Bunkamura ザ・ミュージアムで「ミロ展ー日本を夢見て」が開催されています。ミロと日本の関係は、語られてはいたものの、検証はされていませんでした。お互いが思いリスペクトしあう関係。展示された様々な資料から、強い結びつきが明らかになりました。
写真はブロガー内覧会にて本展主催者の許可を得て撮影しております。
展示の概略、章構成、それらの中から気になった作品やミロと日本との関係性を自分なりに考えてみます。展覧会を見る前に得た情報から抱いた印象。実際に見ての感想など「物質性」というキーワードに着目して考えてみました。
- ■章構成
- 1「日本好きのミロ」
- 2「画家ミロの歩み」
- 3「描くことと書くこと」
- 4「日本を夢みて」
- 5「二度の来日」
- 6「ミロのなかの日本」
- 補章「ミロのアトリエから」
- ■鑑賞前のミロの認識やイメージ
- 〇素材との対話
- 〇物質性
- 〇見る前に感じた物質性
- 〇液性によって表現される面と線
- 〇書画一致の日本との対比
- ■鑑賞後に見えたミロ像
- 〇実際に見た印象
- 〇究極のシンプルさの中の複雑さ
- 〇日本のモノが持つ物質性で実験を繰り返した
- ■ミロが見た日本
- 〇ミロのアトリエから
- 〇日本の「モノ」コレクション
- ■《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》
- 〇描かれた背景
- 〇解説によると
- 〇私の目には…
- 〇この絵に関する疑問
- ■物質性を感じたミロの作品
- 〇削り取られたグレー色
- 〇キャンパス地の粗い質感
- 〇描いたものより気になった描く材質
- 〇制作背景をキャンパスの物質性で伝える
- ■ミロは物質性を表現した画家だった
- ■感想・雑感
- 〇ダークホース? 《夜の人物と鳥》《夜の中の女たち》
- 〇描いたモチーフでなく素材に着目
- 〇素材へ誘導されていた?
- 〇描かれた時代背景を知る
- 〇色からの解放、そして…
- ■関連
- ■展覧会について
- ■脚注
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