コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■みらい美術館:究極のガラス芸術 「エミール・ガレ展」ー作品解説ー 

みらい美術館で、究極のガラス芸術「エミール・ガレ展」が始まりました。期間は2021.3.5〜6.27。展示は、全てがアール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレ(以下ガレ)の作品です。「幻の名作」と言われていた「フランスの薔薇」大壺も再登場です。

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作品の見どころや、こだわり、技術的なことなど、学芸員の野依良之氏に伺いました。インターネットミュージアムにレポート致しましたので御覧いただけましたら幸いです。

www.museum.or.jp

興味深いお話をたくさん伺い、レポートできなかったことや、感想、補足を交えながら改めてご紹介します。(*個人的な備忘録も兼ねております。)

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みらい美術館学芸員 野依良之氏 工房作品の魅力を語る

 

 

 

■「みらい美術館」について

作品解説の前に、「みらい美術館」はどこにあるの?どんなところ?他の美術館とは違う設立理念などご紹介。

 

アール・ヌーヴォーアール・デコのガラス工芸品の美術館

みらい美術館は、アールヌーボー(19世紀末~20世紀初頭)とアールデコ(1910年代半ば~1930年代)のガラス芸術品を中心コレクションしており、年に3回ほど、企画展示を行ってきました。

小さい美術館ながら、毎回、見ごたえのある作品が並びます。他の美術館ではお目にかかれないレアな作品が登場するので、ガレやドームファンの間では、密かにささやかれており、知る人ぞ知る美術館です。

開館は下記の通り、週3日なので注意が必要です。

開館日:金、土、日の三日間のみ 
開館時間:午前10時~午後5時
HP:みらい美術館 - 公益財団法人「鶴見輝彦育英会」運営の美術館

 

〇見逃しそうな立地

場所がちょっとわかりづらいので、訪れた時に迷わないよう目印などをご紹介。最寄り駅はみなとみらい線新高島駅」みなとみらい学園ビルの2階です。

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駅から向かうと、ドレスが並ぶ店舗が入ったビルが現れます。ビルの前にある、青い歯科クリニックのサインが目印です。そのビルの階段をあがると・・・

 

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登った先、左手に入口があります。中は歯科クリニックでちょっと戸惑いますが、右手に、ミニギャラリーがあり、その奥が美術館です。

 

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小さな案内があります。

 

〇アクセスの詳細

下記にとてもわかりやすいアクセスが掲載されていました。

tsurumi-ikueikai.jp

 

〇小さな美術館ですが、ギュッと凝縮された館内

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展示室内

館内は、ご覧のようなこじんまりとした空間。場所的にも、広さ的にも、秘密の隠れ家のような美術館です。さっと見てしまえば、15分もかからないかもしれませんが、秘密を探り当てるとどっぷり浸ってしまいます。

 

 

■なぜ歯科クリニックの中に美術館が?

〇創設者の思い

このビルは「学校法人鶴見歯科学園〈現、みなとみらい学園〉」の中になります。創設者は歯科学園の経営者で、ガラス工芸品の収集家、鶴見輝彦氏(故人)のお考えで、地域の方々だけでなく、学生のための美術館という目的を持っています。

歯科技工とガラス工芸には焼成、研磨、色調」という共通点があります。また歯の美しさだけでなく、いろいろな美を吸収し自分の技術にも生かすために、芸術的な要素、感性といった資質も重要と考えていらしたそうです。昨今、歯科の世界では、審美歯科に注目が集まっています。審美眼を常日頃から鍛えられるようにという配慮があったと言います。

 

〇学生時代に審美眼を鍛えることの大切さ

芸術作品にいつでも触れられる環境の中で、学生時代を過ごすという恵まれた環境。しかしその意味を学生時代に気づけないことが多いのではないでしょうか?私も医療系の学生時代を過ごしました。美術とは全く無縁の生活でした。たとえ環境が与えられたとしても、ピンとこないし、実験やレポートで忙しい毎日。芸術鑑賞に目を向ける余裕などありませんでした。

でも、今ならその価値や意味を十分、理解できます。学び舎の近くに美術館が存在する。興味がなくても、見続けていれば、何かが少しずつ蓄積されていくと思われます。

のちに社会に出て思いもかけない何かと結びついたり、ヒントになったり、その存在のありがたさに気づけるだろうことは、想像できます。今からでも遅くはないと、機会を持とうと思っています。

 

〇ガレの背景と作品

歯科技工士と、ガラス工芸に見る共通点。私がガレに興味を持った理由も、似た側面がありました。ガラス工芸とは化学反応によって集積したものだと理解したからです。化学反応によって発色する色の数々、こんなにも複雑な造形物を作り上げてしまうこと。

試験管内で起こる反応、あの化学式が、このような色や形を生み、アートとして成立するという驚き。それは自分が理解していた世界を、別の方向から形を変えて見せてくれたようで、世界観が大きく変化しました。

さらにガレが植物学者で論文まで発表しているガチな研究者であったこと。科学的な知識を背景に持ち、創作活動をしていることに強く惹かれました。

そしてこちらの美術館の設立理念に触れ、医療系の学校の創始者が、審美眼を鍛えるために開設したというということも、強く惹かれました。自分の学生時代に経験できなかった分、それを埋めるかのように、企画展毎に足を運んでいます。

 

 

■存命中の作品と没後の工房作品

ガレの作品は、一般的に1904年の没年を境に、「生前」「没後」に分けて捉えられます。みらい美術館では作品プレートの表記を下記のように分けてわかりやすく記載しています。

生前:(   ~1904年) ⇒エミール・ガレ
没後:(1904~1931年)
「ガレ」 工房作品・・・親族が経営

骨董商の間ではよく、生前、没後という見方をされるそうですが、ガレファンの間でも、生前作品を特に好まれる方もいらっしゃれば、没後の作品の中でも、ランプが好きというように、特定のアイテムを好まれる方・・・ 同じガレの作品でも、それぞれ好みの違いがあるそうです。

 

〇生前作品も工房作品?

「工房作品」か「生前の作品か」それについて次のようなお話を伺いました。

ガレの生前作品も、「工房作品」と考える捉え方もあるそうです。ガレは制作にはタッチはしていません。あくまでプロデューサー的な役割で、制作の指揮監督をする立場です。数年、ガラス制作を学んだことはありますが、その程度では、一連の作品を作る技術には及びません。

(版画家の吉田博や葛飾北斎は自らも制作の技術を持ち、指揮監督をしていたので、ガレも技術は持っていて、指揮をしているのだと思っていました。)

これらの作品を成し得たのは、分業ですすめられる工程の、それぞれの担当の技術の高さによって支えられていました。その技術を維持したのが、プロデューサーであるガレの力です。

バカラなどから優秀な技術者をハンティングし、ガレが求める高いクオリティーの技術者に鍛えあげました。バカラのガラス彫刻は「沈み彫」と言われる作り方で、モチーフを彫って表現します。一方、ガレは「浮彫」で、デザインが浮くように回りを掘るので、難易度は各段の違いがあります。

才能ある人材を見出し、育てながら、市場のニーズを感じ取って、新しい技術も開発し、作品作りをしていました。トータルプロデュース能力に秀でていたのです。

(検査技師も、脳波やCTなど高い読影技術を持つ医師の元にいると、撮影の質が求められるため、技術も高くなると言われています。)

そのように考えると、生前の作品もガレは制作していないので、工房制作したことと同じと考えることもできるというのです。

作品に対する好みは、それぞれ。生前でも、工房作品でも、今回はいずれも楽しめる展示となっていると思いました。数の上では、工房作品の出展数が多くなっています。しかし、生前の作品も、網羅的に揃っており、いずれの好みも満たしてくれる展覧会だと言えます。

 

〇展示構成

今回、メインとして扱われている工房作品は、展示室の周囲を取り囲むガラスケース内に並んでいます。 

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入って右手の壁面には、工房作品のランプが展示されています。 

 

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生前の作品は、中央のガラスケース内に集中しています。

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■生前作品

生前に作られた作品は、年代順ではありませんが、ガラスケースごとにテーマに沿って展示されています。

 

〇エナメル彩 1880年

会場に入って左側のケースが一番、古い作品です。透明ガラスにエナメル彩で装飾がされたガレ初期の特徴的な作品です。

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初期エナメル彩作品

 

モチーフはイモムシや、蚊、ゲンゴロウなど昆虫や水辺の生き物です。 

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ヨーロッパでは、昆虫などは下等な動物として描かれることはありませんでした。自然を愛したガレは、小動物にも目を向け、好んで作品に取り入れました。活き活きとした表現は、自然を愛したガレの根源的な眼差しが、初期から発露しているように感じられます。

奥の作品は酒器です。日常使うものにも芸術性を求めたガレの姿勢を伺わせます。

こちらの作品は1880年代の作品で、ガレは1878年の万博に出品し、月光ガラスで銅賞を獲得しました。そのあとの作品です。この時代のガレは、ガラスは透明であるべきと考えていました。

 

〇蘭のコーナー

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蘭をモチーフにした作品

ガレは植物の研究者としても有名で、3000種ほどの植物を自庭で育てていました。なかでも蘭の研究に力を入れており、論文を発表するほど。このケース内は、違う種類の蘭をモチーフにした作品です。

透明ガラスから色ガラスを重ねた作品へ変化しています。

 

〇海の生物をモチーフにした作品

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海洋生物をモチーフにした作品

生物学にも興味を持っていたガレは海の生物もモチーフにしました。海底二万里(1870年)などが出版されたことに端を発し、未知だった海の世界へ感心が高まった時代背景があります。

 

〇世界に2つだけの紅葉葉文花器

一見、地味で華やかさがなくシンプルな作品に見えます。が、この作品は、マルケトリーというガレが1897年に特許をとった超絶技巧が使われており、世界に2つしかない希少な作品です。

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紅葉文花器 1900年頃

所蔵するもう一つの美術館は、ガレの作品を多く所蔵していることでも有名なフランスのナンシー派美術館です。

マルケトリーは象嵌とも言われ、象は「かたどる」嵌は「はめる」という意味があります。葉の部分を別に作りはめ込んでいます。一つの素材に異質の素材をはめ込むという非常に高度な技術です。

 

ジャポニスムを感じさせる花器 

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雪中雀文花器 1898‐1900年

雪が降り積もる竹に雀。和のテイストを感じさせる作品です。 シーボルトが日本の植物を持ち帰り、ガレも多くの日本の品種を育てていたと言います。ガレが日本の影響を受けていたことが伺える作品です。

近づいてよく見ると雪がふっくらと盛り上がっています。日本画の雪を胡粉で盛り上げて描いたようにも感じられます。 

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雪中雀文花器 1898‐1900年 部分

その一方、側面には、 メダル装飾があり、その回りには讃美歌の一説が描かれる和洋折衷です。クリスマス用に制作されたもので、西洋のクリスマスイベントに日本の図柄を用いたガレならではの世界観が表現されています。

こちらの作品、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。北澤美術館にも同様の花器を所蔵しています。2016年、庭園美術館の「ガレの庭」で展示されました。

基本のデザインは同じですが、鳥の位置など微妙に違うそうです。ガラス作品は、温度の変化や諸条件で表情が変化します。それに合わせて絵付けも微調整した配置になっていると言います。

この作品は限定品というよりは、注文によってクリスマスギフトとして作られ、50ほど制作されたのではとのことでした。

 

〇ガレの集大成

1889年・1900年のパリ万博でグランプリを受賞しました。1900年から1904年に没するまでの期間は、ガレの円熟期で、最高傑作と言える作品が、生み出された時期です。

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ガレ1900年以降、円熟期の作品

左側の作品は、一見、シンプルに見えますが、緑の生地はウランガラスで、蓄光作用があります。明るいところで光をためて、暗くなると光る性質があります。バラの蕾はアプリカッションという溶着の技術が使われています。

 

 

■工房作品

今回の展覧会でメインとなっている、没後に制作された「工房作品」。花器やランプなど、約50点のうち30作品ほどが展示されています。ガレの「工房作品」がお好きな方には、見ごたえのある充実したラインナップの展示だと思われます。

個人的には生前の作品が好きなのですが、みらい美術館で見る工房作品は、他で見る工房作品とは、何かが違うと感じていました。それは、表面の細工がとても繊細で細やかだということです。

 

みらい美術館で展示される工房作品の特徴を伺いました。

〇大きい作品

大きな作品がセレクトされています。

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ガレ工房期の大型花器

大きいと言われても、最初はその価値にピンときませんでした。それは、今の時代、大きなものはいくらでも、機械的に作ることができてしまうからだと思われます。

大きさに見慣れているため、驚きがそれほど感じられないのかもしれません。ここにガレの時代と今の時代の価値基準にギャップがあることを理解しました。

それは制作方法を理解することでも見えてきます。吹きガラスという製法は、溶けたガラスを吹き竿の先にとり、吹き込んでふくらませます。この方法は、融けたガラスを大量にとって、一気に膨らませて大きなサイズにすることができないそうです。何度もとっては吹き、吹いては取るを繰り返して、次第に大きくしていきます。

その間に破損してしまうものが多く、大きなものはごく少数しか残らないのでした。そのため希少で非常に高価となり、なかなか買うこともできません。大きな作品は所有者も少なく希少なものとなります。 

 

〇発色のよい作品

2つのクレマチスの花をモチーフにした花器があります。

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2つの花色で比較すると、左のクレマチスの発色の方が、各段によいのだそう。ガラス作品はちょっとした条件の差、温度や時間で、劇的に発色が変わります。創始者の故鶴見氏は、数ある作品の中から、より発色のよい作品を選んで蒐集されてきました。

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同じテーマのクレマチスですが、左の色のグラデーションに対して、右は色が抜けており発色が甘いと言います。

 (最初、右の方が浮彫の陰影があり、一見はっきりしていて、左がぼけているように感じていました。しかし、色だけに着目すると、右の色は確かに色抜けしています。しかし色抜けも色の濃淡の妙と捉えることもできるのでは?と考えながら、何をどう美しいと感じるかという「審美眼」について考えていました。)

 

〇細工が繊細

みらい美術館の工房作品は、カットの繊細さが際立ちます。

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左のアイリスの花の繊細さをご覧ください。鶴見氏が数十年かけながら、フランス現地でいいものだけを厳選してきた完成度の高い作品です。

 

 

〇大きな作品へさらなる加工

大きな作品は作ることが困難です。その上に加工が加えられています。色ガラスを重ねる「被せガラス」という技法で、3層構造に重ねています。その部分に彫刻をすると、彫る深さによって表に出てくる色が変化します。

また腐食剤を用いて、ガラス表面をザラザラに腐食した状態にします。その時、図柄の部分は、腐食しないようマスキングをしておきます。

制作が困難な大きなガラスを作った上に、細かな加工を重ねるのですから、その途中で破損してしまう危険がより高まります。そのため大きな作品の細工は、甘くなってしまうのは当然なのでした。しかしこちらで蒐集されている作品は、非常に繊細な加工が幾重にも重ねられたプレミアムなものばかりです。

1990年代バブルの頃、ガレの人気は非常に高くたくさんの工房作品が日本にも入ってきたそうです。工房作品のクオリティーを見極める目が養えそうです

 

〇風景文の繊細さ

黄色、水色、紺色の色ガラスを重ねる「被せガラス」の技法に、カメオのような浮彫で、風景の図柄を浮き彫りにしています。これらの細かい工程は高い技術を要します。

日本の山水画の影響も感じられ、コモ湖の風景ですが「和」の雰囲気も伝わってきます。木立の部分に細かな彫刻がされており、これは酸化腐食による彫刻です。

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それだけでなく遠景の山の部分にも、よく見ないとわからない繊細な浮彫が見られます。

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レオナルドの空気遠近法をガラスで表現したかのようです。また近影を手前に大きく配する日本的な遠近法の構図も取り入れ、鳥が大きく描かれています。

この作品は、ガレ社で販売された作品で最高額に属する作品です。

 

〇スフレ技法の妙

ガラスを吹いて制作する方法の他に、ガラスを型に入れて吹く技法がスフレです。型の文様が立体的に表現されます。

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この技法は1925年のアール・デコ展で発表されましたが、制作されたのは、1931年までの6年間だけ。非常に高額でそれ以後、制作はされていません。

 

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シャクナゲが、型によって浮かび上がっています。それだけでなく、花の中央部が発光しているような輝きがあります。

 

スフレの作品は、他にも「カラーリリー文スフレ文花器」があり、同じ型でカラーバリエーションを変えて制作されたものがそろっているのも見どころです。

 

〇ランプ

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ガレの工房作品の中でも、ランプは根強い人気があるそうです。今回は特に大型の作品が集められているので必見です。天井の四隅からも、戦火を逃れた当時のランプが今でも館内を照らしています。大切に引き継がれてきたガレの光の世界に浸って下さい。

 

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左:ハイビスカスランプ 1918-1931年
右:マーガレットランプ 1918-1931年

両サイドのランプは特に大型な作品。この大きさのランプを制作するのも、非常に困難です。

 

以上、ガレの生前、没後の工房作品の見どころをご紹介してきましたが、何と言っても今回、最大の注目作品は、「フランスの薔薇」大壺です。

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こちらは改めて、次の記事で紹介いたします。

 

続き

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