コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

2017-01-01から1年間の記事一覧

■天下を治めた絵師 狩野元信:狩野派の系譜とその周辺の絵画との関係

狩野派の系譜、初代正信がお手本にした水墨画の流れ、2代目元信が取り入れた土佐派、そして琳派や桃山画壇の画家に関する資料。 ■狩野派系譜 〇簡略図 〇狩野派の略図と流れ 〇狩野派の系譜 〇狩野派の形成 〇狩野派 系譜 wikipedhia ■室町水墨画の相関図 〇…

■天下を治めた絵師 狩野元信:元信に学ぶビジネス戦略

美術を見る効用として、最近は仕事にも生かせるという着眼点があるようです。歴史ブームなどもそんな影響があるのでしょうか? サントリー美術館で「天下を治めた絵師 狩野元信」が行われていますが、この展示はまさに、絵画をビジネスの戦略で主流派に仕立…

■ザ・ロイヤルエクスプレス:職人技が光る走る美術館 車内の光にも注目

九州の「ななつ星」のデザインで一躍有名になった水戸岡鋭治氏が、関東圏で初めて豪華列車をプロデュース。職人技があちこちに投入され、技術の粋が詰め込まれた走る美術館ともいえます。車両の見どころなどスタッフの方から伺ったお話を交えて紹介します。…

■深海展:最後まで大混雑 研究者たちの挑戦

深海展もいよいよ最終日間近。招待券をいただいていたのですが、やっと訪れることができました。美術館は金曜の時間延長の日なら、比較的空いているというセオリーは、科博においては例外のようです。科博では金曜の17時からペアチケット割があるため、大行…

■ザ・ロイヤルエクスプレス:伊豆の海を見ながら静岡の食と料理人の技に舌鼓 BGMは波音と生演奏 

ロイヤルエクスプレスのメインイベントはお食事です。場所を変えて食堂車へ移動。気分、新たにこだわりのお料理を堪能しました。始めて出会ったエスプーマ料理ってどんな? 地元の素材を使ったお料理は絶品。様々な飲みものが用意されて、生演奏の音楽をBG…

■ザ・ロイヤルエクスプレス:応募と当選のコツは? 乗車せずに雰囲気を味わえる!

「ななつ星」で有名な水戸岡デザインの「ロイヤルエクスプレス」が横浜ー下田間を運行。九州に行かなくても豪華列車に乗るチャンス! 応募のコツは? 参加にあたっての疑問、そして当日のサロンの様子などを紹介。サロンはカフェとして一般利用も可能です。 …

■東本願寺・渉成園:茶室特別公開(2017.9.30まで)

京都駅近隣のおすすめの見どころが渉成園。現在、大政奉還150年を迎えたということで、これまで公開されたことのない茶室「蘆菴」が特別公開されています(2017.9.30まで) 東本願寺の飛地境内で京都駅から10分ほど。この機会にぜひ、おすすめです。 ■渉成園…

■滋賀に行ったら「ラコリーナ」ははずせない?!

滋賀県がほこる名物といえば・・・・ なんといっても「琵琶湖」です。では他に何があるか・・・・ 琵琶湖以外の魅力は? 1位が「クラブハリエ」なんだそう。本店が滋賀に存在することが県民にとっての誇りなのだと堂々と語られていました。この番組、てっきりケンミ…

■大津絵からの繋がりや広がり

大津に伝わる「大津絵」 頭の片隅にそのワードはあったものの、旅行先ではあまり気に止めることもなく過ぎてしまいました。ところが旅行から帰ると次々に「大津絵」というキーワードが飛び込んできて、その先、いろいろなつながりをみせてくれました。それを…

■びわ湖大津プリンスホテル:建物や部屋選び レストラン 和食「清水」を利用して

びわ湖プリンスホテルの基本情報について紹介します。ホテルの部屋の種類、建物の構造や立地によるロケーションの違い。部屋から見えた朝日やレストランからの夕日。利用した和食「清水」のお食事やサービスについて。とても満足できる宿泊でした。 ■建物に…

■びわ湖大津プリンスホテル:宿泊プランの内容とアクセス シャトルバスと大津駅観光案内所

8月の末に、びわ湖大津プリンスホテルに泊まりました。リーズナブルなプランで、なかなかよかったので覚書。秋の京都観光、宿泊場所がない場合の代替地にもできそうです。いろいろな特典もいっぱいでした。 ■格安プランの概要 〇特典1:ぶらりっとクーポン …

■京博 国宝展:アクセスは? 貸切内覧会もあります 割引チケット

話題の国宝展開催までカウントダウンが始まっているようで、いろいろな書籍なども目白押し。よくわかりませんが貴重な機会らしいです。行く予定の方は、どんな行程を考えているでしょうか? 参考にした情報などを紹介します。 ■国宝展って? ■混雑予測 ■貸切…

■『ニッポンの国宝100』の付録 トラベルケースの使いこなし

『 週刊 ニッポンの国宝100』が巷では評判のようです。そして創刊号の付録もまたスグレモノという噂が! 付録本、花盛り。とうとう国宝シリーズにまで付録で釣る作戦に出たか?! 果たして本当に使える代物? 使いこなしを考えてみました。 ■『ニッポンの国…

■浅井忠の京都遺産ー科学知識の重要性を唱えた中澤岩太と図案教育を担った浅井忠

泉屋博古館分館で「浅井忠の京都遺産」が行われています。中澤岩太は旧態然とした伝統工芸から脱却し近代にふさわしい工芸を目指した京都帝国大学理工科大学教授。彼に声をかけられた浅井忠は図案化教授の道に進みました。工学博士、化学者だった中澤岩太の…

■浅井忠の京都遺産ー京都工芸繊維大学 美術工芸コレクション

浅井忠って誰? てっきり「あさいただし」かと思っていたら「あさいちゅう」なんですって! なんだか聞いたことある名前と思ったらそれは「荒井注」でした(笑) この人、美術界では有名な人なの? 何をした人? 聞いたことがありません。でも、解説に気になる…

■生誕90年 加山又造展 ~生命の煌き  日本の美はデザインだった!

生誕90年 加山又造展~生命の煌めき|高島屋 2017年 2/22~3/6まで日本橋高島屋で行われていたのを見逃し、幸いに横浜高島屋で行われるとの情報を得ていたので楽しみにしていました。と言っても加山又造について知っていることは、山種美術館のエントランス…

■MIHO MUSEUM:「雪村 奇想の誕生」 波濤表現の源泉を見た!

雪村の奇想表現はとても特徴的です。その中で注目したのは、先割れしている波の表現。まるで人の手がうごめいているようです。この波、これまでにも見たことがあります。その記憶をたどってみると、源流は雪村にあり? を感じさせられました。 ■雪村の特徴的…

■MIHO MUSEUM:「雪村 奇想の誕生」 雪村って何者? 光琳が熱愛していた!?

藝大で行われた「雪村 奇想の誕生」がMIHO MUSEUMに巡回。いつか訪れたいと思い続けた美術館にやっと来訪。奇想の誕生という意味をやっと理解しました。あの光琳は雪村に熱愛状態だった!(続きを追記) ■MIHOミュージアムを知ったのは ■8年越しに来訪実現 …

■下田

■参考サイト ■東洋経済オンライン ■テレビ・新聞 ■鉄道レポ ■ブログ 詳細 ■公式サイト ■ニュース ■食事 ■下田開国博物館 〇バス時刻 〇営業時間 ~17:30 〇バス 17:13 〇下田ー横浜

■告知:第11回「 shiseido art egg」対話型審査会に参加して

第11回shiseido art egg賞 対話型審査会が、下記のとおり行われました。11回を向かえて初めての試み、審査員と作家の対話型審査を、一般聴講者にも公開するという新しいスタイルの審査会となりました。そのレポートです。 ■イベントについて ■進行 ■事前質問…

■吉田博展:あの空気感はいかにして版画で描きだしたのか?

なんとなく気になっていた版画家。川瀬巴水と似てる気がする。両者は同じ版画でも浮世絵とテイストが違います。この違いってどこからくるんだろう‥‥ そんな興味がありました。 ■混雑状況 ■1階で上映されているビデオがおすすめ ■版画はどうやって作成される…

■ジャコメッティ展:見えるまま感じるままに見た写真館

いつもは長い文章をだらだらと書いておりますが、今回は写真でジャコメッティ―展を紹介したいと思います。この展示のテーマはジャコメッティ―の「ビジョン」を知ること。ビジョンとは=視野 つまり「ものの見方」だと理解しました。 人それぞれに、作品への…

■学び:「本質」って何? ②ジャコメッティ展より「見たものを見たままに描く」とは?

本質とは? ジャコメッティ―の作品は、ジャコメッティ―の目を通して見えている姿。「見たものを見たままに描く」というのは、ジャコメッティ―の目にすぎない。それは彼の経験や人との交流、生い立ちなど様々な要因によってもたらされている。それが本質?

■学び:「本質」って何? ①美術館めぐりで見えてきたもの

ここ3日、美術展の梯子でした。美術展に行くとしたら、一日、一館。ほぼ一日中、閉館まで美術館にいるのが常。回ったとしても2館が限度。キャパの限界もあって、一日に何館も回って見るということはまずありませんでした。それなのに・・・ 招待券をいただ…

■告知:第11回 shiseido art egg」によせて(資生堂ギャラリー)

新進アーティストの活動を応援する公募展「shiseido art egg」の審査形態が11回目を迎える今年から変わります。審査員と作家との公開対話に加え、一般聴講者も交えた「新しい芸術文化の未来」について議論が行われます。審査会聴講に向けての意見や感想。

■びょうぶとあそぶ:尾形光琳《群鶴屏風》 レプリカの金箔は本物?

第一会場で等伯の《松林図屏風》を見たあとは、となりの第二会場は、尾形光琳の《群鶴図屏風》のインスタレーション。鶴と遊んだり屏風のお勉強ができます。フリーア美術館所有、門外不出のこの屏風を日本で見ることができるのはこのレプリカがあるからこそ…

■静嘉堂文庫美術館:かおりを飾る ~珠玉の香合・香炉展から  備忘録

静嘉堂文庫美術館「かおりを飾る 珠玉の香合・香炉展」の覚書。写真のストック

■びょうぶとあそぶ:長谷川等伯《松林図屏風》の世界に本当に風が! どうせ複製でしょ?とは思わずに・・・

長谷川等伯の有名な《松林図屏風》の展示。「どうせ複製でしょ・・・」そう思ってしまったら、そこで思考はストップ。目の前に繰り広げられるいろいろな仕掛けを見逃してしまいます。この展示には、いろいろが工夫がされています。ぜひ、それをみつける面白…

■静嘉堂文庫美術館:講演会「香りの文化史」 畑正高氏 

静嘉堂文庫美術館で行われている 「かおりを飾る~ 珠玉の香合・香炉展」の関連イベントとして畑正高氏による「香りの文化史」の講演会が行われたので参加しました。気にかかったキーワドをランダムに記録しておきます。 ■大盛況の講演会 ■講座の内容 ■香り…

■静嘉堂美術館:かおりを飾る ~珠玉の香合・香炉展から 「炉」と「風炉」について

静嘉堂文庫美術館で行われている 「かおりを飾る~ 珠玉の香合・香炉展」 会期は8/13と残すところ1週間を切りました。先日 「香りの文化史」の講演会に参加しつつ再訪したので、調べたことや感想などを記録。 写真はブロガー内覧会にて撮影したもので、写真…