奇跡ともいえる、国宝「曜変天目」の同時展示。最後まで展示していた奈良国立博物館の「藤田美術館展」も、いよいよ、6月9日までとなりました。三椀公開に関する記事をまとめました。また他にも3椀コンプリートされた方の記事を集めてみました。
■三椀同時公開の曜変天目記事(拙ブログ)
〇藤田美術館所蔵
最初に訪れたのが、「藤田美術館展」の曜変天目でした。個人的には、これで3椀のコンプリートはできました。初めて見た藤田美術館の曜変天目はいかに?
〇大徳寺所蔵
大徳寺の曜変天目は2回目。今回の展示は、所蔵するお寺やその歴史も含め、深い深い伝来を知ることができました。
〇MIHO MUSEUM所蔵
第四の曜変天目ともいえる、MIHO MUSEUMUの曜変天目。こちらもなかなかお目にかかることができない茶碗です。今回、同時展示されるというまたとないチャンス到来。
〇静嘉堂文庫美術館所蔵
関西2椀を鑑賞したあとに、2度目の来館。自然光の元で展示されるこれまたレアな体験。お天気によって表情を変え、時間によっても変化する様子を堪能できました。
■3椀コンプリート記事
この機会に3椀をコンプリ―トされた方は、多かったようです。それぞれの曜変天目の紹介を連載されていブログをまとめました。
〇mamaima.net
早くから計画をされ制覇。記事で紹介されていらっしゃいました。
〇 alis.to こすもすさん(ALIS認定アドバイザー)
曜変天目を鑑賞しつつ、周辺のトラベル情報なども丁寧に紹介されています。
〇神楽あいのブログ〜さっさとスパークする方法❤️〜 神楽あいさん
曜変天目をユニークな視点で紹介されています。
〇いまトピ ~すごい好奇心のサイト~ yamasan - いまトピ
三椀同時展示の全容を紹介しつつ、+α情報が紹介されています。
■過去の曜変天目の鑑賞記録
過去に4回、曜変天目茶碗を見ました。これまでに見てきたレポです。展示の高さが違ったり、照明が違ったり、その時、その時で様々な表情を見せてくれました。
〇静嘉堂文庫美術館
◆1回目(2017):(於)東京国立博物館 間接照明
◆2回目(2017):(於)静嘉堂文庫美術館 旧ガラスケース
◆3回目(2018):(於)静嘉堂文庫美術館 新ガラスケース
◆4回目(2019):(於)静嘉堂文庫美術館 自然光(夕方・晴れ)
〇大徳寺龍光院 曜変天目
■曜変天目関連記録
■3椀コンプリートしての感想
2年前、曜変天目の騒ぎがおき、名前はよく耳にしますが、それがどんなものかも全く知らず、まずは見てからの話しと、これらを全てコンプリートする!って思っていました。
同時展示という機会を得て、最後に残った藤田美術館の茶碗を見ることができ、実現に至りました。しかし、どうも、達成感がありません。棚からぼた餅で、実現できたような気分・・・・
作品はやはり所蔵館で・・・・ということで、藤田美術館のリニューアルオープンを待ちたいと思います。まだ藤田美術館のこともよく知らず、概要を少し把握した状態。所蔵館それぞれに茶碗を所蔵することへのお考えも伝わってきました。
そうしたことも踏まえながら、次にお目にかかるのを楽しみにして…
今回、コンプリートできた方も、できなかった方も、会期終了前、もう一度、曜変天目を思いかえしてみてはいかがでしょうか?