コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■草間彌生展:【感想】お気に入りがない! みんな同じに見えるのはなぜ?

 国立新美術館で行われている草間彌生は、入口を入ったらいきなりドカーンと広い空間が広がります。そこに「わが永遠の魂」のシリーズが壁いっぱいに132点の作品が並ぶ様は壮観です。ところが・・・ 圧倒されるものの、この絵をどう見たらいいのかさっぱりわかりません。

  

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  • ■いかに描いているのか?
  • ■何が描かれているの? 
    • 〇生物にしか見えない
    • 〇細胞の構造物に見えてしまう
    • 〇原始生物?
    • ミドリムシ、ゾウリムシ?
  • ■「生」をテーマに描かれた作品
  • ■気に入った作品はどれ? 心に残ったものは?
    • 〇気に入った絵がみつからない 
    • 〇ズーム撮影の衝動もおきない
  • ■コーナーに注目
    • 〇気になったのは作品ではなくコーナー
    • 〇この感覚は海北友松の《雲龍図》の影響か?
    • 〇見上げた時に受ける力
  • ■考えるアートではなく、感じるアート 
    • 〇多数の目が意味することは?
    • 〇意味なんかいらない 感じればいい
    • 〇部分撮影したい作品がなかったのは・・・・
  • ■「あいさつ」を見たら
  • 草間彌生 関連
  • 草間彌生関連 参考サイト

 

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■草間彌生展『わが永遠の魂』 開館延長の混雑 割引チケット 屋外展示

草間彌生の大回顧展が2月から始まり、いよいよ5月22日までと終盤に入りました。GW最終日、閉館が20:00までになった日の混雑状況や利用状況をお知らせします。また、わたしなりの見どころ楽しみ方のポイントを紹介したいと思います。

 

  • ■チケット売り場
  • ■割引チケット
  • ■ロッカーについて 
  • ■入館状況
    • 〇再入場
  • ■所要時間
  • ■屋外展示(入館しなくても楽しめる場所がありますよ~) 
    • 〇木に登った水玉2017
    • 〇《南瓜》2007
    • 〇映像作品「Kusama’s Self-Obliteration 草間の自己消滅」
  • ■オブリタレーション
    • 〇半券でも、未入場でも参加可能
    • 〇冷めてたくせにはまってた
    • 〇作品の前に体験しておくのがおすすめ
    • 草間彌生と同じ発想をしてる? 
  • ■予習
  • ■音声ガイド
  • ■筆記用具
  • ■写真撮影可能エリアと撮影のコツ
    • 【追記】2017.05.10  館長さんのお話
  • ■展示会場の混雑具合(開館延長 20:00までの日)
  • ■まとめ
  • 草間彌生 関連
  • 草間彌生関連 参考サイト

 

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■そごう美術館:ルドゥーテの「バラ図譜」展

ルドゥーテバラは他の画家とは一線を画す点刻版の技法によりやわらかな表情を出します。今回はこのボタニカルアートと日本の植物画、点描、ルドゥーテのかかわった王妃マリーアントワネット、ジョセフィーヌを通してフランスの歴史に触れる入り口ととらえて鑑賞。

 

  •  ■ルドゥーテの鑑賞のおすすめポイント
    • 〇輪郭をチェック
    • 〇拡大してみる
    • 〇紙質・シミをチェック
  • ■点刻彫版法
    • 〇点刻彫版法って?
    • 〇印刷で体験
  • ■肉筆画
  • ■バラの基本知識を学べる
    • ガリア系・・・古代種
    • 〇ケンティフォリアとモス
    • 〇モス:苔
    • 〇チャイナ系=インディカ
    • 〇ワイルドローズ 野生種
  • ■鑑賞メモ
  • ■日本の植物画とボタニカルアート、フランスの歴史、音楽

 

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■海北友松:《山水図》(建仁寺) 間抜けな襖絵かと思ったら・・・

日曜美術館海北友松の特集が再放送され、解説はありませんでしたがチラリと映った建仁寺の《山水図》 京都国立博物館特別展覧会「海北友松」でも展示されています。《雲龍図》の勢いとは全く違うタッチの《山水図》 友松はこんな絵も描いていたんだぞ~ 何も描かれてい間抜けな襖絵と思わせて空間に込めたもの。それが友松の真骨頂ではないかと思います。1年前、私は知らない絵師で認知度はイマイチかもしれませんが、きっとこれから注目上昇するはず!
 
・以下は「食べログ日記」
   より転載しました。
・2016.03.26に記録したものです。
・写真の(※)は自分で撮影したもの
 
 
  • 建仁寺 方丈障壁画について
  • ■方丈が台風で倒壊 襖は・・・
  • ■間の抜けた《山水画
  • ■シミだらけの襖
  • ■鑑賞
  • ■次に逆側の襖を見ると・・・・
  • ■構図の秘密
  • ■絵の見方のヒントに
 
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■海北友松:《雲龍図》 建仁寺の襖は****だった 

現在、京都国立博物館にて特別展覧会「海北友松」が行われています。2016年3月に建仁寺で、何も知らずに襖絵を見てその迫力に度肝を抜かれました。建仁寺で見た時の記録を再掲載します。
先週見逃してしまった日曜美術館の『日曜美術館「帰還!“奇跡”の名画 桃山孤高の巨匠 海北友松』が再放送されました。この雲龍図は水墨画の代表作として後世に大きな影響を与えた代表作として紹介されていました。
 

・以下は、食べログの日記 
建仁寺:④雲龍図 海北友松 描かずに描いた龍の姿をみつけよう2016/03/25) より転載しました。

〇写真の(※)は自分で撮影したもの

 

 

  • 建仁寺 方丈にて「雲龍図」と出会う
    • 〇「方丈」と「本坊」の位置関係
  • ■いきなり龍に圧倒される
  • ■襖絵の鑑賞
    • 〇絵の力? 自分の成長?
    • 〇墨の色に誘導されて
    • 【追記】2017.05.01 何もない空間に流れる墨のあと
    • 〇有名、無名の違いは何?
    • 〇さらに追い打ちをかけるように襲い掛かる龍
  • ■これが印刷だった!?
    • 〇模写かと思っていたら
    • 〇紙の質感
    • 〇筆で描いたものじゃない!?
    • 〇【参考】⇒○キャノン綴プロジェクトとは より
  • ■「レプリカ」という技術が伝えてくれるもの
    • 〇レプリカは劣るのか?
    • 〇美術品とは何か 本来あるべき姿とは?
  • ■一度、リセットしてから鑑賞を
    • 〇レプリカという先入観を取り払って見る
 
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