コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■滋賀に行ったら「ラコリーナ」ははずせない?!

滋賀県がほこる名物といえば・・・・ なんといっても「琵琶湖」です。では他に何があるか・・・・ 琵琶湖以外の魅力は? 1位が「クラブハリエ」なんだそう。本店が滋賀に存在することが県民にとっての誇りなのだと堂々と語られていました。この番組、てっきりケンミンショーだと思っていたら、「月曜から夜ふかし」だったことがわかりました。

 

2015.6.6    2:35 あたりから

www.youtube.com

 

 

 ■滋賀県の代表? 「たねや」グループ

〇三方よしの息づく土地柄

滋賀には2009年頃に何度か訪れています。デパートで扱われている「たねや」や「叶匠寿庵」の和菓子の本社のある県という認識でした。そのおいしさの秘密が、現地近江に行って、わかった気がしました。近江地方に伝わる「三方よし」という考え方。売り手も、買い手にもよくて、社会貢献ができる。そんな理念が息づいているようです。

 

〇「たねや」がカンブリア宮殿

その後、2012年に、クラブハリエの母体である「たねや」がカンブリア宮殿で紹介されていました。

2012年8月16日 放送 たねや 社長 山本 昌仁 (やまもと・まさひと)氏 |カンブリア宮殿: テレビ東京

 

それを見ていて書いたたねやの口コミ⇒たねや:雅(みやび)と鄙び(ひなび)

その番組内で、たしかテーマパークを作るといった構想が語られていた記憶があります。それが「ラコリーナ」だと思われます。

 

 

〇テーマパーク構想は「長寿の郷」(叶匠寿庵)の二番煎じ?

その時に思っていたこと。滋賀にはもう一つ有名な和菓子、「叶匠寿庵」があります。そこには、長寿生の郷(すないのさと)という、よい原料を求めるために、自ら生産をする農工一体の理想郷のような場所が形成されていました。和菓子は自然に学びそれを具現化していくとう考えのもと・・・・

   ⇒叶匠寿庵 長寿生の郷(すないのさと) 三方よしが息づく場所

 

なんだかそれに対抗した二番煎じ的なものに感じていたのでした。

 

 

滋賀県民が誇りに思うクラブハリエ

滋賀県民が胸をはって、琵琶湖に次ぐ魅力的な場所と語るクラブハリエ。それがどんな場所になっているのかということがずっと気になっていました。

 

一時、ちょっとしたバームクーヘンブームがあって食べ比べをしていた時、クラブハリエを知りました。本社はどこなんだろう…と思った時に滋賀だったことがわかりました。

 

クラブハリエB-スタジオ横浜高島屋展:最初と味が変わったのは

クラブハリエB-スタジオ名古屋高島屋展:バームクーヘンよりも生クリームがおいしい

  

 

〇滋賀のたねやグループ

そんなお店が滋賀県民の誇りにまで成長しているようです。滋賀には「たねや」グループの主要なお店がいくつかあります。 


◆守山のたねや:イングリッシュガーデンに囲まれケーキバイキングが有名 
守山玻璃絵館|滋賀店|店舗のご案内 | たねや

 

◆守山のフランス菓子。
W.ボレロ(ドゥブルベ・ボレロ) - フランス洋菓子専門店 - 滋賀県守山市


◆2015年オープンの旗艦店
ラ コリーナ近江八幡 | たねや

 

近江八幡日牟禮(ひむれ):町家風の建物でお食事

近江八幡日牟禮ヴィレッジ|滋賀店|店舗のご案内 | たねや

  

彦根のクラブハリエのパン専門店。

クラブハリエのパン専門店 J'oublie le temps(ジュブリルタン)

 


いろいろありすぎてどこがいいのかわかりません。とりえずレンタカーを借りて行けるだけ行ってみようと思っていました。琵琶湖に来て、ほかにもいろいろ見たいところがあるのですが、それらを差し置いて、第一目的がたねやグループというのも、なんとも…ですが。一企業が県民にあれだけ一押しされるというのは、きっとそこに何かがあるのだと思います。それが何なのか知りたいという興味の方が上回ったのでした。

 

守山破璃離絵館には、ケーキバイキングがあるようです。ところが、かなり並ぶらしいとのうわさ。それにそんなに食べられないというこもあり守山破璃絵館はパスして、目指すは近江八幡日牟禮ヴィレッジ。

 

その前に石山寺に立ち寄りました。ここが思いの他、広くて時間をとられてしまいました。お昼になってしまい、近江八幡ここからナビで1時間ほど。急いで向かいます。途中ではこんな景色に遭遇。

 

平坦な平原の中に、突如現れた林  これは鎮守の杜?

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よく神社の回りには鎮守の杜が…と言われますが、こんな唐突に出現するものだとは思いませんでした。八幡様にいよいよ近づいているということでしょうか? 途中、いくつかの神社とのどかな田園地帯をぬけて到着。 

 

 

■クラブハリエ 日牟禮(ひむれ)館 

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 ここが、あのクラブハリエ 日牟禮館。バスのツアーの立ち寄り場所でもあるようです。おみやげ袋を抱えた人が出てきます。到着したのはお昼を回った13:00頃でした。ちょっと中を散策。

 

▼日牟禮カフェの庭

店内の奥にはカフェがあって、素敵な庭が広がっています。

 こちらのカフェには、食事のメニューはないとのこと。

 

 

▼2階 日牟禮サロン お菓子教室

2階にお手洗いがあり、そこには、お菓子教室があって、廊下には表彰状がずらりと並んでいました。

 こちらでは、ライバル企業にもノウハウは出し惜しみしないそうです。教室を開いていて作り方、レシピを聞かれれば教えるという方針。ここからたくさんのパティシエが巣立ってクラブハリエは、全国に広がっているのでしょう。受賞歴がいっぱいです。

 

たねや 日牟禮乃舎

こちらの建物を出ると道路を隔てた向かい側は

 

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手前はクラブハリエの駐車場

 

その奥が和菓子の「たねや」です

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〇つぶら餅が焼かれるのを見ながらの待ち

店内に入ると若干の待ちが…  ガラスケースで焼かれているタコ焼きのような「つぶら餅」を見ながら、待ち時間に食べようか迷いながら待っていると、ほどなくして案内されました。2階の席へ…

 

まずは、冷たいお茶 器にもこだわり?

 ▲メニュー               ▲お付きの菓子(ここの限定販売品)

 

おばんさいが7品と3品のものをそれぞれ頼みました。 

 

 

たねや膳  2700円

近江のおばんざい七品  おこわ(米どころ近江の餅米使用)汁物、香物

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                          トマトゼリー

汁物          赤こんにゃく 冬瓜   玉蜀黍のご飯

 

一つ一つが丁寧に仕上げられていて、素材も吟味されているようです。地元の方も多いようで、日常の生活の中で今日は、「たねや」さんでお食事・・・・と、繰り返し利用されていると思われるお店。観光客相手の一過性でない、きちんとしたお料理を出されている感じです。味は京風。薄味で好みでした。滋賀ってこんなに味付けが薄いんだ… と思ったくらい。

 

トマトゼリーがおいしかったです。たねやさんに確か、商品としてあったと思うのですがそれとは違いますとのことでした。たねやさんの「オリーブ大福」についてくるオリーブが一人、一本ずつ提供され、「おばんさい」やトマトのジュレにかけて食べて下さいとのこと。おばんさいにオリーブオイル? と思ってしまうのですが、これがとても合いました。

 

大福にオリーブオイル。このオリーブオイルがすぐれもの。大福にかけずにオリーブオイルで使った方がいいと思ったくらい。単品売りしていたのでお土産に買ってきました。

 

 

〇デザートにつぶら餅

つぶら餅             器

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入口の待合のところで焼かれているつぶら餅。待ち時間に食べたくなってしまうのですが、これからお食事だし‥‥ と我慢していたら、食後のデザートに登場。ちょっとうれしい。器もいろいろバリエーションがあって楽しませてくれます。

 

 

〇「たねや」は「種家」

外に出ると入口前には植物が・・・・

 農芸部門もあるようです      たねやは「種家」さんだったことを知る

 

滋賀の人が、クラブハリエ(たねや)を誇りたくなる気持ちがなんとなくわかった気がしました。

 

再度、クラブハリエ 日牟禮(ひむれ)館に戻り、焼き立てバームクーヘンのことを聞くと、以前はこちらで提供していたのですが、今は、「ラコリーナ」という場所に移ったとのこと。結構、並びますという話を聞き、そちらへ。歩いていけるのかと思ったら20分ほどというので、車で・・・・

 

 

■ラコリーナ近江八幡

駐車場に車を入れて敷地内に入るなり、何だこれは! 状態・・・・

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建物の屋根が緑で覆われた屋根。夏の暑さをしのぐために屋上緑化や壁面緑化が進んでいますが、こんな緑の屋根は初めて。屋根だけでなく建物全体が自然の中に溶け込んでいます。

 

これがあのカンブリアで言ってたテーマパーク? 

 

しかも自然の中で遊ぶがコンセプトでしょうか? 贅沢な敷地の使い方です。

近づいてみるとさらに驚きます。屋根からは水がしたたり落ちているのです。山間を吹き抜ける風が通ると冷却効果があるようで、

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軒下のベンチに腰を下ろしている人は気持ちがよさそうです。

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〇店内の様子

  ▼寄付金の一覧もセンスがいいです   ▼天井

 ▲型枠がディスプレーされてオブジェのように

 

 焼きたてバームクーヘンは大行列。2階のカフェも、かなりの時間待ちです。行列のなかったすぐに食べることができるどらやきソフトに… 

 

 ▼どらやきソフト           ▼ゴミ箱はミルク缶

 ▲焼きたてバームクーヘンなどは大行列  ▲イベントのお知らせ
 パウムソフトもここに並びます

 

これで施設は終わりだと思って、ここだけで帰ろうとしていました。が、さらにその先に施設があることがわかり、駐車場まで来て車に乗り込もうとしていたのですが、再度、舞い戻りました。。 

 

 ラコリーナ全体マップ   ラコリーナの未来図

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メインショップの奥には扉があって、その先にはこんな世界が広がっています。

うっかりその先があることを見逃して帰ってしまうところでした。

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回廊の中はこんな感じ

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〇稲作が行われています

山並みのふもとには稲が植えられています

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棚田もあります

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ガラガラが取り付けられていて紐をゆすると音がでます 。
鳥よけでしょうか? 素朴・・・・

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 ここが本社 一般客は立ち入り禁止  ▼

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屋根は約2,500枚の銅の板が合わさってできたものだそう 社員も一緒になって噴き上げたらしい…

 

ところどころに、どこでもドアのようなオブジェ…

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〇フードガレージ 

赤い車が目にとまります  ここはコンテナショップ 2016年7月オープン

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近づいてみると車内に樹が!       屋根がぶち抜かれて突き出しています 

遊び心がいっぱい

 

コンテナショップの中もまた、遊び心があって、おしゃれ。商品ディスプレーも、洗練されています。このテイスト、きっと社長さんの趣味全開の世界なのだと思います。たしか昔、やんちゃしていたって語っていたような記憶が…

車の上に、ロフトに…         この車の中に商品が陳列されています 

 

仕事に趣味に・・・・ なんだか楽しんでいる感じが伝わってきます。

 

 

〇カステラショップ 栗百本

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栗の木が100本以上使われているというカフェ

ここのメインアイテムはカステラ  こちらは比較的空いていてすぐに入れそうだったのですが、ここにお店があるなんて知らなかったから…

 

 

田んぼから建物を望むと・・・・

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八幡山のふもと、自然の中にすっぽり溶け込んでしまっていました。

 

一企業が作り上げた世界。都会ではぜったにできない土地の使い方。こういう使い方があるんだ…となんだかいろいろなことが浄化されていくようでした。叶匠寿庵の二番煎じをしようとしている・・・・なんて当初、思ってしまったのが申し訳なかったです。

 

「お菓子づくりの原点は自然に感謝すること」がモットーだそう。

 

レオナルドの自然に学ぶ・・・・が息づいている企業。いつも自然とともによりそって考える。スタッフ自らこの景観を保つために手を入れているそう。田んぼや畑、小川・・・・ そこで育てるお米に野菜。それらを訪れる人たちと収穫するというイベントも行われているそうです。

 

  ⇒ラ コリーナ近江八幡とは?|ラ コリーナ近江八幡 | たねや

 

 

 

■参考

【ラ コリーナ近江八幡「たねや」のフラッグシップ店:天竜杉で作る、浜松自宅カフェ日記:So-netブログ

ラ コリーナ近江八幡 | BLOG | 一級建築士事務所|荒谷省午建築研究所 Shogo ARATANI Architect & Associates