「怖い絵展」が盛況で、テレビでもその行列が報じられています。行こうと思っていた朝の番組でテレビ紹介。まいったなぁ・・・・ 果たして状況は?
中野京子先生の『印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ』を読んで、その着眼点が面白くて、目からうろこ状態。その後、中野先生が監修される展覧会が開催されることを知り、ぜひ訪れようと思っていました。チケットショップで割安チケットもゲットしたのですが、そのチケットが招待券で11月5日までという期限つき。そろそろカウントダウン状態で、11月に入ったらすぐに行こうと思っていました。が、昨日、上野乗り換えで下車するので、立ち寄る予定にしていました。
■めざましテレビでとりあげられた
朝、テレビをつけていたらたまたま取り上げられているのに遭遇。OAはtwitterでも紹介されていたもよう。
そして明日10月27日には、めざましテレビの「ハヤってますね」でも「怖い絵」展が紹介される予定です。お楽しみに! #怖い絵 https://t.co/98wP0tYC2i
— 「怖い絵」展 (@kowaie_ten) 2017年10月26日
雨のあとの晴れあがった日、しかも朝、放送後となるとどうなることか・・・・ 混雑の運慶展でもお昼どきが、みんな食事に行くので一端、おちつくと聞いています。ところが、混雑状況を確認すると、「怖い絵展」は1日中、待ち時間があるようです。40分、50分、1時間… 30分なら良いほうらしいです。
本日もOAされてました。
【オンエア情報】
— 「怖い絵」展 (@kowaie_ten) 2017年10月27日
明日10月28日(土)午前10:25-11:25フジテレビで、上野「怖い絵」展と怖いグルメツアーと題した特番が放送されます。ぜひご覧ください。 #怖い絵https://t.co/vDqj8OmKDE
■時間調整
アトレ側のアンデルセンで、早めのお昼を兼ねて待機。
10:30・・・・ 60分 11:30・・・・50分 この調子でいけば、40分にはなりそう。12:00になったら40分となりました。この日はたぶん、40分が一番短いだろ思い、上野の森美術館へ。たぶん、40分といっても30分ぐらいで入れるだろう。とたかをくくってましたが、ぴったり40分でした。
■待ち時間
携帯で公式サイトの見どころを見たり… ある程度前に進むと、テントがあって、そこで解説が配られます。それを読んでもいいですが、どうも頭に入ってきません。西洋美術史の基本をよく知らないので、字面を追ってるだけでわかってない感じ。
今回は、内部がとても混んでるらしいので、解説を読むのも大変みたい。音声ガイドにたよることに・・・・
■音声ガイド
音声ガイドは、吉田羊さん。音声ガイドを担当する方との相性ってありますよね。以前、ミュシャ展の女優さんは、どちらかというと苦手というか嫌いなタイプm(__)m ところが、とってもよかったという経験をしたことがあります。女優、俳優さんがはまると、思いもかけない効果が・・・・ 海北友和の俳優さんもうまくて、吉田羊さんは、朝の番組で触りを聞いて、相性悪くないかも! って思いました。
話題の「怖い絵展」。ほとんどの人が音声ガイド(有料)を使う理由 | ホウドウキョク
それにしてもスポンサーがちょっとめにつきすぎ?(笑)
人が多いのでただでさえも疲れます。解説の前までひたすら待って・・・・ 読まずにすむ音声ガイドは楽。音楽もよかったです。
■鑑賞のコツ
とにかく、最初の1章は激込み。どんどん、隙間をぬって奥へ奥へ・・・・ するとちょっとした隙間ができるので、そこからスタートすればいです。章立てには連続性がないので、どこから見ても同じ。メインイベントの《ジェーン・グレイの処刑》から見てもいいくらい。ビデオなどもあり、パネルもあり・・・・ 最後になると、疲れて注意力が散漫になるので最初に見てしまうのもありかなと・・・・
第一印象は、手が子供の手だったこと・・・・ 妙齢の少女・・・ と思っていましたが、てを見る限り、子供のムチムチした手で、全体から感じられる印象よりも子供だ・・・と思ったら16歳とか。指輪は光がつよいのと細かったのか遠目ではわかりませんでした。
6章のこの絵を見てから、逆行してみるのは、マナー違反になるのかわかりませんが、「順番はありません」と言われているので・・・ 流れが違うのでちょっとした隙間ができます。
■感性で見る? 知識で見る?
音声ガイドで最後に流れてきた言葉。
いつのころからか、絵を見るのには知識は必要なく、感性のみをたよりに見ればいいと言われるようになりました。しかし、人物のまなざし、その手がしめす意味、おだやかな風景が違って見えます。
そして中野先生の言葉。人は安全な場所から恐怖を見たり、吸引されて恐怖を感じたいという欲求がある。̪死を感じる時、生きる実感を感じる。
今回は知って見る・・・ということがテーマでしたが、その中でもいくつかは何も見ずに考えてみたりしました。思いもかけないことを思っていたりしておもしろかったです。