コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

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■あこがれの明清絵画 ~日本が愛した中国絵画の名品たち~ エリアレポートに掲載

インターネットミュージアム エリアレポートにて、「あこがれの明清絵画 ~日本が愛した中国絵画の名品たち~」のブロガー内覧会レポートが掲載されました。

 ⇒静嘉堂文庫美術館「あこがれの明清絵画」 | インターネットミュージアム

以下は、今回の展示 メインビジュアル《老圃秋容図》についての補足説明です。

 

*写真撮影、掲載の許可を得ております。

 

 

■これぞ沈南蘋!《老圃秋容図》をしっかり観察

今回、展示された明清画家の中で唯一、知っていた画家は沈南蘋でした。(「ちんなんぴん」って読んでいたことは内緒)館長の河野先生が猫をテーマにして講演を行うほどですから、この絵に対する先生の思い入れもさぞかし強いのでは? と思われる作品です。

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 《老圃秋容図》

 

〇みどころ

猫のふさふさとした毛並み。そして、猫の目線の先には、バッタがいます。朝顔の周りには蜂が飛んでいます。しかし、この写真ではそれは、確認できません。実際に訪れてみて下さい。実は、私も内覧会の時、それを確認できていないのです。戻って解説を見てそれを知りました。

 

 

〇拡大して見ることができる!?

しかし、それをいつでも、見ることができる場所があるんです。三菱一号館美術館の歴史資料館の中のデジタルアーカイブです。ここには静嘉堂文庫美術館東洋文庫アーカイブがありなんと拡大までできてしまいます。
*写真の撮影(拡大含)掲載は許可を得ております

 

〇虫が花の回りをかこみます

朝顔の回りの蜂         猫が狙っています

   

 

〇細部の表現は? 

毛並み拝見・・・・

 

岩の表現は?

 

しかし、なんだかんだ言っても、やはり実物で見るに勝るものなし‥‥

再訪して要確認です。

 

 

■ゲスト・館長による展示の解説があります

〇午前11時から

 11月11日(土)  ゲスト:塚本麿充氏(東京大学東洋文化研究所 准教授)
 12月  2日(土)  館長 河野元昭

〇午後2時から  

12月7日(木)・12月14日(木)館長 河野元昭

 

 

■関連

                 エリアレポートに掲載 ←ここ

 ■あこがれの明清絵画 ~日本が愛した中国絵画の名品たち~ ←関連

 

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