コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■光琳と乾山:恒例展示《燕子花図屏風》のデザイン性をやっと理解(2018)

根津美術館で行われている光琳と乾山」 会期は2018年5月13日まで。一週間を切りました。庭のカキツバタも見ごろを迎えているようです。《燕子花図屏風》デザイン性が高いと言われていますが、その意味が3回目にしてやっとわかりました。

*写真の撮影、掲載は、主催者の許可を得て掲載しております。

 

  • ■《燕子花図屏風》はデザイン的に優れた作品
  • ■非の打ちどころのないデザイン構成
  • ■《八橋図》によって理解に至る?
  • ■すばらしさを解説することについて
  • ■制作年の妙 《燕子花図屏風》が先?
  • ■《燕子花図屏風》への賛美の言葉の数々
  • ■全方向からの鑑賞に耐える構図
  • ■ニッポンの国宝100より
    • 〇屏風の折りによる遠近
    • 〇ベタ塗りと思っていた青の秘密? 
  • ■参考

 

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■ウォーナーの謎のリスト:つれずれに思うことをランダムにメモ 

 憲法記念の日、鎌倉で「ウォーナーの謎のリスト」の上映会が行われました。日本の文化財を爆撃から守ったと言われるアメリカ人 ウォーナー。151の日本の文化財がリストでまとめられました。それを巡ってさまざまな人たちへのインタビューによるドキュメンタリー映画です。

それに対して思ったことをメモ。

 

 

  • ■ウォーナーって知ってますか?
  • ■ご挨拶
  • ■予告編、ダイジェストによる概要
  • ■とりとめなく感想を羅列 
    • 〇ブルーノタウトが浮かぶ
    • 〇ウォーナーの性格 メアリ―カサットに共通
    • 〇思い出は確かなのか?
    • 〇BGM ベートベン「月光」
    • 〇神田の古本屋が戦禍からまぬかれた
  • ■世界中の書庫に眠る真理
    • 〇反対意見の先鋒者の名がない
    • 〇仮説にとらわれとりこぼされる情報
    • 〇インタビューを避ける関係者
    • 〇情報はだれでもアクセスできるのか
    • 〇 「父親たちの星条旗」がさりげなく挿入
  • ■レファレンス 図書館による民主化
    • 〇本の中にしかない情報がある
  • ■情報の取捨選択
    • 〇本だって正確ではない
  • ■まとめ 感想 
  • ■創作意図
  • ■参考 

 

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■酒器の美に酔う:年1回の曜変天目茶碗の展示

静嘉堂文庫美術館を代表する曜変天目茶碗が、現在開催されている「酒器の美に酔う」で公開されています。曜変天目茶碗を見ることができるのは年1回。今年(2018)は6月17日までです。これまでの曜変天目茶碗の展示とは一味違います。曜変天目茶碗にスポットをあててレポートします。

*写真の撮影、掲載は、主催者の許可を得て掲載しております。

 

  • ■今年の曜変天目茶碗は何かがちがう!
  • ■新しいガラスケース 
  • ■3回見た中で一番の見栄え 
  • ■酒器と曜変天目茶碗の関係
  • ■お酒と神 そして食文化
  • ■関連アイテム
    • 曜変天目茶碗に関するDVDがおすすめ
    • 〇ニッポンの国宝100 No4 FILE8 曜変天目
    • 〇月間茶道誌 淡交 2018 1
  • ■講演会 改め 口演会開催
  • ■概要
  • 曜変天目茶碗 裏話

 

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■ガレも愛したー清朝皇帝のガラス:第3章 エミール・ガレと清朝

 サントリー美術館「ガレも愛したー清朝皇帝のガラス」が開催されています。メインテーマは清朝皇帝ガラス」なのですが、ガレとの関係に迫った第3章の展示「エミール・ガレ清朝の部分にスポットをあててレポートします。 

*写真の撮影は、主催者の許可を得て掲載しております。

 

  • ■「ガレも愛した」ガラス展
  • サントリー美術館とガラス作品について
  • サントリー美術館とガレ
  • ■ガレと日本 そして中国との関係
  • ■「ガレも愛したー清朝皇帝ガラス」企画者に聞く
  • ■ガレ作品 中国の影響の変遷 
  • ■ガレの作品と清朝の影響
    • 〇青地赤茶被魚蓮文瓶
    • 〇自然の造形をそのままの形にした作品
    • 〇カトレアの花器 
  • ■感想 まとめ 
    • 【追記】2018.05.03 美術界のジャポニズムという視点
    • 【追記】2013.05.04 ガレが清王朝から受けた影響
    • 【追記】2013.05.13 ガレは清王朝ガラスだけでなく世界にも目を向けた? 
  • ■関連
  • ■参考

 

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■光琳と乾山 ー芸術家兄弟・響き合う美意識― 恒例展示から見えてくること

 インターネットミュージアムにて根津美術館で行われている光琳と乾山 ー芸術家兄弟・響き合う美意識ー」のレポートが掲載されました。ご覧いただけましたら幸いです。

以下、レーポートでご紹介できなかった補足説明です。

*写真は主催者の許可を得て撮影、掲載をしております。

 

  • ■恒例展示される作品鑑賞のススメ
  • ■鑑賞レベルは段階的にはあがらない
  • ■絵画によっても違う
  • ■いきなりわしづかみ状態  乾山はそっちのけ
  • ■展示場所が違うと、動線によって見る角度が変わる
  • ■燕子花の花が多彩
  • ■パターンで描かれたという解説によって固定化される視線
  • ■庭のカキツバタと比較
  • ■見方を固定化しない
  • ■感想 まとめ
  • ■関連:根津美術館の展示との比較

 

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