コロコロのアート 見て歩記&調べ歩記

美術鑑賞を通して感じたこと、考えたこと、調べたことを、過去と繋げて追記したりして変化を楽しむブログ 一枚の絵を深堀したり・・・ 

■鈴木其一:《風神雷神図襖》のトリビア

根津美術館にて、細見美術館の岡野智子氏による講演会が開催されました。昨年、サントリー美術館で見た作品についての解説があり、《風神雷神図襖》について疑問に思っていたことの答えが、講演会のお話の中にあったので紹介します。

 

  • ■講演会の概要
  • ■《風神雷神図襖》の新知見
    • 〇新知見1:絹本というのは本当?
    • 〇新知見2:襖の配列は、実は・・・・
    • 〇新知見3:襖は開くものと考えたら
    • 〇新知見3:襖に傷がないということは?
    • 〇新知見4:中央に黒いベルトのようなもは何?
  • ■抱一の《風神雷神図屏風》の違和感
  • ■感想・まとめ

 

続きを読む

■鈴木其一:《風神雷神図襖》鑑賞の変遷記録 & 抱一の《風神雷神図屏風》

根津美術館岡野智子氏による講演会「其一と光琳が行われました。その中で其一の風神雷神図襖》の解説があり、新知見がいっぱい! それに先立ち、昨年の鑑賞記録と、抱一の風神雷神の第一印象などを、食べログ日記から一旦、掘り起こして思い出しつつ、講演会のお話と合わせて比較してみようと思います。

 

  • ■【2016.11.07記】サントリー美術館で見た其一の《風神雷神図襖》
  • ◇8枚の襖はどう展示され、どう描かれたのか?
    • 〇私は絹に描いた! 宣言
    • 〇雲の墨表現
    • 〇ワイド画面の効果
    • 〇8枚の襖はどんなところに設置?
    • 〇襖絵の中央部分の観察
    • 【追記】(2016.11.9) 東京国立博物館の「禅」の展示の襖絵
  • ◇表裏の構造だった! 
    • 〇音声ガイドによると
    • 【追記】表と裏の分離を見抜く方法はあったのか・・・
    • 〇いつ、どこで分けられたの?
    • 〇なぜ其一は表裏に?
  • ◇構図・ディティール
  • ◇描き方・その他の風神雷神
    • 〇どうやって描いたのか
    • 【追記】(2016.11.08) 絹地のサイズ 
    • 〇その後の風神雷神
  • ◇(2016.11.07)鈴木其一展の《風神雷神図襖》を見る前の印象
  • ■【2015.11.06】抱一の《風神雷神図屏風》を初めて見た時の印象
    • 〇初心者にもわかる格の違い
    • 〇江戸琳派、京琳派の差?
    • 〇模写の繰り返しによる劣化?
    • 〇キャラクターによるもの?
  • ■【2017.05.14】抱一に対するの見方の変化

 

続きを読む

■鈴木其一:夏秋渓流図屏風

現在、根津美術館で特別展「燕子花図と夏秋渓流図」が行われています。昨年、サントリー美術館で行われた鈴木其一展で、この《夏秋渓流図屏風》を見ました。館によって 展示の高さの違いがあったり、会期によっても変わったりと面白いことに気づきました。

 

現在行われている根津美術館の展示を見る前に、その時の記事を、食べログ日記から移動しました。今回の展示はどのような展示がされているのか。そしてサントリー美術館で見た時のに発見した金表現の秘密・・・疑問は解決できるでしょうか?

 

  • サントリー美術館展示 事前に受けたレクチャー
    • 【制作の背景】
    • 【特筆点】
    • 【旅の目的】
    • 【他の作品からの影響】
    • 【画風】
    • 【追記】2016.11.13 ■執拗なまでの苔 
  • ■水の勢い
  • ■《夏秋渓流図屏風》の水の勢い
    • 〇最初に見た印象は・・・
    • 〇さらに視線をさげると
  • ■岩の金色の効果
  • ■ベストポジション探し
  • ■展示の仕方が変わっていた 
    • 〇屏風の高さが違う!
    • 〇展示方法は変化する
    • ■金地の違い
    • 〇御舟の屏風から糸口発見
  • ■見る方向を変える
    • 〇《夏秋渓流図屏風》を左右から見る
    • 【左右から見て成立する屏風の構図の描き方】
    • 〇右隻 左隻を独立させその中央で見る
  • ■メモ
    • [右隻]
    • [左隻]
    • 【リアルと非現実の拮抗】
  • ■私がみつけたビューポイント
    • 〇左右の屏風の中央に位置し、座位からさらに低い目線で見る。
    • 〇右隻 左隻それぞれの中央で屏風の手前からの位置。
    • 〇《夏秋渓流図屏風》を左から鑑賞
    • 〇アンバランスの同居
  • 【追記】屏風の枠の色
  • 【参考】2016.11.12 谷村文庫より『癸巳西遊日記

 

続きを読む

■草間彌生展:スタートに戻って新たに見えてくるもの

 草間彌生の全体を見てから、再度、広い会場《わが永遠の魂》の作品を見ると、最初に見た作品とは違うものが目につきます。撮影したいと思う写真がなかったのに、撮影を始めていました。それらには共通点するテーマがありました。それは「死」です。

 

  • ■巨大作品の展示法 
  • ■2回目に気になった作品
    • 〇《自殺の儀式》
    • 〇《わが死の祭壇はかくのごとく》
    • 〇《魂が体から抜けていく》
    • 〇目に止まった作品の共通点は・・・
    • 〇生と死は表裏一体
    • 〇自らの命を絶つことを繰り返す
  • 精神科医の存在
  • ■作品と病の関係
  • ■原始の本能
  • 草間彌生の言葉とまとめ
  • 草間彌生 関連
  • 草間彌生関連 参考サイト

 

続きを読む

■草間弥生展:【感想】現在につながる過去の作品 かぼちゃの歴史

膨大な作品《わが永遠の魂》の会場のあとに続く第二部 20世紀の草間作品。初期の松本時代から、ニューヨークに渡って東京へ戻り、20世紀を走り抜けた60年間を回遊しながら追体験します。そこには、第1部で見た作品のモチーフが、形を変えて見え隠れします。

 

  • 第二部:20世紀の草間彌生
  • ■2. 初期作品
    • 〇《太陽》
    • 〇《残夢》【4】
  • ■3.  ニューヨーク時代(1957-1973)
    • 〇ネットペインティング
    • 〇コラージュ作品
    • 〇男根をモチーフ 
    • 【追記】2017.05.11 男根をモチーフにした理由
  • ■4.  21世紀の草間彌生(2)
    • 〇南瓜との出会い
    • 〇 なぜ南瓜なのか・・・・
    • 〇  無限の鏡の間
  • ■5. 帰国後の作品(1970-2000)
    • 〇東京時代(1973-1990)
    • 〇《太陽の雄しべ》No84 (1989年)
    • 〇人間の本能
    • 〇我ひとりゆく
    • 〇《天上よりの啓示》
    • 〇黄樹 
    • 〇かぼちゃ
  • ■コーナーの感想とちょいまとめ
  • 草間彌生 関連
  • 草間彌生関連 参考サイト

 

続きを読む