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コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■図録の活用法:後半の作品解説の番号を一発でひく方法

■日本画  >鈴木其一 ■美術鑑賞法

美術展に訪れた際に、「図録を購入するのは当たり前」派と、「気に入ったら購入」派、「高いから買わない」派、「そんなのいらない」派・・・・ いろいろだと思うのですが、せっかく購入したら有効に活用したいもの。そのための工夫を紹介したいと思います。

 

 

昨年のサントリーで行われた「鈴木其一 江戸琳派の旗手」は、会期中5回の展示替えが行われました。 会員だったこともあり、5回、それぞれの展示替えで訪れました。なかなか見ごたえのある作品群。いつもなら、悩んで悩んで最後に購入するのですが、今回は初っ端から購入して、会期中、フル活用しようと思いました。

 

▼鈴木其一展図録

すごい分厚くて重い・・・・・

 

 

■インデックスをつける

〇おすすめインデックス

私が図録を購入する時は、同じ展覧会を何回か訪れる時です。何度も何度も図録をめくりあの作品、どこだっけ・・・と行ったり来たり。そこでおすすめなのがインデクスをつけることです。

 

おすすめはポストイットフィルムタイプのインデックス。

  ↓大きいものや       ↓ 小さいもの

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↓ カラータイプや      ↓ カラーの小さいもの(解説番号に便利)

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いろいろあるので、お好みで・・・・・

 

 

〇章立てのインデックス

「章」ごとにインデックスをつけます。

 

其一の図録は、上の部分(天)に「横長」のインデックスをつけました。

 

展示が始まったばかりの「第1期」に図録を購入して、インデックスつけてみました。すると、後半の「第二部」の図録部分の作品は、全く見ていないものだということがわかりました。これから展示される作品群がここに掲載されていることがわかりました。これからの展示で、まだ見ていない作品が、倍ぐらいの量あることがわかり、今後の流れも把握することができたのでした。

 

▼第二部からのインデックス

 

〇章立てのインデクスをつけるメリット

この「章」立てのインデックスをつけるメリットは、企画の展示構成の全体像が把握できるとともに、作品の位置づけか(・・この展示ではどういう位置づけとして作品を扱かったか)も見えてきます。また、一度、鑑賞すると、作品がどのあたりにあったかはなんとなく記憶に残っているので、「インデックス」と「作品の位置」が、リンクするためので、図録の探す範囲も限定され、すぐにみつけることができるようになります。

 

〇インデックスの位置

図録の「天」(上)の部分にインデックスを張るか、「小口」(横)の部分につけるかは好みです。使いやすいのは、サイドの「小口」につけた方が索引としては使いやすいです。が、今回は、あえて「天」(上)につけました。それには理由があります。

 

 

■作品番号から解説番号を素早く照合 

〇写真ページの解説と、後半にまとまった解説

図録の解説は、「作品の写真が掲載された同じページに掲載される」と、「後半に解説をまとめて掲載する」場合があります。私は、作品が掲載されたページに解説があった方が、見やすくて好きです。後半にまとまっていると作品番号と、後ろの解説番号を照合する手間が煩わしいと感じてしまいます。解説をすぐに見たいのに、なかなか探せない・・・・私は、これが非常にストレスでした。

 

ガレの図録を手にしたとき、初めてこのスタイルで、デザインを優先する監修者の好みなのかなぁ・・・と思っていました。ところが、最近、このスタイルが多くなってきている気がします。解説の情報量も多くなっているからでしょうか? あるいは、作品の邪魔をしないためなのか・・・・ ページ振りも、あえてノド(綴じる部分)の部分に打たれていることがあったり・・・   

 

〇解説ナンバーのインデックス

その解決法として、後半の解説のナンバー10ごとに(これは適宜)インデックスをつけます。↓  ここでは、小さいタイプのインデクスを使いました。

    

 

インデックスを張るのは、いちいち、めんどくさいと思われるかもしれませんが、一度つけてしまうと、解説を見たい時にすぐ見ることができるという快適さを得ることができます。すぐにそのページに到達するので、とても便利です。

 

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(逆に解説ページから、図録のどこのページかを一発で探すためにはどうしたらいいいかを現在、考え中・・・  と書いていたら、「解説番号」のインデックスの「のりしろ」部分に、掲載ページを書いておけばいいことを思いつきました) 

 

 

章のインデックスを「天」につけたのは、この「作品番号」のインデックスが隠れてしまって使いにくくなってしまうからでした。作品解説が、作品の写真と同じページに書かれている場合は、「小口」にインデックスをつけると、ひきやすくなります。

 

 

■第五期の最後の作品 《四季花鳥図屏風》(おまけ)

 

上記の作品は、最後の最後に展示された作品《四季花鳥図屏風》です。11日間だけだったので御覧になっていない方も多いのではないでしょうか? 図録だとこんな感じで特筆する感じではないかもしれませんが、其一の技術の集大成といえるのでは? と思える屏風でした。この作品を見ずに、其一を見たとは言ってほしくないと思うほどの作品でした。

 

〇所有美術館

所有しているのは、黎明アートルームです。会期が終わってから、次の展示がないかを確認していたら、4月は毎年、其一の展示をされていると伺っていました。詳細について案内されていたので紹介します。・・

 

 

〇鈴木其一 四季花鳥図屏風

東京黎明アートルーム INFORMATION  4月10日~4月25日まで

展示期間が短いので、ぜひ、御覧になってみて下さい。

なんと入館料は400円です。 

 

〇其一が気になった人は必見 

其一展は、 あなたが選ぶ展覧会2016 で3位でした。サントリーの方は、何でこんなに人が入ったのか不思議だと語っていたそうです。あの展示を見て其一に魅せられた人も多かったのではないかと思います。其一が気になったという方は、晩年のこの作品をぜひ・・・

 

絵のネームバリューとか・・・・ その背景・・・とか、いろいろありますが、無名でもいいものはいいんだ・・・と思わせてくれる絵でした。