コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■2017 展覧会 ベスト10

2017年の美術展 行ってよかったベスト10を選んでみました。

順位を決めるのってなかなか難しいので、何を基準に選ぶかを、自分なりのポイントを絞ってみることにしました。

 

美術鑑賞の面白さは、新たな知識や視点をもたらしてくれたり、全く違う何かとつながっていく面白さだと感じています。あるいは、長い間、理解できなかったことがやっと理解できたという満足感だったり・・・・ 

 

ということで、見る前と見た後、自分の中の変化が大きかったこと。その後の鑑賞に大きな影響をもたらしてくれたということをポイントに、リストアップしてみました。

 

  • ■1.海北友松展
  • ■2.天下を治めた絵師 狩野元信展
  • ■3.国宝展
  • ■4.ミュシャ
  • ■5.あこがれの明清絵画
  • ■6.びょうぶとあそぶ
  • ■7.特別展「茶の湯
  • ■8.かおりを飾る~ 珠玉の香合・香炉展
  • ■9.名刀礼賛-もののふたちの美学 
  • ■10 ジャコメッティ
  • □ラスコー展
  • □挿絵本の楽しみ
  • □浅井忠の京都遺産
  • □デザインの解剖展
  • 南方熊楠 100年早かった智の人
  • □典雅と奇想―明末清初の中国名画展
  • ■後記

 

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■南方熊楠:「南方熊楠」関連情報のかけらを整理(自分用覚書)

南方熊楠について、これまでの断片的な記憶と、絡まっていた糸をほどくための自分用メモ。

 

  • 南方熊楠を知ったのは
    • 〇2005年 庭園美術館の「庭園植物展」で
    • 〇キノコの研究で紹介
    • 〇「イチョウ」の研究をしていた? 
  • ■粘菌との出会い
    • 〇キノコって何? 真菌? カビの仲間? ところで粘菌って何ですか?
    • 〇変形菌(へんけいきん)
    • 〇変形菌って、庭のニョロニョロしたもの?
    • 南方熊楠=粘菌研究者
    • 〇雪村の波濤表現の先で「粘菌」に出会う
  • ■大津絵と民族学 そして南方熊楠
  • ■「万能の人」としての「南方熊楠
  • 南方熊楠の思考法 
    • 〇ボーダレスな情報収集
    • 〇時代が生んだ人?
  • ■野生展で南方熊楠
  • ■科学博物館 「南方熊楠-100年早かった智の人-」 
    • 〇南方マンダラ
    • 〇熊楠の取り組み Kumogle
    • 〇熊楠のデータベース
    • 〇熊楠の情報処理
    • 〇「十二支考 虎」の思考チャート
  • ■粘菌とは何かが解明
    • 〇粘菌の系統図
    • 〇変形菌ライフサイクル
  • ■「和漢三才図」を写筆
    • 〇「挿絵本の楽しみ」からつながっていた熊楠
    • 〇復稿マップ 
  • ■論文を発表しないのは 
    • 〇「狂気に陥らないため」ってホント?
    • 〇肩書の世界が嫌い
    • 昭和天皇との交流 
    • 〇むやみに新種を探すことに価値を見出さず、"新種さがし"をむしろ軽蔑
  • 南方熊楠の病跡学 
    • 〇「てんかん」という病気と熊楠
    • 〇実は病気に対して客観的な目を持っていたのでは?
    • 〇病気との関係
    • 〇「てんかん」は今は、神経疾患 
    • 〇「狂気」と「平静」の使い分け
    • 昭和天皇へのご進講
    • 〇「自分が心に病を抱えていることを知っていた」
    • 〇「現実」と「想像」の行き来
    • 〇「ゲシュヴィント症候群」「サヴァン症候群」では? 
  • ■楽しみのポイントが違う
    • 〇過程を楽しむ
    • 〇楽しむことは本質、才能 
  • ■熊楠の理解の変化
    • 〇2006年(18年) 企画展「南方熊楠ー森羅万象の探求者」
    • 〇2017年「南方熊楠-100年早かった智の人-」
  • ■企画展の感想
    • 〇「情報提供」とは何か?
    • 〇「操作」「処理」も含めた情報提供
    • 〇「智」とは何か?
    • 〇その先にあるもの「南方マンダラ」
  • ■追記
    • 【2017.12.27】気が付けば熊楠と同じ手法?
    • 【2017.12.27】南方熊楠を特別視しない 他にもいる 
      • 灘高校の国語教師の教え
      • 〇志村史夫の思考
      • 〇だれもが入口にはたどりつける思考
      • KJ法が同じようなもの?
    • 【2017.12.27】粘菌という生物の位置づけ
    • 【2017.12.31近代科学と古代仏教の統合
  • ■参考・関連
  • ■関連
  • ■脚注 

 

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■三十三間堂:風神雷神像 俵屋宗達の《風神雷神図屏風》と見比べてみた

国宝展で展示された俵屋宗達の《風神雷神図屏風》 このモチーフとなったのは、三十三間堂にある《風神雷神図像》と言われています。国宝展で展示されている京博のお隣という位置関係だったので、合わせて見てきました。

 

 

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■国宝展:俵屋宗達 《風神雷神屏風》

今回、国宝展に訪れたのは宗達の《風神雷神図屏風》を見ることが一つの目的でした。2年前の「琳派 京を彩る」で、3つの風神雷神図屏風を見ました。その後、風神雷神図を場所を変えたり、違う作者のものを見てきたのですが、いくつか確認したいことが出てきました。 

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俵屋宗達 《風神雷神図屏風》 

  

  • ■《風神雷神図屏風》鑑賞の歩み
  • ■実際に再会して
    • 〇見上げるように見えたのは‥‥
    • 〇色が薄く見えたのは
    • 風神雷神の目はどこを見ているのか?
    • 〇下地に金箔のない宗達の《風神雷神図屏風
  • ■1対1の対峙
  • ■関連 

 

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