一連のMOA美術館の見学を通して気づいた見どころポイントを、勝手にランダムにピックアップ。
■透明度の高いガラス
とにかく驚かされるのは、ガラスの透明度の高さです。ガラスがどこにあるのか・・・? 本当にわかりません。
Q 中央のポッチは、何でしょう?
A ガラスがあることを示すためのマーカーだそうです。
これがあっても、おもいっきり頭をぶつけて、ゴツンという音を響かせていました。目の前にあっても、わからないほどです。
Q ガラスはどこに? Ans 杉板と畳との段差にあります
▼低反射高透過ガラスを使用しているので注意のプレート
Q こちらもどこにガラスが?! 紅白梅図屏風 横から見ても
↓ 展示室
↑ 床面 ↑ 側面から
■写真のパネル
▼写真も正面から撮影しても、一切、反射しません。
Q パネルはどんなパネル?
ガラスフレームの中に写真が入っていました。それすらも気づきませんでした。印画紙(?)も反射しにくいものなのでしょうか?
Q 照明のと写真の関係は?
↑ パネルに当てられた照明 ↑ 背景の壁と写真
↑ 月明り側 ↑ 太陽の明かり側
■庭の紅白梅
白梅 紅梅
▼幹の苔
■光琳屋敷
上の看板にもあるように、光琳が描いた図面
手持ちの和楽「琳派」最速入門に図面が掲載されていたのでコピーして持参。
それを突き合わせながら中を拝観。
光琳屋敷は、これまで5回ほど見ていました。しかし、ただ建物を見ていただけでは、さっぱりわかりません。そもそも、最初の頃(9年前)は、光琳すらもわかっておらず、尾形光琳といってもイマイチ、わかってません。この屋敷の光琳は、どこかのお大名様で、その大名屋敷の再現だと思いながら、ずっと見ていました。なんでそんな人の屋敷をここで再現したのかなぁ・・などと思いながら。やっと琳派400年の年、《紅白梅図屏風》を描いた「尾形光琳」と、ここの屋敷の「光琳」が同一人物だと理解したのは、この和楽ムックを見てのことだったのでした。(2015年)
ただ、この屋敷を見ているだけでは、なんにもわからないのです。また、日本の美術に興味を持って、せめて国宝《紅白梅図屏風》ぐらい理解しないと・・・・(笑)
▼このくねくねした縁側は光琳オリジナル
何かに似てませんか?
そうです、燕子花の八橋・・・・
出典:KORIN展 | 取材レポート |
美術館・博物館・展覧会【インターネットミュージアム】
なんだか違和感のある青竹
補助の支えのようで、撮影時期によって
色が変わっている模様
▼ここはお茶室
図面の畳の敷き方と、現在の敷き方が違います。
▼手前の急な階段 女中部屋・・・
2階に光琳が絵を描く部屋 居室があり、そこで《紅白梅図屏風》が描かれました。
過去には、この屋敷の公開も行われていたようです。今後も開催があるかどうか・・・
参考サイト:とーるブロ:紅白梅図屏風と尾形光琳屋敷 - livedoor Blog(ブログ)
■まとめ
美術館で作品の鑑賞をするミュージアムですが、熱海を代表するスポットとなっています。お食事も充実していておいしいですし、なんと言っても景色がきれいです。
この日は曇っていて、目に染みる海の青さではありませんが・・・・
春になれば、外に出て風にあたりながら、彫刻の鑑賞しながら散策。美術鑑賞が好きでなくても、景色が楽しめ、おいしいお食事があれば、それだけで十分、満足できるのではないでしょうか?
熱海といえば・・・ という有名観光スポットがあまりないと言われているところに、トリップアドバイザー2位のスポットだったMOA美術館の11か月に渡る休館。美術好きでなくても楽しめるということは、家族ずれも多くなり、ますます熱海のランドマーク的存在になっていきそうです。