コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■静嘉堂文庫美術館:岩崎家の歴史と取り巻く自然ともに庭園散策

静嘉堂文庫美術館が丸の内に移転します。 豊かな自然に囲まれた美術館。移転後も庭を見学することは可能だそうです。岩崎家の歴史とともに歩んだ庭、静嘉堂文庫美術館の歴史と合わせてじっくり散策してみてはいかがでしょうか?

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  • ■デッキから望む景色
  • ■美術館横の建物から庭を望む
  • 静嘉堂文庫美術館前の庭
  • ■岩崎家玉川霊廟
  • 静嘉堂緑地の自然
  • 谷戸
  • 静嘉堂文庫美術館へ向かう坂道
  • ■トンボの湿地
  • 静嘉堂緑地への脇道
  • ■丸子川添いの自然
    • 〇バッタの原
    • 〇丸子川親水公園
    • 〇生き物の宝庫
  • ■参考
  • ■脚注・補足

 

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■みらい美術館:究極のガラス芸術 「エミールガレ展」ーフランスの薔薇 大壺ー

みらい美術館で行われている「究極のガラス芸術「エミール・ガレ展」 今回の目玉作品は「フランスの薔薇」大壺です。じっくり見ると様々な魅力が浮かび上がります。学芸員ならではの見どころをじっくり解説していただきました。

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 「フランスの薔薇」大壺 1902年

下記の記事で、エミール・ガレ(以下ガレ)の生前作品や工房作品の見どころをご紹介しました。


今回の展覧会の真打ともいえる「フランスの薔薇」大壺の超絶技巧は、ただ見ているだけでは、その真価はわかりにくいかもしれません。驚愕のテクニック満載です。見れば見るほど、じわじわと魅力が滲み出してきます。展示する側も、いろいろな技を駆使してより魅力を引き出そうとしています。みらい美術館学芸員、野依良之氏に引き続きお話を伺いました。

 

  • ■幻の名作「フランスの薔薇」が横浜に!
  • 学芸員が指南 「フランスの薔薇」の見どころ
    • 〇繊細な蕾 アプリッケ
    • 〇透明度の違うガラスの組み合わせ
    • 〇蕾の表面の加工
    • 〇厚みのあるアップリケ 
    • 〇足の部分の斑紋の妙  
    • 象嵌技法でつけられた葉
    • 〇水滴のような光
    • 〇全面の彫刻 繊細な彫刻 グラビュール
    • 〇マルトレ(ハンマーでたたかれたという意のフランス語)
    • グラビュールの実際の作業
    • 〇ガレ作品の見方が変わる
    • 〇あえて加工しない緩急
  • ■ライティングについて
    • 〇特注ケースを注文
    • 〇目に飛び込んでくるのは、主催者が見せたいところ
    • 〇どんな光で見せる? 自然光を基本
    • 〇ガレの時代の光は?
    • 〇技術を見せる
  • ■ガレの魅力 

 

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■みらい美術館:究極のガラス芸術 「エミール・ガレ展」ー作品解説ー 

みらい美術館で、究極のガラス芸術「エミール・ガレ展」が始まりました。期間は2021.3.5〜6.27。展示は、全てがアール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレ(以下ガレ)の作品です。「幻の名作」と言われていた「フランスの薔薇」大壺も再登場です。

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作品の見どころや、こだわり、技術的なことなど、学芸員の野依良之氏に伺いました。インターネットミュージアムにレポート致しましたので御覧いただけましたら幸いです。

www.museum.or.jp

興味深いお話をたくさん伺い、レポートできなかったことや、感想、補足を交えながら改めてご紹介します。(*個人的な備忘録も兼ねております。)

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みらい美術館学芸員 野依良之氏 工房作品の魅力を語る

 

 

  • ■「みらい美術館」について
  • ■なぜ歯科クリニックの中に美術館が?
    • 〇創設者の思い
    • 〇学生時代に審美眼を鍛えることの大切さ
    • 〇ガレの背景と作品
  • ■存命中の作品と没後の工房作品
    • 〇生前作品も工房作品?
    • 〇展示構成
  • ■生前作品
    • 〇エナメル彩 1880年
    • 〇蘭のコーナー
    • 〇海の生物をモチーフにした作品
    • 〇世界に2つだけの紅葉葉文花器
    • ジャポニスムを感じさせる花器 
    • 〇ガレの集大成
  • ■工房作品
    • 〇大きい作品
    • 〇発色のよい作品
    • 〇細工が繊細
    • 〇大きな作品へさらなる加工
    • 〇風景文の繊細さ
    • 〇スフレ技法の妙
    • 〇ランプ

 

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■横浜美術館:柵瀨茉莉子展 いのちを縫う

横浜美術館のアートギャラリー1で行われている柵瀨茉莉子展|いのちを縫う」の内覧会と初日、ギャラリーには生まれたお子さんとともに会場に立つ柵瀨茉莉子さんの姿がありました。縫い上げた作品が語り掛けるメッセージとは?

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将来活躍が期待される若手作家を紹介する小企画展「New Artist Picks(NAP)」。今回は柵瀨茉莉子(さくらい・まりこ)さんの個展が開催されています。

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当初、2020年3月〜4月の開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で、会期が変更となりました。その間「神奈川文化賞未来賞」を受賞、今後の活躍が期待される若手アーティストです。(神奈川県と神奈川新聞社との共同の表彰)

柵瀨さんの表現手段は「縫う」こと。木や植物、貝殻など、命を持っていた自然の生き物を素材に制作をされています。

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  • ■生き物が持つ命の時間を縫い上げる
  • ■貝の成長の時間
  • ■祖母との思い出を縫い込む
  • ■体験の共有
  • ■自分の進む方向を決めてくれた自然と破壊
  • ■作家も忘れていた記憶
  • ■プライベートな作品から 

 

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■ヨコハマトリエンナーレ2020:関連記事のまとめ

「わからないを楽しむ」を掲げたヨコハマトリエンナーレ2020 コロナ禍の中、開催にこぎつけ、最終日を迎えようとしています。映像が多い、長い。1日じゃ回れない。タイムテーブル、作品リスト、マップがないなど、いろいろな声もありましたが、そんな中、いかに楽しむか‥ 会期中にアップした記事をまとめながら振り返ってみました。

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  • ■映像作品関連
    • 〇映像作品鑑賞方法
    • 〇映像作品のフロアマップ 所要時間 タイムテーブル
    • 〇映像作品の解説パネル&評判ウォッチ
    • 〇全作品鑑賞の雑感
  • ■作品別
  • ■楽しみ方
    • 〇無料で見ることができる作品を下見
    • 〇回り方のポイント
    • 〇わからないを楽しむ
    • 〇ガイドサポータのオンラインガイド
  • ■独学

 

 

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