コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

2020-01-01から1年間の記事一覧

■島根旅行記:松江・出雲 3回訪れて見えた目まぐるしく変わる山陰のお天気

宍道湖の夕日や、日が沈む聖地出雲。島根は夕日のスポットがいろいろ。山陰島根の旅は、「きれいな夕日を見る」というのも一つの目的となります。しかし実際に訪れると、夕日にはなかなかお目にかかれないことに気づかされます。「出雲」とは、その名のとお…

■島根県立美術館:野外彫刻 『WAVING FIGURE』 建畑覚造

島根県立美術館の前に広がる公園に、野外彫刻があります。いくつかある中で気になったのが、建畑覚造氏の『WAVING FIGURE』でした。いろいろな角度から見ていると、表情が変わり、面白い作品です。いろいろなアングルから撮影したので紹介します。 ■最初に見…

■宍道湖周辺の夕日スポット

宍道湖の夕日を見るスポットは、いくつかあります。美しい夕景に景観のポイントとなっているのが嫁ヶ島や袖師地蔵です。ぜひ、ここからも見ておきたいところ。また、ちょっと離れた場所にも、穴場的なスポットがあります。 *■島根県立美術館:夕日の見える…

■宍道湖の夕日を見るコツは? あきらめない チャンスを逃さない

夕日百選に選ばれた宍道湖。多くの人は訪れたら、きれいな夕日を見ることができることを期待しているはず。お天気に恵まれ、頻繁に見ることができるからこそ、百選にも選ばれたのだと思っていました。実は、晴れることが少ない地域だと判明。夕日を見るコツ…

■島根県立美術館:アクセス おすすめは徒歩&バス便利用時の注意

夕日がきれいに見えることで有名な島根県立美術館。 アクセス方法を紹介します。バス網が特殊なので、不慣れな観光者には、馴染みがないので注意が必要です。個人的におすすめは、松江駅から徒歩です。 *■島根県立美術館:夕日の見える美術館 アクセス&見…

■島根県立美術館:野外彫刻(岸公園)

島根県立美術館の見どころの一つ、夕日とともに、野外彫刻の鑑賞ができます。入館料なしというのもうれしい計らい。現代アートは一見、難しく感じますが、その時によって、見え方が変化し、好みでない作品のよさが見えてきたりしました。 触ることもできるの…

■小泉八雲 オープン・マインド

小泉八雲のオープンマインド(開かれた精神)が、彫刻としても表現されています。島根県立美術館の前に広がる岸公園に展示されており、八雲の生きた人生や、その思想を表していると感じられます。「オープンマインド」のモニュメントを見る側の変化を追って…

■小泉八雲 日本の庭 (『新編 日本の面影』)を読んで

八雲の著作『知られざる日本の面影』の中に紹介された「日本の庭園」を読みました。『新編 日本の面影』池田雅之訳による新訳で、14のブロックのそれぞれに書かれている内容を把握しながら、どのような文脈の中で庭が紹介されているのかを把握しようと思いま…

■小泉八雲旧居:日本の庭 著作や英文原作から探る

小泉八雲旧居は、八雲が暮らした家で、その庭が、作品の中で紹介されています。現作全体を読んでみたくなり、探してみた。ところが、いくつかの壁にあたり、翻訳者による違いや、英語と日本語表現の違いなど、わからないことが出てきました。八雲理解へのプ…

■小泉八雲旧居:八雲が愛した庭 著作「日本の庭園」との対比

八雲が松江で過ごした時に暮らした小泉八雲旧居。この家の庭は、八雲の著作『知られざる日本の面影』の中で「日本の庭園」として紹介されています。旧居内には、著作の部分をパネルにして展示しています。紹介文と庭を照らしながら庭を見てみます。 *自分の…

■静嘉堂文庫美術館:曜変天目 「磁州窯と宋のやきもの展」にて

今年度の静嘉堂文庫美術館の曜変天目の展示は3回。最後は「磁州窯と宋のやきもの展」にて展示されました。2020年1月18日(土)から3月15日(日)までの予定でしたが、諸藩の事情により、3月1日までとなりました。 曜変天目でちょっと発見があったのでメモ。 ■じ…

■島根県立美術館:柳宗理デザイン 美との対話

島根県宍道湖のほとりにある島根県立美術館では、2020年3月23日(月)まで、「柳宗理デザイン 美との対話」が開催されています。日本民藝館の館長をつとめた柳宗理の、多岐にわたる仕事を、インターネットミュージアムでレポートしました。 ⇒島根県立美術館…

■小泉八雲旧居:真冬の松江 夕暮れに差し込む光の中で

世界を旅した小泉八雲は、最後に日本に訪れ、松江で過ごしました。セツと出会い新居を構えたのがここ 小泉八雲旧居です。松江の寒さに住まいを変えたという逸話がありますが、松江の冬の寒さはいかほどだったのでしょう?夕暮れ時に訪れました。 ■松江で暮ら…

■北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美

東京都庭園美術館にて「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」が開幕。それに先立ち内覧会が開催されました。本展を監修された池田まゆみ氏のご挨拶から、見どころや展覧会への思いなどを交えご紹介します。 本展覧…

■特別公開「高御座と御帳台」 東京国立博物館にて

平成から令和へ。天皇陛下が国内外に即位を宣言される即位の礼で使用された「高御座」が東京国立博物館で公開というまたとない機会に遭遇できました。その記録を留めておきたいと思います。 ■高御座公開 ■長い待ち時間に ■予備知識・情報 ■セキュリティーチ…

■③出雲大社の巨大御柱「心御柱」「宇豆柱」の発掘からみえる高層神殿

2000~2001年(平成12~13)に発掘された出雲大社の巨大柱。この発見により、出雲大社が高層神殿であった可能性を高めることになりました。出雲大社内、宝物殿、古代歴史博物館の展示より、巨大柱とそれに関連する資料、高層神殿の模型など紹介します。 ■出雲…

■➁出雲大社の主祭神 大国主命と因幡の白兎

出雲大社の主祭神は大国主命。よく耳にする神様ですが、どんな神様なのでしょうか? また、因幡の白兎の話も有名です。どんなお話なのでしょう。八雲立つ出雲の国。そこに伝わる神話や神々について、現地に行って感じたこと、忌憚のない本音とか、疑問に思っ…

■①出雲大社を知識ゼロから理解 疑問を紐解きながら

縁結びの神様として知られる出雲大社。しかし、出雲大社のこと、全く理解できてません。何がわからないのかもわからない知識0状態から、どう理解していけばいいのか。沸きおこる疑問とともに紐解いていきます。 ■出雲大社って? ■神話の世界ってどうなって…

■島根県立美術館:黄昏の絵画たち 近代絵画に描かれた夕日・夕景

2019年のマイベスト1の展覧会が、島根県立美術館の「黄昏の絵画たち 近代絵画に描かれた夕日・夕景」でした。年を越してしまいましたが、展示内容や、興味を持ったこと、感想などまとめました。 ■20周年記念展「黄昏の絵画たちー近代絵画に描かれた夕日・夕…