コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■飛行機の座席指定について

島根の松江や出雲に訪れる際の飛行機利用について、調べたりする中で、飛行機の座席指定について考えたり、思ったりしたことのまとめ

*こちらの記事は、■出雲・松江・島根の旅 「飛行機+宿」のフリープランがおすすめツアーの比較から、独立させました。

 

 

 ■飛行機の座席指定について(2019.09.03)

〇座席指定する?/しない?  窓側?/通路側?  

座席指定ができる時は、指定しますが、どこを選んだらよいのでしょうか? 外を見たいから窓側という時期もありましたが、お手洗いに行きやすいように通路側にしたり?と思ったり。しかし国内旅行で、実際にお手洗いに行ける時間というのはわずか。搭乗前にすませば、特に気にすることはなさそうです。 

 

〇座席指定のポイント

安全を考えるなら後部座席と言われているようです。しかし、バスの乗り継ぎ時間が短い時は前方を選びます。チャイルドマークがついている時は、その周辺を避けたり、比較的人が少ないまばらな後部座席がおちつきそうなので選ぶことが多いです。

 

〇座席指定の裏技 

・一人の時:2列シートでなく、あえて3列シートを選びます。真ん中が空席になる確率が高いので、ゆったり座れる可能性が多いです。

・二人の時:3列シートの中央を空けて予約。真ん中に予約するのは、満席に近くなった状態。そのため、ゆったり座れる可能性が高いです。

しかし・・・・この予約方法は、顰蹙をかいそうなので、実践したことがありませんでした。

(今回は、何も考えず、3列席の窓側と中央を選択。幸い通路側は空いていました)

 

ところが‥‥JALのサイトで裏技として紹介されているのです。

大人2人で3席使える!?飛行機の座席指定の裏技を紹介 | J-TRIP Smart Magazine 旅行のマニュアル) 

 

〇自分で選ぶと考える要素が多い

以上のように、画面から自分で選択指定すると、あれこれ考える要素が多くなり、めんどくさくなってしまいます。最近は、どこでもいいという感じになってきました。

電話予約の際、座席指定について聞かれ、概略が伝えらるので、そこで決めるぐらいが、ちょうどよいと思うのようになりました。

と言いながら、電話で決めたあと、結局オンラインで変更をしていたり・・・・(座席予約は変更可能です。)

 

〇富士山が見える席

今回、窓の外に富士山が見えました! かさ雲がかかった状態です。

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富士山を見ると、やはり気分が上がるものです。富士山が見える座席を考えると、飛行機の右側? 左側? 米子、出雲は左側が富士山が見える座席だそうです。

 

▼プレミアムシートからの富士山 通路側からも(2019.10.23撮影)

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プレミアムシートの場合は、進行方向左手の通路側からでも富士山を見ることができました。

 

〇機体の右側?/左側 (富士山が見えるのは)

富士山が見えるのはどちらか、ANAJALで情報提供されています。

 *富士山 どっち側で見られる?|ANA Travel & Life
 *飛行機内から富士山が見えるのはどっちの座席? - JAL国内線

 *窓から見える景色(ANA

 

旅行の移動で窓の外を眺めるのも楽しみのうちです。季節を感じたり、地球が作り出した大地を上から見て、その活動に思いを馳せたりしてましたが、写真を撮影するのは、ちょっとお昇りさんみたいかな?と思ってやめたり(笑)

でも、久々に富士山を見るとやっぱりテンション上がるなぁ・・・・ 今度からは、富士山の見える窓側にしてみようかな?

 

〇機体の前? 中央? 後ろ?(安全優先)

機体の前、中央、後ろならどちらを選びますか?

CA経験者が図解入りでそれぞれの場所の特徴を詳細に紹介されています。

blog.soboku.jp

 

〇安全を優先するならどこ?

安全な席はどこなのか、下記が詳しいです。

飛行機に乗るとき、一番安全な席はここだ | ハフポスト

 

〇座席指定をするメリット 

事前に座席指定をしておくと、空港で搭乗手続きをせずにすむというメリットがあります。飛行機に乗る時は、直接、保安検査所に直行できます。指定をしていないと、チェックイン機で、登場手続きが必要です。事前に座席は指定することが習慣になっていたため、登場手続きのステップのことをすっかり忘れていました。

 

座席指定されたeチケット

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透明のホルダー(お薬手帳入れ)に入れると、そのままかざすことができるので便利。パーフェクトチケットや、レイクラインのチケットなどもそのまま提示できます。

  

〇搭乗案内後、並ぶ? 並ばない?

ちなみに、搭乗案内があったら、それに合わせて並ぶか、並ばないか。行列に並ぶということが、そもそも嫌いなので、人が少なくなるまで待合で待ってます。時々、荷物を入れられなくなりますが、CAさんが、空いているところに入れてくれます。(自分で重い荷物を持ち上げなくてもいいです)バスの連絡時間がない時は、早めに搭乗しますが、最後に搭乗して、荷物を入れる場所がなくなっても、その旨を伝えると、配慮して荷物を出していただけます。

離陸前の時間を、狭い飛行機内で過ごすか、広いロビーで過ごすか・・・ どちらがおちつくと感じるかの違いなのかもしれませんが。

 

〇スムーズな搭乗のための航空会社の工夫

今回、久しぶりに利用したので、搭乗案内が変化していました。これまでは、優先搭乗のあとは、奥のシートからでしたが、

今回、1~4のグループに分けて案内されました。優先搭乗のあとは、窓際の列を先に案内するなどの工夫がされており、いかにスムーズに案内するかを工夫されていることがわかります。(⇒ANA、搭乗案内をグループ順に 国内線10月から、誰でもわかりやすく

 

 

■ 飛行機座席予約(75日以上前)【追記】2019.11.01

旅行の計画は、前から入念に立てるというより、思いたったら行くということが多いので、早割の恩恵にあずかることはまずありません。試しに早く予約した場合をシュミュレーションし、どんな座席を指定できるのか確認してみました。すると、いろいろ見えてことがあったのでメモ。

 

〇座席の指定は中央部のみ?

75日前に座席指定するのに、座席の空きは中央部だけ。前方、後方の空きは全くありません。そんなことってありえますか?すでに予約で埋まっているということは、考えられません。

 

〇バランスのため? 団体客のため?

よく耳にする飛行機のバランスをとるための配慮でしょうか?早い時期から好き勝手に座席を確保されては、バラバラの配置になってします。前と後ろを塞いで、中央に集めてから、次第に開放していくのでしょうか?あるいは、団体旅行のため後部座席を確保しているのでしょうか?

おそらく、搭乗近くになったら、開放されるのだろうと思いつつ、ANAに前や後ろの座席指定は指定できないのか伺ってみました。

 

〇前は、ANAの高利用者のため、後ろは団体客用

後部は予想したとおり、団体ツアーのための確保席だそうです。前はマイル保有会員の優先席とのことでした。そして「お客様の場合は、搭乗日の1日前の12時に、前方の座席は開放されます」とのこと。

希望の座席は前方ではなく後部座席だと伝えると「それでしたら、2か月前から解放されます」ということがわかりました。

 

〇金額加算で選べる座席が増える

また、加算金額を支払うと、選べる座席の範囲が広がることもわかりました。下記のような記事がありました。国際線では、前方、窓側、通路側の事前指定が 2019年5月29日から有料化となっているようです。

ちなみに、2019年11月1日現在、予約操作をしてみたところ、+23,900円(往復)でより前の座席を選べるという案内がされました。国内線でも、前方席の有料化が行われているようです。片道で、前方の座席が、11,950円の価値ということになります。

一方、プレミアムシートの加算額が+16,600円(往復)という逆転現象も見られます。

 

普段は利用しない早期予約ですが、試しに予約をして様子を見てわかったことでした。

 

 

■座席選びから伺えるそれぞれの価値観

〇飛行機と子供 

機内で泣き叫ぶ子供に対して、親はどんなことを思っているのでしょうか?そして周りはどう思っているのでしょうか。

機内で子供がギャン泣きするのは気圧変化のせいじゃない。「じゃあ何なの?」って人に是非読んで欲しい。 - イケてる航空総合研究所

乳幼児を連れて飛行機に搭乗する際の注意点。 | すけすけのマイル乞食

機内で泣き叫ぶ子供に遭遇したことがあります。その時は、10人ほどのグループで搭乗していたのですが、一緒に同行した人達の声は・・・・「子供が泣くのはしかたがない。でも親の何も気にしていない態度が、周囲をいらだたせる原因になっている。取り繕いでもいいから、子供をあやし、気にしているというそぶりがあれば、しょうがないよね・・・・って思えるのだけど」という意見でした。(一緒に搭乗したのは、子育て中の人もいましたし、すでに終えた人も、独身男女といろいろでした。)

さらに、矛先は何も声をかけず、対応をしないCAさんに対しても非難の声が上がりました。機内のいら立つ空気。せめて乗務員が、おもちゃなどを持ってきて、何とかしようとする姿があるだけでも機内の空気は変わったはず・・・・と。

すけすけさんのところで、松本仁志さんのツイートが紹介されていましたが、「新幹線で子供がうるさい。。。子供に罪はなし。親のおろおろ感なしに罪あり。。。」 そう感じている人は多いと思うのです。また、最初に「ご迷惑をおかけします」と声かけしておくのも効果的ですね。

機内ではありませんでしたが、ホテルで食事をしていた時に、隣の若いご夫婦が、子供と食事をしていました。退席する際、「子供が騒いで、申し訳ありませんでした」と言って立ち上がっていかれました。全く、気になる状況ではなかったのですが・・・・

往々にして、配慮している親子さんは、気遣いすぎで、ちょっとナーバスな印象があります。逆に、気にしていない方は、子供だからしかたない。日常のことになっているので、これくらいは・・・・と思っておられるような印象を持っていました。

何をしてもダメだとわかっているから、放置するというのは、一理あると思いました。親にならないとわからないというのも。それでも、気にしている気配を示すことは大事ではないかと思うのです。あやしても無駄だから放置してしまう。それは、浴びなくてもよい冷たい視線を受けることになると思うのです。また単なる放置なのか、分かった上での放置なのかもこちらにはわかりません。

密閉空間では、ちょっとだけでも、気にしてます。ご迷惑をかけてます。という気持ちが伝わっると、周りの受け止め方も和らぐのではないでしょうか?気をつかって恐縮している親に対して、周囲は優しくなれると思います。

ただ、それぞれの立場もあるので、難しい問題です。子育て中は、いつも気兼ねして出かけなければならないのか。日本の大人の目は、騒ぐ子どもに厳しいとも言われます。それが子育て中の親子さんのストレスになってしまうのかもしれません。

座席を指定するとき、子供がいる近くは避けていました。誰もがそうするものだと思っていましたが、それは、理解に欠けるということになるのでしょうか?いろいろ考えさせられるお話でした。

 

海外では、こんなはからいも・・・・

赤ちゃんが飛行機で泣くと皆が喜ぶ! 航空会社の粋なサプライズ – grape [グレイプ]

 

*プレミアムクラスと子供の搭乗について⇒( *1

 

〇プレミアムシートはなぜ前にある?

ずっと疑問に思っていたこと。なぜプレミアムシートが前に設定されているのか。座席の安全性から考えたら、プレミアムシートは、後部座席に設置するべきだと思っています。

一番危険な前の席にプレミアムやJクラスを設定していることが謎でした。上客に対して一番、補償しなくてはいけないことは安全ではないのでしょうか?

また、優先搭乗で先に席に案内され、早くから狭い機内に押し込められます。そしてあとからぞろぞろ乗ってくる人たちに見られているという状況は、決して心地のよいものではありません。

アナウンスされて、立ち上がり搭乗口に向かうことにステータスを感じたり、羨望の目を向けるというのは、自分の価値感とは違う世界だと感じました。

それなら、ギリギリまでラウンジで、旅行の資料をみながら、お茶を飲んでゆっくり過ごした方がいいです。リミットの10分より少し前に搭乗する方が、開いたり閉じたりのロスタイムもありません。

(時間に遅れずに搭乗したとしても、すでに席についている人たちからは、なにのんびりしているんだ・・・という視線がなきにしもあらず。そのあたりは適宜、配慮して人の流れが途切れないあたりで・・・)

以上のような習慣があるので、優先搭乗のメリットや、前方の座席に座ることなど、プレミアムクラスの価値をあまり感じることができないのでした。

 

〇【追記】2019.11.01 安全を考慮して後部座席を選ぶ 

ちなみにCA経験者の方も、前方座席よりも後方の方を選ぶと同じような理由で紹介されています。

blog.soboku.jp

 

〇【追記】2019.11.02 後部座席を選んだ人たち

2度目の米子から羽田の帰りは、エコノミーで3列席の最後部をあえて選びました。窓側なので、ギリギリに乗ると顰蹙かと思い、搭乗案内「3グループ」の一番、最後に乗り込もうと思っていました。しかし、すぐに「4グループ」の人たちが並び、列は後方近くになりました。

座席に着くと、中央、通路側の2席が空いています。もしかして空席? しかし事前のチェックでは全席満席状態でした。お二人は、ゆっくりと時間ぎりぎりに、乗り込んでこられました。なんだか、自分と同じような考えの方と遭遇し、仲間意識を抱きました。

そして降りるときも最後尾は、長い行列ができます。この行列に並んで待つなら、座ったまま待つことにしました。手持ち無沙汰なので、島根立美術館の夕日展の図録を眺めて、その余韻に浸っていました。

中央に座っていた方は立ち上がり、降りていかれました。通路側の方は、一度、立って送り出したあと、また座り列がおちつくまで待っていました。人が少なくなると、立ち上がり降りて行かれました。その周辺にはグループで搭乗された方もいらして、最後に降りようと座ったまま待機されていました。私は、全ての方たちが立ち上がるまで、図録を眺めていました。

以前は、旅先から手紙を書くのが習慣で、書けなかった時は、降機中の機内で書いていたこともあります。「飛行機から降りるまでが旅」という感覚です。

今回、たまたま、最後部に居合わせた3人。なんとなく飛行機利用の考え方が同じようで、同志意識を感じさせられました。

往路は、ギリギリに乗り込み、復路はギリギリに降りる。後方をあえて選ぶという同じような価値観を共有できて、おもしろかったです。

 

〇【追記】2019.11.02 荷物の受け取りもスムーズ

通常、荷物は機内に持ち込むことにしていました。今回は美術館のプレゼントでポスターなど嵩張るものや、お土産袋もあったので、スーツケースと共に預けていました。

最後にゆっくり飛行機から降りて、手荷物受取所につくと、ほどなくして最初の荷物が出てきてきました。それほど待たずにすぐに受け取ることができました。羽田は荷物を預けていたとしても、バス便も多いので、急いで降りる必要は全くありません。

(一時期、団体で動いていたことがあり、降りたらすぐにタクシーに乗れるよう、荷物は預けないというのが暗黙の了解になっていました。そのため機内持ち込み可のキャリーに買い替えたり。持ち込みが習慣になると、荷物を待たずにすむのが楽になり、それ以後、荷物を預けなくなりました。ひさびさに預けてみると、身軽だし楽でいいなと思いました。

 

■まとめ

座席選びにはいろいろなポイントがあり、どこを重視するかは、人によって千差万別。いろいろ調べていると、自分では思いもよらない考え方に出会い面白かったです。ここにファーストクラス、プレミアムクラスの選択も加えると、選び方、考え方はさらにひろがります。

 

*1:【追記】2019.11.11 プレミアムクラスの子供の搭乗

飛行機のファーストクラスや、グリーン車に子供を乗せることの是非についてよく話題になります。個人的には、勘弁して~というのが本音。しかしそれを口にしてはいけない風潮も感じられ・・・・ 

もし自腹で利用し、そこに騒ぐお子さんがいたとしたら、まいったなぁ…と思ってしまいます。時々、みかける意見で「子供が騒ぐため、多くの人に迷惑をかけるよりは、ファーストクラスやグリーン車を無理して利用する」という方。そのような気遣いでをされる方がいらっしゃることを理解した上で、心の中では、その気遣いは、方向が違うかな?と思っていました。

基本、私はファーストクラス、グリーン車は利用しません。それでも、お子さんをそこに乗せるのは避けて欲しいと考えてしまいます。その空間を求める方たちは、対価を払って静かな環境を求めています。もし自分が利用した時に、子供が騒いでいたとしたらと考えると・・・・ 運がなかったとあきらめるしかありません。

ファーストクラスに子供を乗せることについて。

www.anal100000fpp.com

今回、ANAのプレミアムクラスを利用しました。8席を利用するのは、対価を払って乗り込んでいる人たちが中心だと思っていました。最近では、マイラーさんも多いとのこと。またビジネス利用の場合は、航空運賃は会社経費、アップグレード分だけ自己負担。全て自前というケースは、少ないのかもしれません。

今回、初めてプレミアムを利用しました。記念搭乗的な意味が大きいです。しかし、心の奥で、子供が乗って泣かれたらと、機内に座るまで心配していました。

お互いの立場や考えがあります。それぞれ相手の立場、気持ちを考える。表向きの行動の裏にも、実は考えた上で配慮していることもあります。お客さん同士、お互い気遣いあえるとことが大事。

そして、CAさんとお客さんも、同じことがいえそうです。お客さんの行動の裏には、いろいろ考えあってのこともあります。一方的に決めつけずに、ちょっと想像力を働かせてみると、いろいろなケースも考えられると思います。サービスは想像力。提供する側には必要なことですが、受ける側も必要。しかしながら、提供する側の想像力が少し弱くなっているのでは?と感させられる昨今の界隈の空気を感じたのでメモ。