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コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■草間彌生展『わが永遠の魂』 開館延長の混雑 割引チケット 屋外展示

草間彌生の大回顧展が2月から始まり、いよいよ5月22日までと終盤に入りました。GW最終日、閉館が20:00までになった日の混雑状況や利用状況をお知らせします。また、わたしなりの見どころ楽しみ方のポイントを紹介したいと思います。

 

 

■チケット売り場

▲GW最終日(7日)16:30頃 

この時間になると、ほとんど並びはありませんでした。ミュシャ展とチケット売り場は共通なのですが、GW最終日ということもあってか、下記のtwtterのつぶやきからも、混雑はそれほどでもなかったようです。

 komu.artafterfive.com

 

GW中の券売機、入館待ち時間を見ると、開館直後は「券売」「入館」ともに待ち時間があり、午後14:00頃と、16:30頃にも、券売機の並びがあったもようです。

いずれにしても、開館時間延長の夕方からの入場は、利用しやすい環境だと思います。

 

 

■割引チケット

チケットはミュシャ展と同時入館割引されるチケットを用意していたので、それを使いました。チケットは、事前にネットなどで購入しておくと安心です。事前購入については、いろいろ情報があるのでそちらをご参考に・・・

 

チケットについては、ミュシャ展と同じなのでこちらをご覧いただいてもいいです。

   ⇒■ミュシャ展:チケット割引 

 

 

■ロッカーについて 

草間彌生展が行われている1階のロッカーの配置はこんな感じです・・・・

ロッカーがいくつかあるので、どこのロッカーを利用したかをしっかり把握しておかないと、帰りに迷います。キーの番号を見れば「A」「B」「C」に分かれているのでそれを目安に・・・ 

 

 

■入館状況

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▲入口         ▲グッズ売り場並び    ▲出口

 

5月7日 17:00頃は、「入口」「グッズ売り場」「出口」ともに混雑はありません。

 

 

〇再入場

スタンプを押してもらうと再入場が可能です

 

 

■所要時間

美術館は大抵、一日いることが多いので、所要時間をこれまで書くことはなかったのですが、今回は、 来場したのが17:00。閉館までいましたが、ちょっと時間を持て余し気味でした。途中でお茶をしたりして過ごしたので、1時間半~2時間で十分見ることができると思います。

午前中から繰り出して、ミュシャ展同様、お昼にアートライブラリーで情報収集して、再度見ようと思っていたのですが、ここに1日、計画で来ていたら、逆に時間をもてあましそうでした。アートライブラリーで、これから訪れる別の企画の図録などを見て時間調整していたでしょう。

午後に、サントリー美術館で、美の扉のセミナーがあったので、それを受講し、展示替えを見て移動・・・という感じでちょうどよかったです。

 

 

 

■屋外展示(入館しなくても楽しめる場所がありますよ~) 

〇木に登った水玉2017

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↑ 緑と赤の補色コントラストが鮮やか 開催当初は葉っぱもなく、枝に水玉がまきついてどうもバランスが悪い感じだったのですが・・・・こうなること狙っていたのでしょうか?

 

〇《南瓜》2007

昼の南瓜 

 

夜の南瓜 

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 ↑ ライトアップされています。

 

〇映像作品「Kusama’s Self-Obliteration 草間の自己消滅」

 グッズ売り場のあたりで、制作現場の制作過程が映像で流されています。映像を見てから会場に行くか、会場を見てから映像を見るか・・・  いつもなら、作品を見てから見るのですが、ミュシャ展の時にすでに見ています。

 

▼ 美の巨人たち 草間彌生『南瓜』カボチャに秘められた“水玉の女王”の戦い』

www.dailymotion.com

上記のテレビ美の巨人たち 草間彌生『南瓜』秘められた“水玉の女王”の戦いも見ていたこともあり、もう一度、映像を見てから入ることにしました。

ところが、結構、忘れてしまっているもので、ああ、そうだったっけ・・・と、思い出すことも多々ありました。

映像と作品、どちらを先に見るかは、好みですが、今回は先に映像を見ておくと、いろいろ面白い発見が作品を見ながらできる気がしました。

 

 

 

■オブリタレーション

真っ白な部屋に水玉シールを貼る参加型展示「オブリタレーションルーム」

好きなところにシールをぺたぺた

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▲内部のオブジェも            ▲出入口もびっしり

 

ミュシャ展の時からここを見ていました。この中に入るのは、作品を見たあとでないと参加できないのかしら?、展示を見る前のチケットでも入っていいのかなぁ・・・なんて思いながら遠目で見ていました。

 

 

〇半券でも、未入場でも参加可能

鑑賞前のでも参加できるので、「鑑賞前」と「鑑賞後」に2回参加すると、1粒で2度おいしいです。

 

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▲作品は壁面から立体化しつつ・・・  ▲床までびっしり

 

 

 

さて、この状態のどこにはりましょうか・・・・・

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円の中に同化させちゃお・・・   次はちょっとひねくれて外に飛び出し

 

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床は一面いっぱいだから、    ここは立体化してつながってるから、
私はカーテンに貼ろっと。    さらにつなげちゃおうかな・・・

 

 

一連の作品、見たあと、また参加。2枚目は・・・・

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シールの枠まで貼ってっちゃう人もいるのね~
だったら、その〇枠の中に、全部のシール、中に入れこんじゃおう・・・ あらかじめ大きなシールにはって、枠にはりつけらたら、タイムリーにも

「枠は張らないでくださ~い」という係の方の声が聞こえてきました。

 

この枠シールは回収されています。しかも、回収する人は、枚数をカウントしていました。また〇シールも作品とのことで、使わなかったものは回収されますので、記念に持ち帰ることはできません。

 

 

〇冷めてたくせにはまってた

実は、この参加型のインスタレーション。最初はちょっと冷めて見ていました。ところが中に入って、どうしようかな・・・って考えてるとだんだん楽しくなってきました。(笑)  どこに貼ろうかな? こんなことしてる人がいるなら、じゃあ私は・・・ってすぐ出てくるもりだったのに、遊んでしまいました。

 

 

〇作品の前に体験しておくのがおすすめ

作品を見る前に、ここで「体験をしてから鑑賞する」というのは、作品を理解する上で、いろいろイマジネーションを膨らませることができるな・・・って思いました。

 

人が多い時は、みんな顔にシールをつけてこの中で撮影していました。これって、まさに自分に水玉を描いた草間彌生と発想じゃない? 偉大な芸術家の着想と同じことを、私たちだって考えられるってことなんだだ! って思ったし、余白がある時は、そこにどう張っていこうって思うのだろうけど、重なりあってスペースがなくなると、水玉の中に、入り込んでいく・・・・ これだって草間彌生が水玉と同化されたという感覚と同じじゃない? なんて思ったり。

 

草間彌生と同じ発想をしてる? 

人はだれもが、同じようなことを考えてる・・・・ それをいかに表現してアウトプットするかという能力の違いで、基本的な着眼点は同じだったりする。そして場所が限られてくると、そこでできることを新たに考え始める人と違う場所、違う方法を考えてみたり・・・ 創作が人によって変化していく、その一旦を担えた。自分の作品の一部として機能したという感覚を持てたのでした。

 

▼人と違うところを探したり

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貼るところがなくなると天井に張る人も出てくるし、さらにそっこからぶら下がり状態にしてたり・・・・ もうちょっとで届かない・・・が次の連鎖を生んだ?

 

▼デザインぽくなってたり

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なんだか、このバック、デザイン化されているような気がしませんか? ここに張った人、それぞれがどうすればまとまるか考えて、張っていったような気がしてきます。 

たった、一人の持ち分がたった6枚のシールだけども、そこから出来上がってくるものって面白いな・・・って思わされたのでした。

 

 

 

■予習

今回は、これといった予習はせず、映像とテレビ、そして芸術新潮をちょっとだけ読んだくらいです。

 

つかみどころがなかったので、見てきた人のブログをちょっと見てみました。

草間彌生展」「わが永遠の魂」「ブログ」と検索すると、いつもと様相が違いました。アメブロのモデル系の方たちなど、普段はみかけない顔ぶれ。インスタ、SNSのようなおしゃれで充実した生活をされている方たちが、芸術もたしなんでます。という華やかさがありました。

 

そうかぁ・・・・  草間彌生はファッションでもあるんだと思いました。ポップなカラー、デザイン。こんな展覧会見てきました! の写真は、とっても映えます。だから、商業二―ズも多いのかな? 銀座も草間さんだったし・・・・ アートが一つのツールにもなっていることを感じさせられました。

 

 

■音声ガイド

基本、音声ガイドは借ります。ただ最近は借り方が変わってきました。これまでは最初に借りて、まずは聞かずに見る。でも気になったところだけ聞く・・・・だったのですが、この頃、途中で聞くというのも、ほとんどなくなりました。すると、イヤホンと本体をぶら下げてるのが煩わしく感じていました。そのため、最近は最初から借りずに一巡して、そのあと、借りるようにしました。

 

今回もそのつもりだったのですが、なんとなく感覚的に、草間彌生は借りなさそうな気がすると・・・・と思っていました。やはりその読みのとおり、一巡したら、必要ないと思いました。

 

ここにある作品は、解説を聞いて理屈で理解するものじゃない・・・ 考える作品ではなく感じとる作品だと思ったのでした。だから、一度見て、感じたことを、そのまま持ち帰ればいい・・・と思ったのでした。

 

音声ガイドには、草間彌生自身の肉声による朗読や歌があるそうです。でもあまり深堀はされてはいないという声もあるようでした。ファンだったらぜひ借りるべきだけど、いらないかも・・・・と。本人の生の声で聴くということは、とても意味のあることかもしれません。魂の叫びが伝わってくるかも・・・・  でも、今回はいいか・・・(笑)

 

 

■筆記用具

鉛筆はミニタイプのものでした。このタイプの場合、ちょっと使いにくいので、そういう時のために、マイ鉛筆と、ミニ鉛筆削りを用意していたのですが忘れてしまいました。

 

ちなみにメモしながら見ている人というのは見受けられませんでした。草間作品は、メモりながら見る作品ではないと、書きながら感じました。いつも使うバインダーはやめて、ミニメモ帳にこそこそ書いていました。

 

 

■写真撮影可能エリアと撮影のコツ

広い会場の作品が撮影できるということを前日に知りました。撮り方にもよりますが、かなりの枚数があるので、カメラの充電器なども用意しておくと安心かも・・・

 

こんな会場なので、最初にこのエリアに入ると、テンション上がって、すぐに撮影したくなってしまうかもしれません。でも、とりあえず一通り見ちゃいましょう。どこを撮影しようかな・・・・ どれが好きかな?と考えながら。

 

そして次のブースに移動してしまいます。巡回路は、下記のような感じで、またここの会場に戻ってきます。あとからでもじっくり撮影できます。

 

▼会場見取り図

このような順路なので、作品を見ていると、いろいろ関連性らしきものも見えてくるので、それらと合わせて、最後に撮影のポイントを決めるといいのではないでしょうか? 一連の作品を通して、草間彌生の軌跡を俯瞰して、それによって至った「今」を、もう一度見る・・・・ 撮影のポイントも変わるかもしれません。

 

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【追記】2017.05.10  館長さんのお話

「第一部で展示する長大で創造性あふれる『わが永遠の魂』シリーズを一種の鏡として見ると、草間さんの芸術のすべてがそこに含まれるんですね。10代、20代の頃の要素も表れているし、ニューヨーク時代のミニマルな佇まいも今のシリーズにつながっている。これまでのさまざまなバリエーションが新しい連作にすべて含まれているのです」

「ですから展覧会では、回顧的なものと近作が循環していることがわかる構造になっています。ぜひ、草間芸術の過去と現在を重ね合わせて観てほしいと思っています」

       

出典:草間彌生は「死に物狂いで闘ってきた」と語った。世界が熱狂する芸術家が生まれるまで

 

過去の作品の「あれ」が、こんなところに描かれていたんだ・・・・ということが、一巡することによってより明らかになります。作品は唐突に現れるのではなく、連綿と連なっていて、今の作品にも組み込まれていることが理解されます。それは同化であり、持続、生命の連鎖と同じで、DNAとして引き継がれていく鎖だと感じさせられるのでした。

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夕方から入館した場合には、閉館間際になるとさらに人は少なくなるので、解放感のある撮影、写したいアングルで撮影しやすいはずです。

 

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■展示会場の混雑具合(開館延長 20:00までの日)

〇18:30頃

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〇19:30頃

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これから行かれる方は、金曜日の時間延長や、閉館間際がねらい目です。

 

 

■まとめ

〇金曜の時間延長、閉館間際がおすすめ

〇所要時間は1時間半~2時間で十分

〇入館しなくても楽しめるポイントあり

〇映像、参加型展示を先に見るのが個人的にはおすすめ

〇参加型展示は、鑑賞前とあとでも可能

〇写真撮影は、ひととおり見てから

〇考える作品でなく感じる作品

 

 

 

ここで、一旦、草間彌生展概要は中締めとして、このあと感想を続けます。

 

続き ⇒ ■草間彌生展:【感想】お気に入りがない! みんな同じに見えるのはなぜ?