コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■レオナルド×ミケランジェロ展:「舌戦バトル」と「素描」対決

これまで「レオナルド」「ミケランジェロ」の展示は何度も行われましたが、宿命のライバルを同じ土俵で「直接対決」させたのは今回が初めて。最初の対決作品は「素描」です。素描ぁ・・・(つまらない)と思う人もいるかもしれませんが、見たら認識が変わるはず!(たぶん…) 

 

以下は、ブロガー内覧会にて撮影した写真を元に構成。写真の撮影、掲載については主催者の了解を得ております。

  【前の記事】
    ⇒■レオナルド×ミケランジェロ展:
       ミケランジェロの「十字架を持つキリスト」を見逃すな!

 

  • ■素描とは?
  • ■レオナルドとミケランジェロのバトル
  • ■代表作の素描の対決
    • 〇《少女の頭部》vs《レダと白鳥》のための頭部習作
    • ミケランジェロの「頭部を削るように描く」とは?
    • 〇影を足していくレオナルドの手法
    • 〇彫刻は削るもの 絵も削るように描くミケランジェロ
    • 〇レオナルドの素描は、金属尖筆
    • ミケランジェロの赤チョーク
    • 〇削ったあとが光る!?
  • ■その後の作品 
    • 〇《背を向けた男性裸体像》ミケランジェロ(1504-1505)
    • 〇《髭のある男性頭部》 レオナルド(1502年)
  • ■自然観察から解剖、そして「人体の美の法則」「観相学」へ
    • 〇《顔と目の比率の研究》(1489-1490)
    • 〇《老人の頭部》
    • 〇「観相学」参考情報
  • ■まとめ 
  • ■展示構成(対決のポイント)
  • ■対決の感想
  • ■参考サイト
  • ■関連
  • 【追記】2017.07.22 これがレオナルド? の疑問が解ける
  • 【追記】2017.07.24 高橋明也館長による見どころ
  • 【追記】2017.07.24  1000年もたてば、顔も知りたいとは思わないの意味
  • 【追記】2017.07.25 「最も美しい素描」と言ったのは誰?
  • 【追記】2017.07.25 「もっと美しい素描」発見!
  • 【追記】2017.07.28 知るってしまうことで変わる見方の変化
  • 【追記】2017.07.28 レオナルドの描く顔はどれも同じ?!

 

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■レオナルド×ミケランジェロ展:ミケランジェロの「十字架を持つキリスト」を見逃すな!

三菱一号館「レオナルド×ミケランジェロ展」が開催されています。展示が遅れていた「十字架を持つキリスト」がお目見え。なんで開催に間に合わなかったの? ミケランジェロの大型彫刻を日本で展示するのは大変っていうけどなぜ? 苦労話を交えたブロガー内覧会。今回の目玉、「十字架を持つキリスト」を中心に取り上げて紹介致します。

 

写真撮影・掲載については主催者の許可を得ております。

 

  • ■なぜ展示品が開催日に間に合わないの?
  • ■蓋をあけて見ると・・・
  • ミケランジェロの巨大彫刻展示は日本初 
  • ■見逃してはいけない理由 
    • ミケランジェロの大型彫刻を展示するのは世界的にもまれ
    • 〇自然光の中で見ることができる 
    • 〇写真撮影が可能
    • 〇360度 全方向で見ることが可能
  • ■見るポイント 
    • 〇顔の黒い筋
    • 〇ひざ・重心のかけ方
    • 〇手
  • ■問題・・・・考えてみよう
    • Q1 ミケランジェロが制作した部分はどこ?
    • Q2  「十字架を持つキリスト」を仕上げたのは誰か?
      • ミケランジェロは解剖を元に制作をしていたの?
      • 【追記】(2017.07.14) 背骨は凹んでいた!?
      • 【追記】(2017.07.14) 天使の羽根のような肩甲骨は女性に顕著?
    • Q3 作品がミケランジェロであるという決定的な表現は?
  • ■新たなキリスト 「ミネルヴァのイエス・キリスト
  • ■トピック
  • ■まとめ 
  • ■開催情報
  • ■参考サイト  
    • twitter Insta
    • 〇ブログ
    • 〇《十字架を持つキリスト》関連
    • 〇雑誌寄稿
    • 〇美術と解剖 ミケランジェロと解剖
  • ■関連

 

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■生誕140年 吉田博展 「海の日」「山の日」プレゼント

現在、「生誕140年 吉田博展」が東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で行われています。海と山の絵を得意としたことから、海の日、山の日に、図録を購入するとプレゼントキャンペーンが行われるそうです。

 

  • ■吉田博 プロフィール
  • ■展覧作品
  • ■記念品プレゼント
  • ■開催概要

 

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■本物とレプリカ:「レプリカ」が本物として展示されたら見抜ける?

本物と偽物・・・ 偽物には「複製」「レプリカ」「模造品」などと呼び方もいろいろ。「レプリカ」と聞くと、なんだ・・・と思ってしまいます。しかし、その違いがわかって見ているでしょうか? 今年は「本物とレプリカを比べる」ということをテーマに作品を見ることにしました。

 

  • ■レプリカと本物は見わけられる?
    • 〇「レプリカ」と言われて「な~んだ」と思ってしまうのは
    • 〇本物の中にレプリカが紛れたら
  • ■今年の鑑賞テーマ
    • 〇レプリカを本物だと思って見る
    • 〇「レプリカ」と「本物」を比較
    • 〇逆設定をして鑑賞する
  • ■「レプリカ」を見てみよう
  • ■設置場所によって作品の価値が変わる
    • 〇こんな公園にイサムノグチの作品があるわけがないという先入観
    • 〇こんなところにあるはずがない
  • ■本物か本物でないかの判断が「ケース」 
  • ■レプリカの楽しみ
  • ■関連 

 

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■名刀礼賛:「刀剣の見方」お勉強のための資料

泉屋博古館分館で行われている「名刀礼賛-もののふたちの美学」に再訪。刀剣の見方についてのパネル情報や、東博の本館「刀剣」コーナーの基本情報をここにまとめて、刀の鑑賞の補助データにします。

泉屋博古館の写真は、主催者の了解を得て撮影しています。
 東博の本館写真は、撮影自由)

 【写真差替】2017.07.20 解説パネル拡大写真に  刀剣の刃文写真追加

 

  • ■刀剣のみどころ 
  • ■刀剣の作り方
    • 〇折り返し鍛錬
  • 東博の刀剣コーナー解説
    • 〇刃文の種類
    • 地鉄(じがね)
    • 〇刃中の働き
    • 〇砂流(すながし)  〇金筋(きんすじ)
    • 〇「働き」って?
    • 〇沸(にえ)と匂(におい)
    • 〇茎(なかご)
  • ■ビデオ解説 
  • ■刃文とはたらきについて
    • 〇温度と鋼の組織の変化・刀剣の部位と組織
  • ■参考資料:鉄の組成 火入れ 冷却による組織状態
    • 〇加熱及び冷却の程度に関係する鋼の組織状態 
    • 〇ー金属材料の概要編ー
    • 〇金属組織と温度と炭素の関係
    • 〇 機械構造用鋼における加熱・冷却操作と、熱処理法・金属組織の名称
  • ■日本刀の科学的なデータ 
  • ■参考
  • ■関連

 

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