コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■小泉八雲 オープン・マインド

小泉八雲のオープンマインド(開かれた精神)が、彫刻としても表現されています。島根県立美術館の前に広がる岸公園に展示されており、八雲の生きた人生や、その思想を表していると感じられます。「オープンマインド」のモニュメントを見る側の変化を追ってみました。

* こちらの記事は、下記の記事の脚注の補足の部分を独立させました

■小泉八雲記念館:見どころ&関連周辺情報 - コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

 

  • ■オープン・マインドについて
  • ■「オープン・マインド・オブ・ラフカディオハーン」
    • 〇ハートが見えるオブジェ 2019.10月 
    • 〇人気スポット作りの戦略?
    • 〇見ていると魅力が湧き出てくる作品
    • 〇作品名はオープンマインド
    • 〇作品解説(プレートより)
    • 〇始めて見た時の印象(2019.8月)
    • 〇野田氏による作品解説 【追記】2020.02.20
    • 〇第一印象を書き留めること 
  • ■新宿にもモニュメント 世界をつなぐオープンマインド
    • 〇関連サイト
  • ■冬のオープン・マインド(2020.2月)
  • 小泉八雲関連記事

 

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■小泉八雲 日本の庭 (『新編 日本の面影』)を読んで

 八雲の著作『知られざる日本の面影』の中に紹介された「日本の庭園」を読みました。『新編 日本の面影』池田雅之訳による新訳で、14のブロックのそれぞれに書かれている内容を把握しながら、どのような文脈の中で庭が紹介されているのかを把握しようと思いました。

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  • ■「日本の庭」について
  • ■執筆までの様子 
    • 〇筆の速さ
    • 〇翻訳本
    • 〇『新編 日本の面影』について 
  • ■『新編 日本の面影』の目次 
  • ■構成と内容
    • 〇一:住まいの概略
    • 〇二:一般的な日本の庭について
    • 〇三:日本の庭は、絵であり詩であり、抽象観念を表現できる
    • 〇四:「非情」について
    • 〇五:樹木について 女性の表現
    • 〇六:日本の樹木には魂がある
    • 〇七:第二の庭 北側の庭
    • 〇八:第三の庭 菊にまつわる話
    • 〇九:「有情」 欲望も持つ存在について
    • 〇十:庭の動物たち
    • 〇十一:庭の昆虫
    • 〇十二:庭のかそけきもの
    • 〇十三:庭の裏手の山の鳥
    • 〇十四:愛する庭の未来を憂う
  • ■感想・雑感 
    • 〇フラットな観察眼
    • 〇多面的な視線
    • 民俗学への橋渡し
    • 〇あくなき好奇心の先にある真実
    • 〇日本を伝えるための手段
    • 〇イングリッシュガーデンブーム
    • 〇「日本の庭」&「西洋の庭」に見る「自然」と「自然主義
  • ■参考情報
  • 小泉八雲関連記事
  • ■脚注・補足

 

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■小泉八雲旧居:日本の庭 著作や英文原作から探る

小泉八雲旧居は、八雲が暮らした家で、その庭が、作品の中で紹介されています。現作全体を読んでみたくなり、探してみた。ところが、いくつかの壁にあたり、翻訳者による違いや、英語と日本語表現の違いなど、わからないことが出てきました。八雲理解へのプロセスを記録しておくことにします。

 

  • 小泉八雲は日本語堪能だった?
    • 〇八雲作品は翻訳だった
    • 〇八雲の美文は日本人によるもの?
    • 〇八雲はどんな英語で表現していたのか
    • 〇新しい扉が開く
  •  ■『知られざる日本の面影』探し 
    • 〇八雲が暮らした家の庭が書かれている著書は何? 
    • 〇『知られざる日本の面影』がない!
  • ■訳者による違い
    • 〇タイトルについて
    • 〇翻訳者池田氏が語るタイトルのこと
    • 小泉八雲旧居のパネルの訳
    • 〇『新編 日本の面影』の訳
    • 〇『神々の国の首都』の「日本の庭」の訳
    • 〇旧居のパネルは、どなたの訳? 
    • 〇参考:根岸泰子氏による訳
  • ■「妙な壁」について
    • 〇妙な壁の推測
    • 〇訳者による違いは?
    • 〇原典の単語は?
  •  ■ 小泉八雲記念館にて
    • 〇『新訳 日本の面影』入手
    • 小泉八雲旧居のパネルは誰が訳したもの?
    • 〇八雲の英語は、日本語的だったのか?
  • ■オリジナルをあたる
    • 〇原典と対面
    • 〇「妙な」の単語は?
    • 〇「curious」の意味
    • 〇当時の松江の住宅の状況
  • ■日英翻訳家の方と遭遇
    • 〇「curious」はどう訳すのか
    • 〇八雲の英語は、外国人からみたら違うのか?
  • ■八雲の翻訳について
    • 〇美文調に宿るリアリティー
    • 〇翻訳者が語る八雲文学の翻訳の難しさ
  • ■タイトルの違いは統一の方向へ
    • 〇『知られざる日本の面影』のタイトル
    • 〇『日本一つの試論』
  • ■まちあるきに参加して 
    • 〇怪談には、教訓や真理があるのか
    • 〇八雲は南方熊楠のような人だったのか?
    • 〇医学界からの講演の依頼について
    • 〇八雲はシンプル?
    • 〇八雲は、自然は好きだったけど、自然主義は嫌いの意味は?
  • ■まとめ ・・・文学も自然に帰結
  • ■あらためてcuriousの意味
  • ■関連
  • 小泉八雲関連記事
  • ■脚注・補足 

 

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■小泉八雲旧居:八雲が愛した庭 著作「日本の庭園」との対比

八雲が松江で過ごした時に暮らした小泉八雲旧居。この家の庭は、八雲の著作『知られざる日本の面影』の中で「日本の庭園」として紹介されています。旧居内には、著作の部分をパネルにして展示しています。紹介文と庭を照らしながら庭を見てみます。

*自分の感覚でとらえているので、正しいかどうは悪しからず

 

  • 小泉八雲旧居の庭ウォッチング
    • 〇居室から臨む
    • 〇南の庭
    • 〇西の庭
  • 小泉八雲旧居の庭 建物と庭の位置関係と方角の確認
    • 〇南庭:道路側に面した庭 
    • 〇西庭:床の間ある部屋の前の庭 隣の壁で分けられた庭
    • 〇北庭:八雲のデスクのある部屋、セツさんの部屋から見える庭
  • 小泉八雲作品で描かれた庭
    • 〇北庭から西の庭へ
    • 〇水の流れ
    • 〇川を渡る石
  • ■八雲が見た日本の庭
  • ■当時のまま引き継がれてきた庭
  • ■関連情報 
    • ストリートビュー
    • 〇ちどり娘のガイド
    • 〇根岸泰子氏による「日本の庭」のテキスト対比
    • 〇関連ブログ
  • 小泉八雲関連記事 
  • ■脚注

 

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■静嘉堂文庫美術館:曜変天目 「磁州窯と宋のやきもの展」にて

今年度の静嘉堂文庫美術館曜変天目の展示は3回。最後は「磁州窯と宋のやきもの展」にて展示されました。2020年1月18日(土)から3月15日(日)までの予定でしたが、諸藩の事情により、3月1日までとなりました。

曜変天目でちょっと発見があったのでメモ。

 

  • ■じっくりゆったり鑑賞 
  • ■斑紋の顆粒に注目して鑑賞
    • 〇一つの斑紋にスポットをあてて観察
    • 〇斑紋の粒子は3パターン?
    • 〇まばらな粒子の斑紋を観察
    • 〇粒子は層の中で浮遊?
    • 〇組織の見え方と同じ
  • ■光彩の発色には階層がある
    • 〇光彩の階層のイメージ
  • ■釉の概念図
  • ■茶碗の外側の釉
  • ■磁州窯と宋のやきもの展
    • 〇黒釉の瓶
    • 〇白い枕

 

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