昨年の11月に、都内4美術館合同で行われた2018年の企画展合同記者発表で、要チェックと思ったのが、パナソニック汐留ミュージアムの「日本の四季― 近代絵画の巨匠たち ―」開催期間が、4/2~4/15という13日のみ。これは予定を確保しておかなければ…と思わされました。
これを見た瞬間、ぜひ見たい! と思わされました。パナソニック汐留ミュージアムで日本画? と思ったのですが、これらの作品は、パナソニックが所有している日本画で、本邦初公開! なんだそうです。
他にもこのような作品が‥‥
もう、言葉はいらないのではないかと思います。四の五の言わず、これは、いい! と思われた方は、今からスケジュール確保!
〇開 催 期 間 :2018年4月2日(月)~4月15日(日)
〇ギャラリートーク:2018年4月6日(金) 午後2時~
パナソニック創設100年の記念企画。「パナソニック」が収蔵する四季を表わした日本の近代絵画の公開。
昨今、日本が海外に影響を与えた「ジャポニスム」をテーマとする展覧会があちこちで開催されています。そんな日本趣味の根源はどのようなものなのでしょうか?
日本の四季は変化に富み、人々の暮らしや景色のなかで様々な表情を見せることにより、古くから多くの芸術家の創作意欲を刺激してきました。それは明治以降の画家たちも同様で、風景や衣類、食べ物などを題材に季節感あふれる作品を残しています。
一方、松下も
「いろいろな姿で巡ってくる四季によって、私たちは適当な緊張と適当な気楽さを味わうことができ、自然の恵みを受けることができる。日本のこのはっきりとした季節の変化が日本人の優れた特質を育んでいるし、季節によって変わる食が、繊細な心とゆかしさを持つ日本人の身体を形成するのだろう」
松下幸之助がモノづくりの上で共感したのが日本の美だと言います。日本人の繊細さや器用さ、食の感性などは、四季によってもたらされていると捉えてていた人物の目を通してコレクションされた作品。四季によって日本人の優れた特質が形成されたと語る一連の作品は必見。
四季をテーマとした約60点の日本画から油彩画。題材は風景や植物、鳥など・・・・
川合玉堂(1873-1957) 竹内栖鳳(1864-1942)
梅原龍三郎(1888-1986)堂本印象(1891-1975)、東山魁夷(1908-1999)
その他の作品
くれぐれも、期間が短いので見逃さないように要チェック!