コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■尾形光琳:《風神雷神図屏風》東博 常設展にて

尾形光琳風神雷神図屏風東京国立博物館常設展で7月2日(2017)まで展示されていました。京都にまでわざわざ行って大混雑の中、見てきたあの《風神雷神図屏風》が、常設展で展示とはこれいかに! 2年の月日の経過は、何を感じさせてくれるのでしょうか?

 

  • ■常設展で見る重文《風神雷神図屏風尾形光琳
    • 〇HPの紹介は・・・・
    • 〇ギャラリートークに参加
  • ■ 2年ぶりに見た光琳の《風神雷神図屏風
    • 〇京博では見あげるような展示だったと思ったら
    • 〇なぜ見上げたように見えた?
    • 〇初めて見た印象を振り返ると
  • ■発色の違いについて
    • 〇京博では、なぜくすんで見えたのか
    • 〇照明の影響? 
  • ■注目のポイント
    • 〇雷神の雲 
    • 〇風神の雲
    • 宗達の雲との比較
  • ■屏風の金箔のディティール確認
  • ■作品を理解するためのキーワード 
    • 〇モチーフの風神、雷神は何なのか? 
    • 〇目線の比較
    • 〇筆致の違い
    • 光琳宗達をトレース
    • 〇雷神が白で描かれたのは?
  • 風神雷神の乳首が片側だけなのは?
  • 光琳の裏に描かれた抱一の《夏秋草図屏風》について
  • ■参考

 

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■建仁寺:《風神雷神図屏風》あるべき場所・環境で見る(どんな光?)

 

美術館ではなく、本来、作品のあるべき場所で見ることの意味。時代や当時の状況を感じながら鑑賞をしたらきっと、何かこれまで見えていないものが見えてくるはず。中でも光に興味を持って建仁寺に訪れました。展示を見て思ったこと。考えたことなど・・・

 

【2016.03.21記】
 建仁寺:③風神雷神 どんな光があてられている? 宗達より素晴らしい絵師たち

 ↑ 上記をもとにリライトして転載しています。

 

  • ■屏風はどのように飾られるものなのか?
  • ■作成される時代による変化
  • 建仁寺の設置状況
    • 〇《風神雷神図屏風》に当てられている光は?
    • 【付記】ライトの写真を見て
    • 〇左右の間隔は?
    • 〇屏風の折がないのは?
  • ■子供たちの風神雷神の展示
  • 風神雷神図屏風の解説
  • ■関連

 

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■建仁寺:キャノン高精細複製品《風神雷神図屏風》

建仁寺に所蔵されている《風神雷神図屏風》のレプリカのもう一つは、高精細複製品です。陶板の「風神雷神」にちょっとがっかりしたあと、思いがけず高精細複製品と出会うことができました。念願の自然光、そして座位でみる風神、雷神の目はどこを見ていたのでしょうか?

 

【2016.11.07記す】

鈴木其一 《風神雷神図屏風》鑑賞に向けて 3つの《風神雷神図屏風》

                          を元にリライト

 

  • ■大書院へのいざない
  • ■念願の《風神雷神図屏風》のお出まし!
    • 〇「風神」「雷神」としばし対話
    • 風神雷神が語りながら目くばせをした?!
    • 〇視線は見る人が決める 見る人が感じるもの
    • 〇視線は鑑賞者の心を表す
  • ■《風神雷神図屏風》の複製品について
    • 〇高精細複製品について
    • 〇デジタル高精細複製品の前のバージョン
  • ■展示場所、ライティングによる違い
    • 〇ビデオ解説エリアの高精細複製品の展示
    • 〇大書院に展示された高精細複製画
    • 〇方丈の「室中」に展示
    • 〇金澤祥子氏 書と一緒に大書院にて
    • 〇なんと本物が展示されたことも
    • 雲林院(?)に展示?
    • 〇ここはどこ?
    • 〇唐子の間
  • ■コロタイプ
  • ■まとめ 
  • ■参考サイト
  • ■関連

 

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■建仁寺:陶板性のレプリカ《風神雷神図屏風》とご対面

建仁寺に展示されているレプリカの《風神雷神図屏風》を見に行きました。本物とレプリカの見分けがつけられるのか? という目的を持って。ところがそれは、それは陶板でできた複製品で屏風状の折り畳みはなく平板でした。見てすぐにレプリカとわかってしまいました。


【2016.03.21記】 ↓ 下記よりリライトしました。

建仁寺:②第一の風神雷神 どう見ても本物に・・・  

 *写真は出典が記載されていないものは、自ら撮影したものです。

 

  • 建仁寺 本坊から入館
  • ■突然現われる《風神雷神図屏風
    • 〇屏風でなく平面
    • 〇本物かを見極めるつもりが
  • ■《風神雷神図屏風》観察
    • 〇雷神の手の先に持っているものは何?
    • 〇座って屏風を見る
    • 〇風神は何を見てる?
    • 〇これは本物なの?
  • ■販売用の風神雷神
    • 〇販売用の方が本物みたい
    • 〇陶板は、描かれた直後を表現した?
    • 【追記】2017.05.22  ケースが本物、偽物を分ける?
  • ■屏風の正体は・・・
  • 風神雷神のあとに待ち受けていたのは・・・ 
    • 〇名も知らない絵師に心動く
    • 〇モチーフの力と時代の経過
    • 〇知識のなさを目の当たりにし
    • 〇新たな時代性を取り入れ
    • 〇目的の《風神雷神図屏風》を忘れる
    • 〇本物とは? レプリカとは?
    • 〇文字であらわされた風神雷神
  • ■関連

 

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■建仁寺:レプリカの《風神雷神図屏風》は3つある!?

 国宝 俵屋宗達風神雷神図屏風は、建仁寺所蔵ですが、現在は京都国立博物館に寄託されています。建仁寺には高精細複製品が展示されています。この複製品、実は3種類あり、常時展示されているのは2種類です。この記事はこれらの複製品との出会いについて過去の記録からピックアップしてリライトしたものです。

 

【2016.03.19記】

建仁寺:①2つの風神雷神図屏風  レプリカだっていいじゃない!よりリライト

 

  • ■寄託された宗達の《風神雷神図屏風
  • ■《風神雷神図屏風》2つのレプリカ
    • ●第一の風神雷神
    • ●第二の風神雷神
    • 〇上記の状況から真贋を考える
    • 〇周囲の人にも推理してもらう
    • 〇種明かし
  • ■作品の由来、背景を知ること
    • 〇《風神雷神図屏風》の過去の展示
    • 〇レプリカと本物の判断
    • 〇真偽の判断は設置の状況から推測
    • 【追記】2017.07.06 国宝《風神雷神図屏風》は建仁寺に展示はできるのか?
    • 〇レプリカとわかっていても、本物だと思ってみる
    • 〇レプリカとわかっている《風神雷神図屏風》をリセットしてみる
    • 〇複製品の展示状況について
  • ■参考サイト
  • ■関連

 

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