コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■国宝の殿堂 藤田美術館展 -曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき- 奈良国立博物館

国宝「曜変天目」三椀同時公開。うち2椀は、見たことがありました。いつか藤田美術館曜変天目をと思っていたところに、大徳寺龍光院所蔵の曜変天目、2椀を巡るツアーが企画されました。千載一遇のチャンス。藤田美術館曜変天目との初対面についてレポートします。

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  • ■軌跡の同時公開記念ツアー
  • ■館内や周辺情報の事前解説
  • ■鑑賞計画
    • 〇団体鑑賞の混雑
    • 〇逆ルートの鑑賞はNG
    • 〇ピークの行列を避ける
  • 曜変天目に備えて
    • 〇ブルータスで
    • 〇8K映像と解説映像
    • 曜変天目の捉え方
    • 〇美術品はケースに入れて見るのではない
    • 〇藤田家のマインドを知る
  • ■藤田美術展のラインナップ
  • ■鑑賞スタート  
    • 〇ウォーミングアップ
    • 〇並びながら、パネルの画像を頭に
    • 〇実際に見たら・・・・
    • 〇2度目の鑑賞
    • 〇最後が見どころ
  • ■感想・雑感

 

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■静嘉堂文庫美術館:自然光で見る曜変天目 (「日本刀の華 備前刀」にて)

国宝曜変天目3椀 同時公開の快挙は、偶然だったのだとか・・・ その中でも、ひときは鮮やかで、好みと評されることの多い静嘉堂文庫美術館曜変天目。5回目の鑑賞となりました。今回の目玉は、なんといっても、自然光で見ることができることです。

*写真は許可を得ています 

 

  • ■過去の曜変天目(稲葉天目)の鑑賞記録
  • ■自然光で見る曜変天目の楽しみ
    • 〇2019年度は3回の展示のうち、1回が自然光
    • 〇天候、時間帯による違い
  • 静嘉堂文庫美術館の鑑賞券付きツアー
  • ■職方実演会「日本刀にたずさわる職方の技」
    • 〇入館に長い列
    • 曜変天目を見るのも行列
  •  ■見る時間による変化
    • 〇オレンジ色の発色
    • 〇テカテカしたガラスの表面
    • 〇自然光の力
    • 〇一期一会の光 曇天のよさ
    • 〇光の強さと種類の好みの変化
    • 〇人の影による変化
    • 〇モアレ模様の発見 
  • ■内覧会で見た時の曜変天目
  • ■感想・雑感
    • 〇好みは変わる
    • 〇発色の原理を理解・・・干渉から構造色へ
    • 〇3椀を並べた同時は実現する?

 

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■MIHO MUSEUM もう一つの耀変天目

MIIHO MUSEUMで所蔵されている「耀変天目」が、先日まで展示されいました。なかなか展示される機会のない茶碗です。意外に、穴場で、行列することもなく鑑賞することができました。大徳寺曜変天目の記事が長くなったので、独立させました。

 

  • ■MIHO MUSEUMの「耀変天目」
    • 〇第4の曜変天目
    • 〇認知度が低い? 人がまばら
    • 〇フォルムは建窯
    • 〇来歴は?
    • 〇表記について
  • ■実際に見た感想
  • 曜変天目にまつわる情報
  • 曜変天目をめぐる足跡
  • ■関連・参考

 

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■大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋   主人公は見にきた方々

MIHOMUSEUMで行われていた特別展大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」が、約2か月の展示を好評のうちに終えました。これだけ長期に渡って、展示されるのは異例とのこと。他にも異例づくしでした。その裏に、住職の「主人公は見にきた方々」というお考えが反映されいるようにて感じられました。

前編はこちら⇒■大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋 400年の時超えて今に至る

門外不出の曜変天目の展示を通して感じたことを記録しておきます。 

 

  •  ■練り上げられた見学のシステム
    • 〇ノーマルコースの鑑賞
    • 〇クイックコースの鑑賞
    • 〇整理券が発行されてる 
    • 〇整理券発行時のルート
    • 〇状況に応じて登場する踏み台
    • 〇見る人に最善の状態を 
    • 〇泣き叫ぶ子ども連れの親子にも
  • ■2年ぶりに曜変天目を見て
    • 〇見るたびに変化するとらえ方
    • 禅宗の教えについて
    • 〇「立ち入る」「立ち入れない」という問題ではない
  • ■なぜMIHO MUSEUMで展示されたのか 
    • 〇ビデオを見てわかること
    • 〇看松会という活動
    • 龍光院は閉じているわけではない
  • ■展示の経緯(スタッフさんとの会話から)
    • 〇ビデオを見ないとわからないこと
    • 〇なぜ、MIHO MUSEUMだったのか? 
    • 〇茶碗を通して理解するために

 

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■大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋 400年の時超えて今に至る

 MIHOMUSEUMで行われている特別展大徳寺龍光院 国宝 曜変天目と破草鞋」 大徳寺龍光院拝観謝絶で有名なお寺。そのお寺が所蔵する曜変天目は、めったに見ることができない茶碗です。日本に3つしかない曜変天目が同時公開。2館の曜変天目を見るツアーで訪れ、そのあと個人的にも再訪しました。

 

  • ■ブルータスで予習
  • ■ツアーの見学は2時間
  • ■見学ルートの選択
  • ■40分の並びの時間に目にするものは・・・
    • 〇中庭 
    • 〇壁に展示されたパネル
    • 〇ビデオ上映
    • 〇書の作品
  • ■やっと展示会場入口に 
  • ■破草鞋って?
  • 大徳寺龍光院曜変天目を見て

 

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