コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

 >泉屋博古館分館

■うるしの彩り―漆黒と金銀が織りなす美の世界(自分用メモ)

泉屋博古館分館で行われている「うるしの彩り」で、講演会「漆器で愉しむ京(みやこ)の文化」が行われました。そのお話で気になったことや、調べたこと、過去の鑑賞とつなげた関連などランダムにメモ。 ■近代化の波 「京都」と「東京」の違い ■漆器関連の美…

■木島櫻谷 Part2 四季連作屏風 :《燕子花図》

根津美術館、泉屋博古館分館の両館で「燕子花」を見ることができます。似て非なる燕子花。オリジナルとそれを踏襲した大正時代、木島櫻谷の燕子花。比較してみるといろいろな発見があって面白いです。 ■燕子花図 〇木島櫻谷も描いた燕子花 ■似て非なる燕子花…

■木島櫻谷展:屏風は会場によって展示が変わる!

泉屋博古館分館で行われている「木島櫻谷展」3月20日から展示替えがあります。話題の《寒月》は全期展示されています。《寒月》について、インターネットミュージアムに記事を書きました。 上記で書ききれなかった部分を補足したいと思います。 *写真は主催…

■木島櫻谷展:櫻谷と漱石の酷評 年譜を重ね合わせて見えてくること

木島櫻谷の作品《寒月》を酷評した漱石。漱石の酷評の真意は? それを探ってみるため、木島櫻谷と夏目漱石の年譜を並べてみました。それによってみえてくること。知っているようで知らない漱石の横顔も見えてきました。 *写真は主催者の許可を得て撮影して…

■木島櫻谷展:漱石の酷評にまつわるいろいろ

密にブームの兆しが見える木島櫻谷。泉屋博古館分館で、生誕140年記念特別展『木島櫻谷』が、2018年2月24日から始まりました。注目は夏目漱石が酷評したと言われる《寒月》です。 その背景を探ってみました。 ■木島櫻谷との出会い ■日曜美術館で特集 ■日曜美…

■典雅と奇想―明末清初の中国名画展 ゲスト・トーク参加

泉屋博古館分館で「典雅と奇想―明末清初の中国名画展」行われています。この企画を監修された板倉聖哲氏(東京大学東洋文化研究所・情報学環教授)によるゲスト・トークがあったので参加しました。この展示は、静嘉堂文庫美術館ともタイアップされています ■…

■浅井忠の京都遺産ー科学知識の重要性を唱えた中澤岩太と図案教育を担った浅井忠

泉屋博古館分館で「浅井忠の京都遺産」が行われています。中澤岩太は旧態然とした伝統工芸から脱却し近代にふさわしい工芸を目指した京都帝国大学理工科大学教授。彼に声をかけられた浅井忠は図案化教授の道に進みました。工学博士、化学者だった中澤岩太の…

■浅井忠の京都遺産ー京都工芸繊維大学 美術工芸コレクション

浅井忠って誰? てっきり「あさいただし」かと思っていたら「あさいちゅう」なんですって! なんだか聞いたことある名前と思ったらそれは「荒井注」でした(笑) この人、美術界では有名な人なの? 何をした人? 聞いたことがありません。でも、解説に気になる…