コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■箸の上げ下ろし 近藤珠實マナースクール 動画より

箸の持ち方、上げ下ろしがわかりやすい動画を探していたら 

近藤珠實マナースクール 新・作法学院 清紫会 今を生き抜く大人たちへ

という動画をみつけました。

 

新しく保育園の先生になる新社会人に向けた講演会です。
後半、音楽に合わせて、箸の使い方をレクチャーされていて参考になりました。

 

 

www.youtube.com

 

 

 ■箸の持ち方 

6:39~  持ち方の解説があります。 


使い方一つにも、日本人の歴史や、周りの人への心使いが現れるといいます。


7:54~  作法と音楽を結びつけ、その心を伝えています
 
     音楽に合わせて、箸の持ち方を身につける。
     これは、保育園の先生には、うってつけ。
     リズミカルな音楽に合わせて、楽しく身につけられそうです。


8:31~  お食事の器の持ち方  箸の持ち方

     日常的にアレンジしたと思われる簡易的な箸と茶碗の持ち方のようです。
     日常の食事で、正式な作法をしていては、
     まどろっこしいく感じていました。時間もかかります。
     人と軽いお食事をするときは、食べるのが遅くなります。

     そこで、基本を抑えつつ、このようなアレンジすればいいのだ・・・
     と理解しました。

     大切なのは、今の時代に合った作法、
     と言われていましたが、その表れだと思いました。


8:54~  お椀の持ち方 両手編

     こちらは、正式な持ち方を、軽快な音楽に合わせて、
     伝えています。


こんな音楽に乗せて、子供に教えると、
知らず知らずのうちに、正しい箸と茶碗の持ち方を、
身につけることができそうです。


近藤先生曰く。

   相手を大切に思うから行動が生まれる。

   究極は優しさ

   優しくなれけば、人生幸せになれない。


                   と結ばれました。


■今を生き抜く大人たちへのメッセージ

そして、前半のお話、とてもよいお話だと思ったので、よかったら、動画を合わせてご覧いただけたらと思います。 


今という時代を生き抜いていかなければならない子供達、
そして大人の私たちにも同じように熱いメッセージを投げかけられています。

見るお時間のない方に、ざっと、書き留めました。

 


以下動画よりまとめ
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子供のを一人前にする
人に迷惑をかけず、人とうまくやっていける。
そんな幸せな子供を育てあげるのが私たちの役目

今は、生む人、育てる人、しつける人、全部が違う。

 

■日本人が忘れかけているマナーや作法の心を次の世代に伝える

自分のことしか考えられないことが嘆かわしい。 

そのことをだれも言う人がいない。

   嫌われる 
   ばかにされる 
   好かれる 
   尊敬される 
   嫌がられる

            すべて自己責任。

やらなくればいけないことをきちんとする
それが私の主義。


■マナーは心の表れ

 時に歯に衣きせず、ユーモアを交え語る。 



形にとらわれた作法が古びて風化することに危機感。

 大切なのは「形ではなく」「今の時代にあった」
 「おもいやり」や「優しさの心」を伝えたい。


■若い世代へのメッセージ

保育園の新入先生にメッセージ 


自分の人生、あなたの人生、
いい人生を送ってもらいたい。

生まれてきました。
「死ぬまで自分を活かす」
その生き方、だれでも平等。


   どんな境遇に生まれても、
   「自分を死ぬまで活かす」


いつ死ぬかわからない。これも平等。
明日死ぬかもしれない
 

  生きていくというのは、
  やなこと
  みっともないこと、
  辛いこと、
  はずかしいこと、
  苦しいこと
  乗り越えていかねばならない。


自分ができるだけ「自分を大切に」
「自分がよかったと思える人生」を、
「自分が守れるところは自分を守って」
これが生きること。


■生きることは、食べること。

それには、お金が必要。 
そのためには仕事につく。

仕事とは人の役に立つことをすること。
人に役にたつから、お金がもらえる。
すべては仕事はお金がからむ。
給料をもらうということは、責任がある。

私は見合うだけのことをしたか。
役にたったか。
このように考えるていくと、仕事を真摯な気持ちでできる。


後半、音楽に合わせて、箸の使い方をレクチャーされています。 




 

■鏡の前に立つ

映る人を他人と思ってニコリ笑いかける。 

3回笑ってから寝る。

自分の心に変化が現れる
かわいい いい顔、好き・・  

それがあなたの一番やさしい顔

鏡の中には「世界一大切な自分」がいる。
その世界一大切な人に向けたほほえみが、その笑顔。

必ず「自分が好き」になれる。

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私は趣味を通して学んだことがあります。 
それは植物を育てることでした。
その趣味から学んだことは「生きる術を知る」ということでした。 


そして、そのことは、一つの趣味から得られるわけではなく、
他の全ての趣味の根本的なものは、
「生きる術」につながっていくのではないかと思っていました。

それが、今回マナーという世界にも共通していたことに、
ビックリしました。

「生きる」ということは、食べること
そこから派生する「仕事」ととの関わり方。

自分を大切にするということは、
自分を好きになること。
そして、究極はやさしさ。


これは私も常々思っていたことだったのですが、
「自分が一番」でいいと思うのです。
自分が一番で、自分を好きになれなくては、
他人に対して優しくはなれないと思うからです。

他人への優しさを一番に置いてしまうと、、
いつか、バランスを崩していまう気がします。

 


受験を控えたお子さんのいるお母さんたちもいると思います。

この時期は、子供が人生のある意味、岐路に立つ場面でもあります。
そこで、何が大切かを、見失ってはいけないのだと思います。


受験に失敗したことによって、
そのあとに出会う人たちが変わります。
それによって、人生の方向が変わって、
思いもかけないよい方向に向かうこともあります。

自分の身の丈にあったコミュニティーというのもあります。
結果は、あとになってみないとわかりません。

受かった人は、その裏で落ちて悲しむ人がいることに思いをはせ、
落ちてしまった人は、それが、振り返ったときに、
逆によい結果となるかもしれません。 

どんなによい学歴があっても、
どんないよい企業に入っても、
生きていく上で大切なことは、他にある。

そんなことを、
箸の持ち方から、教えられた気がしています。


どんな環境の中でも、生き抜くこと。
その知恵を身につけておくこと。


これは、北の国からのワンシーン・・・ 
五郎さんが、雪の中に埋もれ、
その場にあるもので、何がなんでも生き抜こうとしたことから、
学びました。

私が、もし、あのような状況に置かれたとき、
どれだけの知恵を働かせることができるのだろうか・・・・
と考えていました。


  大切なのでは、「知識」でなく
  生き抜いていくための「知恵」だということ。


アポロ13号の軌跡、はやぶさの軌跡。


これらの逸話からも、今、身の回りにあるものを使い、
それらを駆使して、いかに生き抜いていくか・・・・
そんなことを問われている気がしました。

 

「マナー」というのも、「生きていくための術」

いかに生きるか・・・・  いかに生き抜くかの知恵

 

それを知ることができる窓は、いろんなところで開いている・・・・