コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■茶碗の中の宇宙:割引チケット・終盤の混雑状況 館内利用のコツ

国立近代美術館「茶碗の中の宇宙」の会期が5月21日に迫っています。今回の展示は2度と開催できないという触れ込みです。割引チケットや残りわずかの終盤の混雑状況。館内を利用するにあたって、ロッカーや食事レストランの参考情報や、収蔵品展の利用のコツなどを紹介します。

 

 

■割引チケット 

 東京国立博物館の「茶の湯」の共通チケットがあり、それを購入していました。

 

共通チケットの詳細いついてはこちらで紹介しています。

  ⇒■「茶碗の中の宇宙」&「特別展『茶の湯』」がコラボのお得なチケット - コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

 

 

買ったはいいものの、行きたい美術館があっちにもこっちにも・・・・ 少しでも安くなればと前売りを買ったり、共通券を買ったりしていましたが、予定をこなせず、草間彌生展もぎりぎり。根津美術館の「燕子花図と夏秋渓流図」の講演会があって、京都国立博物館にも行きたい・・ 

東京近代美術館は、常設展も見ごたえがあるので、金曜日の時間延長を狙っていたのですが、会期最後の金曜は予定が入ってしまい、行くとしたらこの日しかもうない! ということで、昨日、行ってきました。

 

 

■会期終了間際の混雑状況 

入館したのは午前11時、ちょっと前ぐらい。混雑はそれほどではありませんが、ケースの前に人の列が部分的にできています。ノーストレスでスムーズに、見たいように見たいところが見れるわけではありませんが、気にするほどではありません。立ち止まって進まないという状況は発生していますが、空いているところを見ていればいいので、問題はありません。午後になってくると次第に混み始めました

 

激込みの展示会を何度も経験していて、「会場内は大変混みあっています」というアナウンスが頻繁に出ていたミュシャ展や草間弥生展でも、そうかなぁ・・・と思った程度なので、この状態は問題はありません。

 

ちょっと客層がいつもの美術展と違っていたような気がしました。お茶をたしなんでいると思われる女性グループを多く見かけました。お茶の心得のある方は、茶碗をどように御覧になるのかな? というのは興味のあるところでした。また、陶芸をされているのだろうと思われる男性の方は、ガラスケースの中を角度を変えて御覧になっていまsた。また、スーツを着た若い男性のグループもいて、社員研修で見学せよという指令が出たのかなぁ・・・などと想像していました。(法人登録のようなものがあるみたいです。

 

 

■ロッカーは入って右手  

ロッカーの場所が目に入らず、最初はそのまま入館してしまいました。館内の鑑賞者も手荷物を持っている人が多かったので、ここはロッカーがないか、少ないんだ・・・と勝手に理解していました。

 

伺ってみたら、入り口を入って、進行方法の逆方向にロッカーがあり、目に入らない位置でした。おそらく初めての方は、知らずにそのまま入ってしまうのかなと思われました。

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↑ 企画展の入り口があって      ↑ 振り返るとロッカーが

 

 

 

■予備知識 予習

東博の「茶の湯」展でちょっと・・・

茶の湯のことは知りません。楽茶碗、15代すてべてが・・・と言われてもよくわからないし、それだけを見せられても・・・と思っていました。昨今の展示会は「茶の湯」関連が目白押しですが、とりあえず、曜変天目茶碗を見ればいいや・・・と思っていました。東博の展示でざっと見た程度。

 

ところが、15代の方が、これと同じような展覧会を開くことは難しいと言われているということ。(そういう言葉に弱い・・・)そして、同時期にまとめて見ておくと、時間を置いて見るよりもいいのではないか・・・と思ったので乗りかかった船みたいな感じで行ってみることにしました。

  

 

〇ミュージアムショップで関連書籍

ミュージアムショップでみかけた、千利休の功罪」という本をチラ見したり・・・ 楽茶碗関連書籍をぺらぺらめくってみたり・・・

 

〇初代幸次郎 黒楽茶碗 万代屋黒(もずやぐろ)

3Dスキャンをしてプリンターで再現された長次郎の茶碗「万代屋黒」を手にしたり・・・・

 

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〇収蔵品展 4階の「情報コーナー」に図録

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収蔵作品展4階の情報に図録があります。企画展をざっと見たあとに、図録を見たり。

 

 

〇家系図があると便利

樂焼 RAKU WARE|歴史 - 樂家系図 をプリントしておくと、家系図を見ながら鑑賞のお供として役立ちます。

 

 

 

■音声ガイドは借りるべき  

〇利休の妻を演じた中谷美紀さんのナレーション

音声ガイド、なかなかよかったです。プレイを推した直後に流れる音が心地よく、この最初の音がいいと、内容もいいことが多いです。中谷美紀さんのナレーションも、「よくわからないけど、何かが違う」と思ったら、映画で利休の妻を演じ、楽茶碗でお茶をたてたことがあるのだそうです。そういう方のナレーションは味わい深くて、聞いた途端、それが伝わってくるのだと思いました。

 

〇十五代当主吉左衛門氏 特別インタビュー

そして、噂には聞いていましたが、十五代当主吉左衛門の言葉が、スペシャルトラックされています。重々しい語りかと思っていたら、意外にも肩の力の抜けた感じなのですが、神髄をズバリとおっしゃっていました。逆に力が入りすぎていないところが、真の悟りを得た境地のようで言葉が重くすごみさえ感じました。

 

〇音声ガイドはいつ借りる?

最初に、楽茶碗展を一巡して見てから、所蔵品展を見て、食事をし、所蔵品ガイドにに参加して、16:00ぐらいからまた再入館しました。再入館の時に音声ガイドを借りたのですが、閉館まで、1時間・・・ 一度、見てるし全部、聞くことはできるだろう・・・と思っていました。しかし、新たにじっくり見たいことや、メモを取ったりしていたら、全部聞くことができずに閉館の時間。せっかくの当主の言葉をすべて聞けなくて残念なことをしてしまいました。せめて、先に当主のお話だけでも、聞いてしまえばよかったと悔やまれます。こんなことなら、最初からガイドを借りて聞いておけばよかったと・・・・

 

 

■再入館について

いろいろ、決まりが複雑みたいでめんどくさいです。入館前に外にいるスタッフさんに確認したのですが、どうやら、その場その場の判断が、状況に応じて行われているような印象でした。

 

〇基本「茶碗の中の宇宙」を見て収蔵品展を見学したあとの企画展は入館できません。

〇ただし昼食のカフェ・レストラン利用のあとは、その旨を言えば再入場可能

 (2階のカフェレストランへは、ノーチェックで出ることができ、入る時にチケット提示)

〇収蔵品展は何回も入館ができます。

(と言われましたが、共通券の裏には不可とあります。
 チェックのところでも再入場許可書が必要みたいな対応でした)

〇14:00~のギャラリートークに参加したい場合は、再入場可能なチケットを発行できますと言われていました。

                 ↓ これは「楽茶碗展」の許可証

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↑ 共通券 収蔵作品展 入館後    ↑ 企画展の再入館スタンプ

 

 

■レストラン・カフェ

ミクニシェフのレストラン

  ⇒「フレンチレストラン | ラー・エ・ミクニ | 東京都近代美術館

 本館2階に三國プロデュースのレストランがあります。フレンチとイタリアンの融合。予約が必要のようでした。

 

〇カフェ

2階テラスに軽食がとれるコーナーがあります。カレーやマフィン、フィナンシェなどが提供されています。お昼を外すとカレーは売り切れで、マフィンやパウンドぐらいしかありませんでした。

 

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■鑑賞計画

〇企画展をざっと見る・・・(退場の際、館内でスタンプを推してもらう)

(館内を出る前に押してもらう。スタッフがどこにいるかわかりにくいので注意。ミュージアムショップでスタンプは押せません。外の受付でお願いしたところ、本来は館内で押すように・・と)

〇午後に行われるの「MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド」の前に、所蔵作品展をざっと一巡

〇食事

(テラスに出る時は、券の提示はしなくてもよいが、再入館の時に、チケットを提示)

〇「所蔵作品展」の写真撮影に

「〇所蔵作品展の」ギャラ―トーク 14:00~15:00

〇茶碗展の不明な点を図録で確認(4階) 

〇音声ガイドを借りて茶碗展にもう一度入館

 

ざっと見てから、じっくり見たい場合など2度利用する場合は、チケットの再入場の関係で、鑑賞の順番の計画を立てておく必要があります。再入館の手続きなどを考え、どういう順番で見たらいいのか・・・・あれこれ考えていました。が、窓口でその旨を言えば、対応していただけそうでした。

 

 

■所蔵品展の「所蔵品ガイド」はおすすめ

何もわからない状態で参加する方が楽しい。事前に一巡するときは、解説を読まないこと。集合場所に行ったら、その日に鑑賞する絵が、提示されていました。

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 ↑ ここにガイドに取り上げる作品が掲載されていました。

 

その絵だけ見ておいてもいいですが、事前にみなくても大丈夫です。所蔵品ガイドが終わってからは、企画展の楽茶碗に集中したいので、常設展で見たいものや撮影したいものは、食事前に済ませてしまう方がいいと思います。

 

  ⇒MOMATガイドスタッフによる所蔵品ガイド | 東京国立近代美術館

 

参考:東京国立近代美術館の一味違うガイドツアー|MC's Art Diary

    こちらで、対話型鑑賞スタイルのガイドツアーをしていることを知りました。

 

 

■工芸館展示は無理

そんなわけで工芸館には行けませんでした。チケットは当日限り有効なので、すべてを見る時は、効率的な見学が必要。

 

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↑ 使えなかったチケット

 

 

 

東博とのシャトルバス

東博と近代美術館の間を、シャトルバスが行き来しています。

 

時刻はこちら⇒開催概要・アクセス | 茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術

 

 本数が1日に4本なので、時間を計画的に練って決めておいた方がよさそうです。

 

 

 

 

ちょっとした裏技利用:

チケットの半券があれば利用できます。上野方面に帰られる場合は、交通手段として利用されている方がいらっしゃいました。上野で茶の湯を見ることが絶対条件ではなさそうなので・・・  堂々紹介してもいいのかわからなかったので小さい文字で・・・・ 最終バスは15:00

 

 

 

■まとめ・利用ポイント 

〇企画展の入館をすると、所蔵品展と工芸館の見学ができるチケットがついてきます。

〇チケットは当日限りなで、有効利用するなら計画的に。工芸館は少し離れています。

〇所蔵品展で毎日、14:00から行われている所蔵品展ガイドはおすすめ

東京国立博物館と共通チケットがあり、シャトルバスもあるのでので
 両方を見る時は、バスの時間をあらかじめチェック(1日4本)

〇音声ガイドは、15代当主の生の声が聞けます。中谷美紀さんの解説も要チェック

〇長次郎作『万代屋黒』の複製を手に取れます(3Dプリンターにて再現)
家系図をプリントして持っていくとよい  樂焼 RAKU WARE|歴史 - 樂家系図

 

 

 

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