理解するプロセスを追ってみ…

■東京国立博物館:特別展「空也上人と六波羅蜜寺」

50年ぶりに東京で公開される六波羅蜜寺「空也上人」 会期も終了間近となってきました。少しずつ混雑も増えているようです。下見と情報収集のつもりでメンバーズカードで入館。急遽、鑑賞モードに突入しました。復習を兼ねてブログに記録。 画像の撮影ができ…

■ミロ展 ―日本を夢見てー【再訪】Bunkamuraザ・ミュージアム

「ミロ展 ―日本を夢見てー」Bunkamuraザ・ミュージアムもいよいよ大詰め。いろいろ確認したいとこがでてきたので再訪しました。 図録や『もっと知りたいミロ』、図録、目にした書籍を眺めながら紹介します。 ■もう一度、訪れようと思ったのは… ■浮世絵をコラ…

■ミロ展 ―日本を夢見てー(2) Bunkamuraザ・ミュージアム

Bunkamuraザ・ミュージアムで行われている「ミロ展 ー日本を夢見てー」が終了間近です。(4月17日まで。4月11日からは要予約)ブロガー内覧会のレポートを「物質性」に着目し紹介しました。 korokoroblog.hatenablog.com 上記で紹介できなかった作品について…

■ミロ展 ―日本を夢見てー Bunkamuraザ・ミュージアム

Bunkamura ザ・ミュージアムで「ミロ展ー日本を夢見て」が開催されています。ミロと日本の関係は、語られてはいたものの、検証はされていませんでした。お互いが思いリスペクトしあう関係。展示された様々な資料から、強い結びつきが明らかになりました。 写…

■サントリー美術館:よみがえる正倉院宝物 ー再現模造にみる天平の技ー

サントリー美術館で「よみがえる正倉院宝物展」が行われています。展示されている作品はすべて再現模造。科学技術の進歩により、再現制度が飛躍的に上がりました。古に技術を学び再現することで、オリジナルの精神や魅力の本質に迫ります。 この展覧会は、写…

■大倉幕府 頼朝が開いた初めての幕府 その大きさは?

源頼朝が鎌倉入りし、幕府を開きます。最初の幕府は大倉の地に置かれ、「大倉幕府」と呼ばれています。それはどのあたりに、どんな大きさで設置されたのでしょうか?その痕跡を追ってみました。 ■大倉御所の場所(推定) 〇鎌倉と大倉幕府のジオラマ ■鎌倉幕…

■「鎌倉殿の13人」 相関図・系譜で歴史を学ぶ

系譜「鎌倉殿の13人」を通して歴史を学ぼうと思っています。ところが人物関係が複雑で非常にわかりにくくて悩みの種。人物相関図がいろいろなところから提供されているので、これまで集めてきたものを一つに集めてまとめました。 ■相関図 〇大河ドラマ館相関…

■鎌倉殿の13人:自治体提供情報(散策マップ等)

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にちなんで、「ゆかりの地」や「登場人物」に関する情報が、各自治体で提供されています。人物や場所の詳細、散策マップなど充実していたのでまとめてみました。(神奈川の鎌倉近隣中心)これを機にゆかりの地に足を延ばすと、…

■イスラーム王朝とムスリムの世界 東洋館にて

東京国立博物館の東洋館で「イスラーム王朝とムスリムの世界展」が本日、2月20日まで。13室(第8~15章)を把握していなかったのでの終了間際に訪れました。今後、イスラームの歴史を学ぶ際のイスラム文化の広がりを知る資料として章別に写真を整理。 ■イスラ…

■「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」 特別展示「睡蓮:水の風景連作」

「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」が1月16日まで三菱一号館で行われていました。その際、国内で所蔵される睡蓮が3点が同時に展示されるという特別展示がありました。すでに終了しておりますが貴重な展示。メモを元に思い出し記録です。 会期末の夜…

■三菱一号館美術館:イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 《睡蓮の池》

三菱一号館美術館「イスラエル博物館所蔵 印象派 光の系譜」は大好評のうちに終了しました。現在、あべのハルカス美術館で巡回中です。タイミングを逃してしまいましたが、イスラエル博物館からやってきたモネの《睡蓮の池》について覚書。 この展覧会には昨…