静嘉堂文庫美術館 「かおりを飾る ~珠玉の香合・香炉展」も本日が最終日。内覧会で撮影した写真の掲載と覚書のためのメモ。
*写真はブロガー内覧会にて主催者の許可のもと撮影したものです。
今春の春から始まった茶の湯関係の展示や、関連企画。いろいろな方向からいろいろにつながって茶の湯の世界がちょっと見えた気がしたので、覚え書のメモ。
■仁清つながり
今年は仁清を攻略。「仁清」の名がついたら記憶にとどめていく。
【15】《色絵藻貝文香炉》
なんだか仁清っぽいな・・・ 京焼「岩倉」印
解説に「仁清風」とあり。 仁清の特徴つかめてきてる感じ?
【16】《色絵鳥兜香炉》
仁清? でもなんかこれ、違うよな・・・
解説:仁清風の色絵を発展
仁清のようだけど違う微妙な感じもつかめてきた? (笑)
【3】《銹絵白鷲香炉》
改めてサギを周回して裏から見たら・・・・
底部にある割れ目、つなぎ目が香台になっていたことに気づく。
ところで、作品展示の向きと解説写真の向きが違うことに気づいたけど、何か理由があるのでしょうか?
【88】《仁清ぶりぶり香合》
京焼 「仁清」印
前回気づかなかった仁清作 どんな作品だったっけ? と検索したら、ヤフおくから一杯でてきた。同じ作品がいくつもあるの? 値段も安いし・・・と思ってよく見たら「仁清風」でした。絵柄は仁清っぽい。
■京焼
〇野々村仁清
金森宗和の指導で有職故実意匠、小型動物型の名品残す
〇尾形乾山
舶来品の意匠取り入れ雅趣にとんだ香合
〇のんこう葛屋香合
のんこうは楽家3代目導入 通称のんこう。
「茶碗の中の宇宙」で釉の変化がはっきり認識。明らかな光沢を感じさせた作品。釉がガラス質・・・を感じさせられました。内覧会の時に見た時は気づきませんでしたが、この香炉にも光沢があり、ノンコウ の特徴であることを確認できました。
〇江戸後期
永楽保全・・・土風炉師 善五郎の11代(1795-1854)
仁阿弥道八・・・色絵は「尾形乾山、野々村仁清の再来」と言われる(1783-1855)
■香炉
〇菊蒔阿古陀形香炉
〇青磁香炉
■漆芸香合
〇堆朱雲龍大香合
見事な堆朱 香合にしては大判
〇堆朱三聖人香合