コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■サントリー美術館:セーヴル、創造の300年 会期間近です

Sheage(シェアージュー私らしくもっとかがやくライフスタイルメディアーで、サントリー美術館の「フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年」をレポートしました。なぜか日本を感じてしまう作品がいくつもあります。会期は28日まで! ぜひ日本を感じに行ってみて下さい。

 

sheage.jp

 

 

■日本が海外にもたらす影響についての受け止め方

最近、テレビやネットで「日本人ってすごい!」って情報が散見されます。それに対して、そんなことで喜んでいてはいけないという意見も‥‥

www.huffingtonpost.jp

 

とは言っても、褒められたり、参考にしたんだよって言われれば、自分が携わっているわけではないのに、自負心をくすぐられます。 

 

 

 

 

■どうしても日本を感じてしまうセーヴル展

現在、サントリー美術館で行われている「セーヴル、創造の300年」は、磁器のことアートのことがよくわからなくても、日本ぽいなぁ・・・って感じさせられる展示が目につきます。

 

メインビジュアルとなっているこちら。

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頭の上に持っているのはスカーフだそうですが、まるで風神雷神の風袋。

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ボディーのヒダは、仏像のヒダのように見えました。

 

また、

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こんな日本ぽいものとか…        ↑ こちらはどちらかというと中国?

 

なんだかよくわからなくても、日本を感じさせられる作品があり、フランスでは、それをすごいって思ってくれたんだな…と思うと、やっぱりうれしくなります。

 

 

■セーヴルってよく知らなかったのは?

フランスの名窯「セーヴル」 しかし正直なところを言ってしまうと、セーヴルの食器と言われて、どんな食器かわかりませんでした。一時期、西洋の磁器に興味を持って、歴史を調べたり、コレクションしようかなと思ったことがあります。その時、セーヴルは、視野に入ってきませんでした。その理由が、なんとなくわかりました。それは、王族に親しまれていたという歴史があり、セレブリティーの食器だったから・・・・ 庶民になじみがなかったんだと理解しました。

 

 

■関連展示でより理解を 

パナソニック汐留ミュージアムでは、ヘレンド展が行われています。後発のヘレンドは、セーヴルをお手本にしながら、忠実にコピーを作ることからスタートしました。

 

   パナソニック 汐留ミュージアム「ヘレンド展」

   ■ヘレンド展:超絶技巧は、日本だけじゃない! ヘレンドの透彫り

 

セーヴル展を見て、ヘレンド展を見ると、ああ、これ、セーヴル展で見たテイストだ! って思えるものが、展示の最初のあたりにいくつもあります。同時期に行われる関連展示を合わせてみると、相互理解が深まると思います。