コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」 特別展示「睡蓮:水の風景連作」

イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」が1月16日まで三菱一号館で行われていました。その際、国内で所蔵される睡蓮が3点が同時に展示されるという特別展示がありました。すでに終了しておりますが貴重な展示。メモを元に思い出し記録です。

会期末の夜間オープンを利用しました。現在、あべのはるかす美術館を巡回していますが、そちらでは展示されていません。次のモネとの再会の時に、鑑賞の手がかりになれば…

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写真は、イスラエル博物館所蔵の《睡蓮の池》 ライトアップされた木の光の粒がの光の粒が水面をきらきら輝かせています。三菱一号館美術館では、独自企画として、この作品と同年代に描かれた「睡蓮:水の風景連作」を展示する特別な一室が設けられました。

 

  • イスラエル美術館蔵 睡蓮
  • ■国内のモネ睡蓮が一部屋に
  • ■TAKE1
    • 〇12月に初めて見る
    • 〇貴重な展示をかみしめながらも
  • ■TAKE2
  • ■TAKE3
  • ■TAKE4
    • 〇一番遠く離れた場所から
    • 〇ルドンとモネの組み合わせ
    • 〇3つの《睡蓮》の展示位置に何か理由が?
  • ■アーティゾンの睡蓮とともに
  • リーフレットと図録
  • ■感想・雑感
  • ■脚注

 

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■三菱一号館美術館:イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 《睡蓮の池》

三菱一号館美術館イスラエル博物館所蔵 印象派 光の系譜」は大好評のうちに終了しました。現在、あべのハルカス美術館で巡回中です。タイミングを逃してしまいましたが、イスラエル博物館からやってきたモネの《睡蓮の池》について覚書。

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この展覧会には昨年の12月中旬と、1月の閉幕直線の2回鑑賞しました。訪れる前にも、ニコ美で視聴したので、気分的には3度見たことになります。1回の鑑賞中にも、何度か足を運びました。それによって変化する見え方。また過去に見たモネの睡蓮鑑賞の記録とも照らして、「睡蓮鑑賞の系譜」を振り返りじっくり見ていきます。

live.nicovideo.jp

 

  • イスラエル美術館蔵 モネ 睡蓮の池
  • ■作品を見る前の印象
  • ■展示会場で最初に見た感想
    • 〇龍に見えるのは
    • 〇睡蓮の塊を目で追う
    • 〇中央で発光する水面
  • ■複雑な遠近法 フォーカルポイントは?
    • 〇最初に目がいくのはどこ?
    • 〇2回目 最初に目に入るのはどこ?
    • 〇左右から見る
  • ■モネの睡蓮から感じる宇宙
    • 〇マルモッタン・モネ展の《睡蓮》
  • ■誰もいなくなった展示室 《睡蓮の池》を一番遠く離れて
  • ■脚注

 

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■サントリー美術館:刀剣 もののふの心

サントリー美術館にて開館60周年記念展として「刀剣 もののふの心」が行われました。今回の展示では、由緒正しい神社や寺院に奉納され、伝来した貴重な刀剣を一堂に集められていました。ここだけの貴重なものがいっぱい。(2021.10.31終了)

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最終日、あわてて来館したものの、せっかくレア展示されていた刀剣もよくわからないまま。刀剣の言われなどを調べたものを覚書として残しておくことに。

写真NGだったので、公式twitterと会員向けの美術館ニュースをもとにまとめています。

 

  • 1⃣絵画に見るもののふの姿
    • [1]《前九年合戦屏風》(後半)
    • [2]《後三年合戦屏風》(前半)
    • [3]《石山寺縁起絵巻》(前半)
    • [5]《屋島合戦屏風》
  • 2⃣祈りを託された剣と刀 古社寺伝来の刀剣
    • [67]国宝 無名 黒漆
  • 3⃣武士が愛した名刀 武士と刀剣 
    • [72]《太刀 銘 □忠》(名物膝丸・薄緑)
      • ●『膝丸』
      • ●『薄緑』
      • ●『薄緑』『髪切』
      • 曽我物語
    • [73]《太刀 銘□□国則宗(名物二ツ銘則宗)》
    • [74]《革包太刀拵》(前期)
    • [75]《名物義元左文字
    • [76]《骨喰藤四郎》
    • [69]《黒漆剣》
  • 4⃣もののふの装いと出で立ち 甲冑武具と刀装具
    • [78]《豊臣棄丸所用小型武具》
    • [36]《朱漆塗矢筈札紺糸素懸威具足 伝豊臣秀次所用》(前半)
    • [00] 井伊の赤ぞろえ
    • [00] 鐔(つば)の装飾
  • 5⃣祭礼と刀剣 祇園祭礼図を中心に
    • [80]《長刀 和泉守藤原来金道》
    • [82]《祇園祭礼図屛風》
    • [85]祇園社御剣 出羽大掾藤原国路
  • 6⃣躍動するもののふのイメージ 物語と武者絵
    • [13]《酒伝童子絵巻》
    • [21]《和漢準源氏 源賴光 薄雲》歌川国芳
    • [ ]《秋田藤四郎》(後半)
  • 7⃣絵画にみるもののふの暮らし 武家風俗画の世界
    • [57]《調馬・厠馬図屏風》
    • [11]《平家物語忠度出陣屏風》
  • ■感想・雑感
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■三菱一号館美術館:三菱の至宝展(3)曜変天目

三菱一号館美術館で行われている「三菱の至宝展」 数ある至宝の中の至宝ともいえる曜変天目茶碗。通称「稲葉天目」は特別室が設置され、この作品一点だけが展示されています。これまでに見たことのない表情をしていました。

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*写真はブロガー内覧会にて許可のもと撮影

 

  • ■特別展示のアプローチ演出
  • 曜変天目の展示空間
    • 〇ぐるり一周
    • 〇上から覗き込んでみます
    • 〇横から
    • 曜変天目の正面は?
  • 静嘉堂文庫美術館で見る曜変天目との違い
  • ■使われたことのない茶碗
  • ■茶碗に注がれる光 宇宙の中の茶碗
  • ■開催概要

 

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■三菱一号館美術館:三菱の至宝展(2)見どころ・おすすめ・過去の展示と比較  

三菱創業の4代にわたる美術品蒐集の展覧会が三菱一号館美術館で行われています。2020年7月~9月に開催予定でしたが、コロナ禍により1年延長されての開催です。この間、ブラッシュアップされての登場。

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↓ 展覧会の章ごとの概要を、下記で紹介しました。

 個々の作品の見どころ、個人的なお勧め作品、過去の展示との比較など紹介いたします。*写真はブロガー内覧にて許可の上撮影

 

 

  • ■《龍虎図屏風》橋本雅邦
  • ■《裸体婦人像》黒田清輝
  • ■《木造十二神将立像》 
    • 〇亥神像
    • 〇午神像
    • 〇虎神像
  • ■《和漢朗詠抄 大田切》 
    • 〇料紙に注目
    • 〇文字に注目
    • 〇料紙と文字で作り出す世界観
  • ■その他要チェック
    • 〇《与中峰明本尺牘》
    • 〇《源氏物語関屋澪標図屛風》 
    • 〇《唐物茄子茶入》茄子
  • フィランソロフィー
  • ■展覧会の予約について 
  •  ■展覧会概要 

 

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